ギフチョウも出現し春本番も間近だと思い、我が町でもやっと桜が開花し始めたが、4月に入った今朝はかなり厳しい冷え込みで春も足踏みである。
鳥友さんに情報をいただき、先月18日に河北潟にヘラサギ探しに出かけた。ヘラサギはサギという名前がついているがサギ科ではなくクロツラヘラサギより一回り大きい、トキ科の鳥である。クロツラヘラサギは以前見たことがあるがヘラサギは見たことがなかった。
クロツラヘラサギ
河北潟の用水路の土手の藪をかき分けて登り、用水路を覗いた途端、白い大きな鳥が飛んだ。
足元から飛び去った鳥
続いて近くに居た別の3羽の鳥も飛んだ。3羽は直ぐ近くの用水路に再び下り、飛び方からしてもダイサギかコサギであると思われた。
最初に飛んだ鳥の嘴の先は黄色味を帯びており、ヘラサギに違いないと興奮し、見逃してはいけないと、飛んだ先をずっと目で追い500m位離れた田に降りるのを確認して、直ぐにそちらに向かった。
遠くからは灰色っぽい鳥の群れの傍に一つだけ白い点のような鳥が見えた。
ゆっくり近づくと、白い点はだんだん大きくなり、ヘラサギだと確認できた。
アオサギの群れの端にいたヘラサギ
はやる心を抑え、少しずつ近づき何枚かの写真を撮った。
アオサギの傍で休むヘラサギ
ヘラサギは片足立っており直ぐには飛びそうになかったので、さらに近づき、ゆっくり撮影できた。
田の中で休むヘラサギ
飛ぶところも撮りたいと思ったが、折角寛いでいるのを驚かしてはいけないと思い我慢してその場を去った。
寛いだ様子のヘラサギ
冬の終わりに素晴らしいものを見ることができた。鳥友さんに感謝あるのみ。