道東から東大雪へ

道東を巡っている。オンネトーで撮影した後、カネラン峠越えて陸別に抜け、北見へ来た。
ついでに栃木県民が入植し開拓した佐呂間町の栃木地区へ行ってみた。
栃木橋を渡り、しばらく行くと、栃木神社がある。 二荒山神社から分祀されて建てられたそうだ。少し前に読売新聞に開拓の歴史が紹介されていた。
しかし、寒い。長袖シャツ一枚では、じっとしていられない。気温は10℃くらい。吐く息が白い。北見へ戻り、石北峠を越え一気に層雲峡まで走る。
去年、行けなかった山岳写真家の市根井孝悦氏の大雪山写真ミュージアムへ行ってみた。
北海道へ来てまで写真ギャラリーを観ることもないだろうと思っていたが、これは見応えのある作品群であった。
全倍と全2倍のサイズで200点余り、しかも厳冬期の厳しい登山の中で撮られているのもあり、内容はどれも光をうまく捉えていて素晴らしいものであった。
更にほぼ全てがリンホフマスターテヒニカで撮影されていた。山行がテント泊ということで機材込みでおそらくザックの重さは50kgはあると思われる。
何度もヒグマと対峙しながらの撮影で、これだけの奥の深い作品を撮るのは大変なことであると思う。その日ご本人はまた山に行っているとのことであった。ホントに凄い。
層雲峡を後にして糠平まで南下。いたるところにルピナスが咲いていてキタキツネものんびりしていた。