言の葉収集

思ったこと、感じたこと、出逢ったこと
いろいろ気ままに書きたいと思っています。

I am Sam

2008-01-21 19:14:01 | 映画
I am Sam

昨日久しぶりにレンタルショップでDVDを借りた。
前から観たかった映画「I am Sam」

7歳程度の知能しか持っていないサムは、娘のルーシーと二人暮らし。
悪戦苦闘しながら子育てをこなしていたが、いつしか娘の絵本にもついていけなくなってしまう。しかしそれを庇おうとする健気な娘。
しかし社会と法律は、この父娘を無常にも引き離そうとする。

ジーンときた。
いい映画だった。

サムのひたむきな愛に心を打たれ、何度も目頭が熱くなった。
いろいろな事を投げかけてくれる物語だが、真髄はやはり娘を思う純粋な愛に尽きる。
映画の中でサムはビートルズを敬愛している。ところどころで流れるビートルズの歌がとても心地よかった。
サム役のショーン・ペン、そしてルーシー役のダコタ・ファニングの演技は素晴らしくて見入ってしまうが、弁護士役のミシェル・ファイファーがとても素敵で印象に残った。

やさしい時間をありがとう。

「子を思う、愛は尊く美しい」

整理整頓

2008-01-20 15:27:03 | 出来事
昨日は恒例のFP勉強会。
平成20年度の税制改正について、メンバーである税理士さんからお話を聞かせてもらった。
もちろん、国会を通ってないのでまだ決定ではないのだが、今度の改正のポイントを教えてもらった。
と言いつつも、不可解な部分も多く、まだまだ勉強不足のFPは今年もやっぱり反省したのであった。

本当は大阪の他のセミナーに出向くつもりだったのだが、午前中の予定や前日の仕事のことを考えると無理と判断した。
次回はぜひ参加したいと思うのだが、今年中にあるだろうか。出不精だけは避けたいと思っているが、いかんせん何かと予定が入ってしまう。
そもそも時間の使い方が下手で、毎年の課題なのだが一向に上手くならない。要は思い切りがよくないことが災いしているのだ。

そんな思い切りの悪さが漂う事務所で今日は雑務と整理をこなす。
昨日100円ショップで書類を入れる棚を買ってきたので、それを組立てて仕分けをした。
書類の量がとても増えたので、その整理にいつも追われる。
整理も毎日少しずつ、一か所をこつこつとやれば年末には事務所もピカピカだ。

「整理する作業を、頭で整理する」

掃除も、する場所が多いと、どこからどうしてとか考えているうちに頭から煙が出てくる。
私の頭のメモリは128MBくらいだろうか…。
増設するか。

♪親父みたいなよー

2008-01-19 11:29:08 | Weblog
おととい、震災のことを書いて「おにぎり」の話題に触れたが、なんと偶然にも1月17日は「おむすびの日」らしい。
知り合いのブログでその事を知り、また阪神大震災でおむすびが大活躍した事に由来していると聞きさらに驚いた。

今やおにぎりはコンビニの売れ筋商品で、こだわりの米や具を使った自信作のおにぎりが、一番目立つところに所狭しと並べられている。
昔は今のようなラッピング技術はなかったので、当然巻かれた海苔は、ご飯の熱気と湿気でしんなりとしてしまうのが常だったが、今はいろいろな工夫がされており、パリパリの海苔を巻いて食べることが出来るのだ。

最初、この手のおにぎりを食べた時は違和感があったものだ。しんなりと微妙な食感で歯切れ悪くというか、往生際悪くというか、ごはんを守ろうとする(当然海苔はそんなことは思っていないのだが)感じが嫌いではなかった。
そう、割と湿ったものが好きなのだ。せんべいやあられなども湿ったものが結構美味しかったりする。だから「濡れおかき」などは大好きなのだ。
思えば親父が湿ったものを好んで食べていた。歯が悪かったせいもあるのかもしれないが、せんべいなどはわざと湿らせて食べていたのを思い出した。
そして彼の得意技は、ご飯を箸で摘まんでそのまま味噌汁の中に浸し、そして食べる。その時見事に米粒一つ味噌汁に落ちない。子どもの頃真似て何度もチャレンジしたが成功した例(ためし)がなかった。ほとんど味噌汁の中に落ちてしまうのだ。こればかりは子ども心に尊敬したものだ。

食の好みだけでなく、最近行動や言動がよく似てきたと言われるようになった。風貌も…(笑)

で、今日の一句。
「似てないと、ムキになる顔そっくりと」

犯人は…

2008-01-18 18:40:12 | Weblog
ついにと言うか、やっぱりと言うか、世界遺産に認定された「熊野古道」にまつわるサスペンスが今夜放映される。

熊野古道とは、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へと通じる参詣道の総称(ウィキペディア)で、当地もその一つである峠が近くにあり、土日や連休となると観光客で賑わっている。
ドラマのタイトルはその名も「熊野古道殺人事件」。
思えばテレビの中では、全国の観光地や名所で「殺人事件」が行われている。(もちろん架空で)
新聞のラテ欄に「殺人事件」のない日はないのではなかろうか。人が人を殺すドラマは、今やゴールデンタイムの常連である。
どうしてこんなにも「殺人ドラマ」が多いのか、当然視聴率が取れるからであろう。もはや番組で人が死なないことには視聴者の求める刺激に対応できないのだろうか。情けないというか、怖い現象でもある。
以前ドラマを真似、子どもが首を吊って亡くなった悲しい事故もあった。テレビで死んだ人が次の日あっけらかんと笑ってテレビに出ているのを子どもたちは知っている。そう、実際人は生き返るものだと信じている子ども達がいるのである。

命の大切さ、尊さを教えてくれるいいドラマや物語が、たくさんあると思うのだが…。

今日の一句
「犯人は、出演順の3番目?」

前に確かトリビアで、サスペンスにおける犯人の確率は、ラテ欄出演者の3番目の役者さんが高いと調査結果があった記憶がる。
いや、今日の番組は知りませんよ。(笑)

奪い合えば足りぬ。分かち合えば余る。

2008-01-17 20:28:46 | Weblog
阪神・淡路大震災から今日で13年。
今日の中日新聞「中日春秋」に「人と防災未来を語る」のホームページにある「震災を語る」コーナーの記事が紹介されていた。

大震災の「語り部」である方々のインタビュー集は生々しいが、引き込まれるのは、多くが震災で「失ったもの」より「得たもの」について語っているからだと言う。

(以下記事より抜粋)
そんなはずないのに「余っている」と見知らぬ老夫妻がくれたおにぎりのことを忘れない。夫婦で半分ずつ食べた、それの<美味しかったこと>。
誰が立てたか、震災現場には、こんな言葉を書いたものがあったそうだ。

<奪い合えば足りぬ。分かち合えば余る>
(抜粋終わり)

この記事を見て思い出したことがある。
前にも書いたが、3年前当地も被害を受けた。地震ではなく台風による洪水だ。
震災の方に比べれば家は住めたし、9月だったので寒さに震えることはなかった。
それでも1週間は電気のない生活を余儀なくされた。

停電最初の日、ジャーに入っていたナケナシの米で、妻が本当に小さなおにぎりを3つ作り、真っ暗な部屋の中でそれを家族3人で食べた。
今ままで食べたおにぎり、いや食べ物の中で一番美味しかったと言っても過言ではない。
人はあんな時に初めて食べ物の尊さや文明のありがたさを知る。
残念ながら恵まれている環境を毎日感謝して生きてはいないのだ。

「暗闇を照らす電池のありがたさ」

生命保険の罠

2008-01-16 16:59:45 | 読書
生命保険の罠

ショッキングなタイトルに惹かれて購入した。
前半は「いいのか」と思わず言いたくなるくらい保険業界の内幕を暴露していてまず驚いた。
保険会社を実名で公開し、商品名も実名で批判している。個人的には「分かるけど、それはちょっと…」と思う点もあったが、実体験からの告発は説得力がある。
ただ普通の暴露本と違い、著者の「正義」が私には中盤以降垣間見えた。この本を通じて、保険業界に対する警鐘を鳴らす勇気には頭が下がる思いだ。
いいフレーズも沢山あり、都度手帳に書きとめた。
例えば、

「保険は貯金が間に合わない順に加入するべき」
「保険の事を分かっていない人が、もっと分からない人に売っている」

など…。
あまり詳しく書くとネタバレになってしまうのでこの辺にするが、最後の方の「営業の人にこう聞けばいい」は大変タメになった。
そして、ある方の保険を解説している件(くだり)は思わず唸った。
業界関係者だけでなく、消費者にも広く読んで欲しい本だ。(そうなると売り手が困るか)

では今日の一句

「お守りは、神社で買った方がよい」

そう、保険はお守りなんかじゃない。

綱渡り

2008-01-15 18:52:50 | Weblog
大相撲初場所、否が応でも気になる横綱朝青龍の初日に当然注目した。

立ち合いの反応が悪く、一旦は押されたが持ち直し、最後は豪快に上手投げで仕留めた。

「強い」

さすがは横綱、謹慎処分を受けてからもモンゴルでトレーニングは怠っていなかったのだろう。
今までの稽古の貯金もあるので、立ち合いの鋭さと、持ち前のスピードさえ落とさなければひょっとすると休場明け優勝もあるかもと思っていた矢先…。

昨日二日目にして早くも土がついた。
破ったのは宿敵稀勢の里。
うまい相撲で、立ち合い奮わなかった横綱の苦し紛れの首投げを掻い潜り右差し、最後はなんとこの横綱の後ろに回り送り倒した。
こんな光景は初めてである。この横綱の差し負けなど見たことがない。それどころか後に回られるとは…。
これは大変なことになってきた。このままズルズルと行けば進退問題にまで関わってくる。正念場である。

しかし、この負けを予感していた人物がいた。
誰あろう、それは初日に朝青龍と対戦し、土俵に転がされた琴奨菊である。

自身が負けたから言うのではなくと前置きし、

「当たってから横綱の右上手が切れた。こんなことは初めて。明日の稀勢の里戦は分かりませんよ」

予想通り、横綱らしからぬ負け方で土俵を後にした。
さあ、どうなる朝青龍。(今日は勝ったみたいだが)

「朝青龍、落ちれば地獄、綱渡り」
(綱と横綱が架かっているわけです、はい)

ええい、もう一句。
「解説が必要なほどへぼ川柳」

「1日30分」を続けなさい!

2008-01-14 16:25:26 | 読書
「1日30分」を続けなさい!

今年最初の本、大変読みやすくスラスラと読むことができた。
「勉強のススメ」を独自の持論で分かりやすく教えてくれる。

●1日5時間1週間だけ勉強するよりも、毎日30分の勉強を5年間続けるほうが何十倍も効果的。
●三日坊主でもいい。三日坊主を年間50回繰り返せば、1年間で150日も勉強することになる。

などなど…。
勉強について気が楽になることがたくさん書かれており、「これなら出来そうだと」自信がつきそうだ。

つまり、勉強とは人に言われてするものではなく、ただ漠然と机に向かうものでもない。
目的や目標を定め、能動的に学習することが大切なのである。それも無理なく気持ちよく。

手帳を使っての管理や行動は役に立つ。まさに今年手帳を変えたばかりなのでタイムリーな話題で参考にさせてもらった。
著者自身が実際使用しているグッズなども紹介されており、読みやすい本だった。
「勉強」と言う言葉の印象が大きく変わった。

義務教育と言うけれど、これは子どもが勉強する意味の義務ではなく、
すべての親には、子どもたちに教育を受けさせる義務があるということ。
子どもにとっては「教育を受ける権利」があるということなのだ。

「勉強は、いやなものだと刷り込まれ」

自転車に乗って。

2008-01-13 20:37:56 | 出来事
本日久々に自転車に乗って活動した。

手袋にニットキャップ、そしてマフラー、ダウンを着込み、防寒用のパンツ(肌着ではない方)を履き颯爽と冬の町へ。
冷たい風が心地よく、景色の変わる速度も自動車と違ってなかなか良い。毎日通る道も見違えて映る。
家内に勧められ渋々出たのだが気に入った。速度を上げるためにペダルを踏んだり、坂道になると下腹の筋肉を使っているのがよくわかる。
なるほど家内の言う通りだ。毎日こんな感じで乗っていたら運動不足は解消できそうだ。近場はこれにするかと思っていた矢先…

「イテッ」

激痛とは言わないまでも結構な痛みが右股関節に走った。
昨年夏ごろがら痛めていた古傷である。まあ当時別に何があったわけでもないのだが、たぶん加齢による傷みであろう。(笑)
とにかく身体の硬さが災いしているのは言うまでもなく、今後のことを考えても何か対策を講じないとえらいことになる。
いずれにしても運動不足は歴然で、本気で考えないと同年代の他の方よりもヘルパーさんが早くやってくる。
運動不足を解消するための自転車に、乗るための事前準備が必要か。くーっ。

「自転車を、納屋から出すのに息上がり」

アフォーダンス

2008-01-12 20:34:47 | Weblog
アフォーダンス。

affordance、「行為を引き出すもの」という意味らしい。
つまり、赤ちゃんのおしゃぶり、ペン回し、ボールペンの芯を出すカチカチなどで、最も代表的なものは、あの荷物をくるんだり、クッキーの缶の中に入っている緩衝材の気泡シートであるプチプチであろう。
今日の中日新聞11面、地域経済のページにそのことが紹介されていた。

バンダイの「∞(むげん)プチプチ」の大ヒットでもわかるように、どうやら私たちはそこにあるとついつぶしたり、触ったり、ひねったり、回したりしてしまうらしい。
人をやみつきにさせるグッズは世に溢れていて、生活環境や世代ごとのストレスや癖に対応できる製品が出回っている。
ついにはペン回し専用のペンなども販売されているという。中でも気になったのは3色ボールペンの芯を出す音を消すマナーモードペン。
なるほど音は出ないがあの感触は楽しめるわけだ。何でも上司の癖にいらだった女性社員が考案し、昨年9月の販売直後に初回生産の30万個が売り切れたという。しかしこんなところからヒット商品が誕生するとは、カチカチ上司のおかげだ。
私もボールペンを「カチッカチッ」とついやってしまう癖があるので気をつけなければいけない。(皆さん迷惑なら対応商品を考えてください)

「不満さえ、その気になれば商品化」