2022年6月20日記
我が家は4,5世紀に築造された古墳の森の近くにある。森にはササユリが咲き、シライトソウやヤマブキショウマなども見られ自然豊かな所である。
ササユリ
シライトソウ
ヤマブキショウマ
先日、庭の手入れをしている時、何故かグロッキーになったギンヤンマが芝生の上に居るのを見つけた。バラの葉の上に移動して様子を見ていたら、そのうち居なくなったので目を覚まして飛び去ったに違いない。
バラで休ませたギンヤンマ
少し前には、コミスジやホシミスジ、サラサヤンマが良く飛んで来ていた。
コミスジ
ホシミスジ
コミスジやホシミスジは庭を散策して楽しんでいたが、サラサヤンマは室内に飛び込み外に出られなく往生していた。
部屋に迷い込んだサラサヤンマ
急に気温が高く、蒸し暑くなったので昆虫類も調子が狂っているのかもしれない。
このあたりで普通に見られるムカシヤンマも面白かった。庭の古い木に飛んできたので様子を見ていたら、私の手に止まった。
手に止まったムカシヤンマ
帰りなさいと優しく飛ばすと、一旦飛んで今度はズボンに止まった。もう一度促すと飛び去ったが、名残惜しいようにしているように見えた。トンボに好かれたのは初めてであった。タテハチョウが人の汗に集まることはよくあるが、トンボが手に止まったのは初めてであった。
昨日、出かけようと思い車庫に入ったら、床に小さなトンボが横たわっていた。死んでいるのかと触ってみたら生きている。また、庭のバラの葉に止まらせた。
バラの葉に止まらせたカワトンボ
暫くすると、ギンヤンマの時のようにいなくなっていた。そんなことは無いと思うが、バラの葉にはトンボにとって命をよみがえらせる魔法の効果があるかもしれない。なお、このトンボは淡橙色翅型のニホンカワトンボのメスと分かった。
昨日の昼前にはアカシジミが飛んで来た。この時期にはアカシジミだけでなくトラフシジミが飛んでくることもある。
スプーネリの葉に止まるアカシジミ
近くの里山ではウラギンヒョウモンやミドリヒョウモンが飛び、コサメビタキも藪から顔を出してくれた。
ウラギンヒョウモン
コサメビタキ
6月21日
今朝は幾分涼しいが、梅雨が近づいていることを思わせる曇り空である。