言の葉収集

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いろいろ気ままに書きたいと思っています。

お好み焼き

2008-04-12 12:18:19 | 出来事
当地にはお好み焼き屋さんが多いように思う。

お好み焼きと言っても、本格的な広島風や関西風とは一線を画し、小学生達が友達同士で昼食やおやつにと、気軽に入れるジャンクフードの王様なのである。

私もお好み焼きデビューは小学6年の頃だったと思う。
通っていた小学校区には当時お好み焼き屋さんがなくて、隣町まで友達と自転車に乗ってよく出かけたものである。

おばちゃんがアルミ製のカップに、うどん粉、キャベツ、豚肉、天カス、卵を入れて鉄板のテーブルへ持ってくる。いや取りに行っていたのかもしれない。
それを掻き混ぜて、自分で鉄板に落とし込む。たったそれだけの作業なのだが、初めて料理を作ったような錯覚を覚え、少し大人の階段を上っているように思えた。

小学生、中学生で賑わうこの店の特徴は、卵が二つ入っていたことだ。
お陰でホットケーキのようなフワフワの食感で、実に美味しかった。今でも年代の近い人たちと話すと「あそこのお好み焼きが一番美味かった」と、今は無き店に思いを馳せるのである。

思ってみればあのおばちゃん、こども達がコテでひっくり返しやすいように、硬めのお好み焼きを創作していたのかもしれない。

食べたくなってきた。お好み焼き。

「漫画本、ソースのシミで字が読めず」

お好み焼き屋さんに置いてあるマンガ本は、かなりの確率でページがくっついていたり、ベタベタしていたりしていた。

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