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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

冬の河北潟周辺の田ー石川のカラス

 24日は比較的いい天気であった。何を目的とするでもなく、金沢競馬場近くの田んぼの中の道を走っていた時、異常なほどの数のカラスが目に入った。そのまま通り過ぎようかとも思ったが、なんとなくどうして?と思い直して、農道に入って車を止めた。


  田の上で群れ飛ぶカラスの群れ

 おや、普段見るカラスと違うぞと思ってよく見ると、かなりの数のミヤマガラスが少数のハシブトガラスも含むハシボソガラスの群れに混ざっていた。







      ミヤマガラス

 今まであまり注意してカラスを見たことがなく、石川に多数のミヤマガラスが渡来することは知らなかったので、新鮮な驚きであった。
 暫くみていると、体の一部が白いカラスが目に入ったが、最初は何だか分からなかった。ネットで見たことがあるのを思い出して、もしやコクマルガラスではと思った瞬間、多くのミヤマガラスと一緒に遠くに飛ばれ、どこに下りたのかを確認できなかったが、そうか、コクマルガラスも来るのかと、改めて興味をそそられた。
 25日には、今日こそコクマルガラスの写真をとるぞと思って出かけた。図鑑には、ミヤマガラスより小さく、ハトくらいの大きさだと書いてある。体が小さめと思われる個体を撮影してみたが、すべてミヤマガラスであり、不発であった。
 26日は、あまりいい天気ではなかったが、午前中は雨の心配がなさそうであったのでまた出かけた。カラスにこんなに一生懸命になるのは初めてであった。それなりの数のミヤマガラスの群れを見ていると、白味を帯びた個体が目に入ったが、また飛ばれた。今度は、その一羽を目で追い、群れの写真を撮った。

飛ぶカラスの群れの中のコクマルガラス

 自信は無かったが、一枚の写真を引き伸ばしてみると淡色型コクマルガラスと思われる鳥が写っていた。顔から胸にかけての黒、短い嘴、白い腹、多分間違いないと思われ一安心した。
 もうおしまいにしようと思ったが、27日も予想に反していい天気であったので、今日こそはと出かけた。図鑑で調べた鳴き声も頭に入れて、目と耳を頼りに小さめのカラスの写真を撮った。電線に止まっている暗色型のコクルマガラスを撮影できた。



  ミヤマガラスとコクマルガラス


    暗色型コクマルガラス

 ミヤマガラスと比較してもその大きさがかなり小さいことが分かる。体の色がぶちになっているコクマルガラスも撮れた。

 石川で普通に見られるカラスはハシボソガラスである。賢いカラスで、農作業で出て来る虫などを狙いトラクターなどについて歩く。


    ハシボソガラス


   トラクターの周りに集まる
      ボソガラス

 石川にはハシブトガラスは少ないと思っていたが、海岸や柿の木の傍などで比較的よく見られることが分かってきた。

    ハシブトガラス


    海岸のハシブトガラス

 夏、白山に登るとホシガラスを見ることができる。

      ホシガラス

 オナガは森や街中でも見られることも多い。

       オナガ

 頭は黒いが、背中、尾羽のライトブルーが美しい鳥である。波状に飛び、あまり敏捷でなく、目で追いかければ写真は撮りやすい。




      森のオナガ

 カケスは里山から白山にかけて多く見られる。



    里山近辺のカケス


    白山近くのカケス

      飛び立つカケス

 うるさい鳴き声ですぐにわかる羽の色合いが美しい鳥である。
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