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チョウ・トンボ・野鳥に親しむ

河北潟干拓地―クロツラヘラサギ

 ここ1週間程の温かさで、ユキヤナギも芽を出し花も少しつけ、バラも新芽を吹いた。

             急に芽吹いたユキヤナギ

           新芽が葉になりつつあるバラ

 今朝は天気が悪くかなり寒いが、電線や梢ではホオジロやカワラヒワの鳴き声が聞こえるようになった。昨日は高校時代から親しくしていた友の訃報が届き、気分消沈、自分の年も考え、今朝は浮かぬ気持である。
 柴山潟では、ユリカモメ、カンムリカイツブリや交雑のマガモが見られるが、カモの数はめっきり減った。

            ブイの上のユリカモメ

           湖面に浮くカンムリカイツブリ

            他から離れた交雑?マガモ

           鳥影が見えなくなった柴山潟

 干拓地に残るコハクチョウも小さな群れで空を飛び、北帰行の準備をしているようである。

           干拓地に残るコハクチョウ

          飛行訓練を始めたコハクチョウ

 河北潟干拓地では、昨年11月17日にクロツラヘラサギが一羽だけいるのを報告した。


          昨年11月のクロツラヘラサギ

 それから3か月ほど経った今月15日に、ハス田でヘラサギと一緒にいるクロツラヘラサギを見つけた。



         ハス田のクロツラヘラサギとヘラサギ 

 ヘラサギは、やや成長した若鳥であった。ヘラサギとクロツラヘラサギのどちらを先に書こうかと思ったが、できる限り論理性を重んじるために、クロツラヘラサギを先に書くことにした。
 鳥友さんの報告(2023年12月19,25日)を改めて拝見すると、この2羽は、鳥友さんが報告された2羽と同一だと思われた。この冬このハス田にいたのかどうかは定かではないが、昨年から2羽で越冬してきたものと思われる。2羽は仲良く、かつ忙しく餌を食べていたが、新しいより若いヘラサギが一羽飛んできて、クロツラヘラサギを威嚇した。

      1羽増えてさ3羽となったヘラサギとクロツラヘラサギ

        クロツラヘラサギを威嚇するヘラサギ

 若い分、血気盛んなのであろうか。クロツラヘラサギは争いを避け、1羽でわき目もふらず餌を食べていた。





        脇目もふらず餌を摂るクロツラヘラサギ

 鳥友さんによると、このクロツラヘラサギも若い個体のようである。同一個体かどうかは確信が持てないが、1羽のクロツラヘラサギが、18日、20日にもヘラサギの近くに居るのが確認できた。

           20日にもいたクロツラヘラサギ

 田周辺にはアオサギやコサギもいたが争う様子は無く、それぞれの生活をしていた。

         近くでヘラサギを見つめるアオサギ

           我関せずと餌を探すコサギ

 このところ天気、気温の変化が大きい。十分注意して出かけなければならない。

コメント一覧

bbdupstream494、チョウキチ
緑の風さん
 お早うございます。こちらにはクロツラヘラサギは時々訪れていましたが、ヘラサギは少なかったように思います。今年は4羽も見られて興奮です。へら状の嘴は、上下2枚で浅い水辺で柔らかい泥も一緒に掻き混ぜてご飯をよそうにして使います。何か大きなものを咥えるという仕草ではなく、水中の小さな動、植物をすくい取るのに適した形になっています。
ryokuhoo(緑の風)
ヘラサギもクロツラヘラサギも出会ったことはありません。大きな「へら」は使い勝手がわるそうにみえますが、自分の体に備わったものを器用に使いこなす力は、生き物誰しもがもつ素晴らしい生きる力のようにみえます。
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