Genzooのブログ

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アメリカの「HUAWEI」の排除は昔どこかで見たことが

2019-05-22 23:01:32 | Memories
今回の「HUAWEI」潰しのニュースを聞いて、この業界に関与していた人間はデジャブを見ているように思う人が少なからずいると思います。

HUAWEI

1980年代に「TRON」というOSがあり国産OSとしてまだWindowsが出る前に開発されており、国が国産OSとして採用するところまで話が進んだのですが、今の「HUAWEI」と同じようにアメリカのスーパー301条という規制で潰されました。

おそらくTRONが健在ならば、マイクロソフトのWindows、アップルのiOS、GoogleのAndroid OSはすべてTRONに置き替わっていて、世界を席巻していたのかもしれません。

つまり、今の「GAFA」・・マイクロソフト・アップル・グーグルなどが世界を独占して興隆していることを考えると、あの時「TRON」を潰しておいて正解だったということをアメリカはよくわかっているはずです。

それくらい本気でアメリカは「TRON」を潰しにきたし、今回の「HUAWEI」潰しも、下手したら戦争になるくらいの本気で潰しにかかってきてるでしょうね。

当時は相手が日本だったから、赤子の手を捻るように簡単に潰されましたが、今回中国はどこまで踏ん張れるか、ある意味楽しみですね。

ただ当時日本というか政府はアメリカにシッポを振ってTRON潰しに協力しましたが、開発した当時の東大教授坂村健さんは、開発を諦めたように見せて生き残りをかけて組込用OSとして、なんとか生き残りました。

TRONが画期的だったのは、今のAndroid OSと同じ考え方で、ライセンスフリーで提供しようとしてたことです。

TRON

それが今や組込用OSとして、一般にはあまり知られていない日本独自のOS「TRON」として生き残っています。

自動車や携帯電話・家電のほとんどに内部制御用OSとして「I-TRON」が使われていて、そのシェアは60%を占めています。

これから、IoTの時代になっていく中で「I-TRON」は重要な位置を占めていくでしょう。

今日の一曲 「Chuck E's In Love」 by Rickie Lee Jones




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