BBの覚醒記録 

無知から覚醒に至る一つの記録です。「是々非々」がモットーで必要なら、
支持する政治家や弥栄を願う皇室への批判も厭わず。

統計問題を安倍攻撃の道具に使う野党の卑劣

2019-02-09 | 安倍政権

 

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まず統計問題はGDPをも左右するので、国際社会における先進国としての日本の信用度に関わる、ということは認識しての記事であることをお断りしておきます。

ここで提起したいことは主に2つ。

政府における基幹統計の一つである統計問題は2004年からで、つまり民主党政権時代(1998-2016)にもあった。その時要職にあった野党の連中が、自分たちは関わりなかったかのように口を拭っての安倍攻撃は卑劣であること

現場の状況を知れば、実働した彼らを一方的に悪人呼ばわりするのも、ちょっと違うのではないか、という二点です。

統計問題の悪質さは承知しているので、これを以て安倍政権擁護などしません。ただ、民主党時代にも放置されていたことが、たまたま今の政権で露見、それを用いての政局左右はフェアではありません。その限りに於いてはモリカケと同じ次元で、国家のためを思ってのことではなく野党による安倍政権攻撃の道具となってしまっています。野党は韓国のデータ問題に端を発した数々の大嘘、逆ギレしての日本攻撃には口をぬぐったままです。

今回の不正の根幹は、本来全数調査すべきところサンプル調査にしてそれを補正せぬまま放置したところにあります。サンプル調査それ自体に問題があるわけではないのですが、得られた数字に補正作業が伴わなければならないということです。


ミスが発覚した場合、その時点まで遡って全てのデータが補正されなければならないのに、18年以降のデータの訂正だけに留めたので18年から賃金が急上昇したかのような結果的詐術となるわけです。訂正作業は、麻生太郎財務大臣に依る統計批判をきっかけと捉えれば、政府への忖度での失態かもしれませんが断定は出来ません。単に04年からのデータ補正が膨大で煩瑣なのを避けただけかもしれません。

いずれにしても、国の基幹に関わる統計に対して今後日本がどう対処するかが問題です。この領域は基礎的なことしか心得ていないので、このへんで止めておきます。以下は、読者である現場経験者の方からの非公開指定コメントを、御本人の了解を得て身バレの恐れがある箇所を削って頂いた上での、転載公開です。色文字強調はBBの恣意によります。

・・・・・

厚労省現場を知る人からのレポート。

◆公職に身を置く立場で見聞きした範囲で厚労省の内情を述べようと思います。

 統計不正について文中にて民主党政権時(長妻昭(元厚労大臣)や西村智奈美(元厚労副大臣、政務官)や山井和則(元厚労政務官)など)は放置と書かれていましたがおっしゃる通りでしょう。

賃金構造基本統計調査についてですが、あれは各都道府県労働局(監督署)が返信用封筒を添えて対象先の事業所にアンケート用紙を送付して、その後は返信のない事業所を伺います。
基本的には対象の全事業所分が揃うまで何回も回収作業を続けるはずです。
田舎の監督署は管轄範囲が広いですから回収が一日仕事になる場合もあると聞いています。
不心得な事業所については現場で官僚(統計調査員)が口頭で質問した上で代筆しているそうです。

賃金構造基本統計調査は人口100万人あたり臨時職員である統計調査員を含めてもおおよそ14~15名で業務をする割合なのですから郵送調査の形にしないと無理です。
統計法(法律)を改正して郵送調査を義務化すれば解決するのに、何処からもそのような声が出ないのはおかしいです。

どこの官庁も基本的に本省は慢性的に忙しい(週三日は午前様が現状)ので該当しませんが、地方の官僚組織の致命的な欠点は暇な部署が忙しい部署に有機的に応援出来るようにしていないところで時期によって忙しい課と暇な課に分かれてしまうそうです。
また3月4月は猛烈に忙しい(特に転属が決まると引継書の作成と引越が絡むのでなお忙しい)反面、夏場や1月は比較的余裕があるそうです。
その現状から本省・地方局問わず週二日はノー残業デーが設けられていて長時間労働を取り締まる側の厚労省は水曜日と金曜日にしていると聞いています。

それにしてもマスゴミも特亜勢力(野党)も問題にするなら労働基準監督官と厚生労働技官が行う全国労働衛生週間に伴う事業所・現場視察の手法を問題にすべきなのに何もしないのは不自然です。他の先進国では抜き打ちで視察しますが厚労省は訪問前日に電話連絡した上で時間指定までして訪問しているそうです。マスゴミも特亜勢力(野党)もそうしないと都合が悪い後ろ暗いことをしているのですかね?

一方で官僚自体もとんでもない連中が多いそうで、昔のベストセラーに『お役所の掟―ぶっとび「霞が関」事情』
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8A%E5%BD%B9%E6%89%80%E3%81%AE%E6%8E%9F%E2%80%95%E3%81%B6%E3%81%A3%E3%81%A8%E3%81%B3%E3%80%8C%E9%9C%9E%E3%81%8C%E9%96%A2%E3%80%8D%E4%BA%8B%E6%83%85-%E5%AE%AE%E6%9C%AC-%E6%94%BF%E6%96%BC/dp/4062064278
がありましたが、近年もこの本の内容とあまり変わらない職場環境のようです。

例として聞いた話では、2002年に起きた「ブログ」事件は山○国局管内の署で奉職していた監督官(準キャリア)が同僚かなんかの結婚式で上司である署長が「ぴんから兄弟 女の道」を歌っていた様を控えめながら歌詞から考えてこの場で歌うのは失礼だと個人のブログで書いたところ本省から戒告処分を喰らったそうです。おまけに「組織批判をネットで書くな!」と緘口令も出たそうです。
業務に関係しない事で戒告処分を下すなんておかしいと思います。

こんな話も聞いています。嘗て官僚海外留学制度でオーストラリアから帰国して備○国局の総務部長に就任した人が年始の挨拶で当時の人事計画官と組合幹部が作成したとされるスピーチ原稿(孟子の言葉(親が悪事をしていたとしても役人に引き渡さない)を悪用して内部告発をして職員を売らないようにする内容)を読まされたようです。事実なら大問題ですね。

備○国局絡みでは他にも耳を疑うような話を幾つか聞いています。
2003年2月7日には日本パン工業会に属する企業の系列ホテルにて労組支部が前年11月30日付け本省の事務連絡により個人的に訴えられた公務員を守るために住友信託銀行(三井住友信託銀行)に団体訴訟保険を受付させるのでそれを利用するようルール作りをしたにもかかわらず集めた組合費(慣行で給与から天引きでしょうね)から備○国弁護士会の弁護士3人を顧問弁護士として年間およそ1000万円(内訳は師匠が600万円で弟子が残りの額と聞いています)の金を払って雇う愚行を犯すことを発表しています。
2006年6月のヤミ残業手当事件(組合と本省による協定により長年の慣行で地方官僚に対して残業をしていないのに残業手当を自動的に支給)では、厚労省本省が週刊ポストから6月2日に6月4日発売の号に記事を出すと通告されて慌てて調査した結果、記事のメインである愛知局以外に羽○国・磐○国・備○国の3局が不正をしていたことが判明して3局の組合支部代表と本省が秘密交渉をしてようやく6月17日に廃止したそうです。
2007年の舛添要一が厚労相をしていた時に社会保険庁で40人が労働組合法第7条違反である組合ヤミ専従をしていた背任容疑で刑事告発した事件について、旧労働省側からも内部告発があったとcoffeeさんのブログコメント欄でも触れている人がいますが、この話について備○国局も含まれていると聞いています。
しかしながら不思議なことに旧労働省側のヤミ専従について時効にかかっていない者も含めて全員お咎め無しで世間に公表もせず放置していたそうですから本当なら酷い話です。

2018年8月2日に自民党行政改革推進本部が厚労省分割を検討しましたが、党厚労部会長の橋本岳らの反対により沙汰止みになった事は愚の骨頂だと思います。
私案ですが、労災・安全衛生部門について本省(旧労働省側)は審査部門として機能温存させつつ地方局の労災課・徴収室と安全衛生課をそれぞれ保険会社と検査会社に分割民営化(最悪でも公社化)してスリム化するべきです。
監督部門についても本省(旧労働省側)のキャリアは警察庁に転籍させて新たに労働室という部署を創設してそこで奉職させ、また地方局の監督課についても都道府県警察に転籍させてそこでも労働室という部署を創設して警察官(地方公務員)として奉職させます。
これなら彼らも多少は真人間になれるのではないでしょうか。

・・・・・・・・・・ここまで

統計問題が生じて以降の歴代厚労省。

 

現厚労相 根本匠だけを「悪人」認識は公正ではない。

 

備考

統計職員 極端に少ない日本

 

人口10万人あたり統計職員 英国の5分の1 業務も分散し非効率

 各国政府の統計職員数について、人口10万人あたりで比較した場合、日本は2・1人と米国の半分以下、カナダや英国の5分の1以下と、諸外国と比べて大幅に少ないことが9日、分かった。職員数が少ないにもかかわらず、日本は統計作業を各省庁が行い、人手も必要な「分散型」の仕組みを取っており、専門家からはこうした非効率な体制が毎月勤労統計など不適切調査の背景にあるとの指摘も出始めている。(産経新聞)

 

・・・・・・ここまで

統計問題を安倍政権の非と認識する国民が7割強いるにもかかわらず、しかし安倍政権支持率が落ちないのを不可解とする意見がありますが、理由は単純「他に託せる存在がいない」からです。しかし、アイヌ新法、移民問題と並んで統計問題に関しては安倍政権も真摯に向き合わないと、この先が危ぶまれます。といって、では他にどうする・・・という具体案もないのですが・・・ただ、そこにあぐらをかいてもらっては政権が失墜します。国民の期待と信頼を裏切らないで頂きたい。

なお、連日更新というペースがついに限度です。なので、ランキング表からは近い内去ります。

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祓え給い、清め給え、神(かむ)ながら守り給い、幸(さきわ)え給え

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
他とかぶる可能性のない固定HNでご投稿ください。 (BB)
2019-02-09 18:01:05
他とかぶる可能性のない固定HNでご投稿ください。
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このブログ記事の影響? (一般向け)
2019-02-13 18:01:31
このブログ記事の影響かどうかはわかりませんが、別のところからも厚労省の内部事情を述べる方(kus***** 氏)が出てきましたね。

「なぜ激論に?「民主党政権は悪夢か」から経済・原発論争に 安倍vs岡田13分の全詳報(FNN PRIME 2/13(水) 6:34配信 )」https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190213-00010000-fnnprimev-pol
【民主党政権の時に厚生労働省に出向していた知人がいたが、その時の大臣(長妻昭)は年金のことしか知らなかった。で政治主導とかでいろいろ説明を求められたり、とんちんかんな事を言うので混乱させただけだったそうだ。仕分けも現場の知らんような偉いさん(議員やブレーン)をつれてきて、わからん質問していじめてるようだったし。いるものまで削って説明を受け結局予算が復活したし。力み過ぎた事と運が悪かったのもあるが、総理が鳩山さん、菅さんだったのが民主党にとって悪夢だった。最初に野田さんだったら多少マシだったかも。でも国民もマスコミも民主党政権誕生させようとしたけど、手のひら返しは凄いなあ。】

野田も嫁と嫁の母が朝鮮系?だと言うし
http://torakagenotes.blog91.fc2.com/blog-entry-760.html
多少マシになっていただろうとは思えませんけど、何にしても勇気を持つ心ある方が一人でも多く出て外部告発することによって厚労省が隠し続けてきた過去の出来事や不祥事を総浚いで公表して少しでも正常化する事を願うのみですね。
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