満月通信

「満月(バドル)」とは「美しくて目立つこと」心(カリブ)も美しくなるような交流の場になるといいですね。

お赦しになるのも三通りある

2005-03-04 | 聖クルアーン
بسم الله الرحمان الرحيم

السلام عليكم

聖クル’アーンの第64章騙し合い章(التغابن)は
第9節の


يَوْمَ يَجْمَعُكُمْ لِيَوْمِ الْجَمْعِ ذَالِكَ يَوْمُ الْتَغَابُنِ


ー『かれがあなたがたを召集なされる集合の日は騙し合いの日である。』

から章題になりました。マディーナ初期の啓示とされています。

その第14節に


وَ إِن تَعفُوا وَتَصْفَوا وَتَغْفِرُوا
ー『だがもしあなたがたがかれらを赦し、大目にみ、かばうならば(それもよい)。』


و
「ワ」は接続詞の「そして」


إِن
「イン」は「もし」
إِن شَاءَ اللهインシャーアッラー(アッラーがお望みならば)とご存知のムスリムの定番表現は、この「イン(もし)」と「シャーア(彼が望む)」と「アッラー」の三語から成っています。
「アッラー」の「ア」はハムザト=ル=ワスルと言って前に語があると発音されません。
つまり「インシャッラー」も「インシャーッラー」も「イン シャー アッラー」も表記としては正しくないということですね。


تَعْفُوا
は「
عَفَا
(消し去る)」の二人称複数のsubjunctive(مَنْصُوب)
アッラーはお赦しになりますが、罪を犯したことさえなかったことにしてくださるのです。

ラマダーンのライラトルカドルに言うドゥアーは


اللَّهُمَّ إِنَّكَ عَفُوٌّ كَرِيْمٌ تُحِبُّ الْعَفْوَ فَاعْفُ عَنَّا
ー「おお、アッラー、あなたはお許しくださる御方です。お許しを好まれる御方です。ですから私達をお許しください。」

と何度も「عَفَا(消し去る)」が出てきます。
「お赦し」の中でも最大に寛大さでお赦しくださるのです。
صُبْحَانَ اللهِスブハーナッラー


تَصْفَحُوا
は「
صَفَحَ
(平らにする、赦す)」の二人称複数のsubjunctive(مَنْصُوب)
罪を犯した事自体は消えないが、アッラーはお赦しになり、アッラーと罪を犯した僕(しもべ)との関係は罪を犯した前となんら変わりません。


تَغْفِرُوا
は「
غَفَرَ
(赦す)」の二人称複数のsubjunctive(مَنْصُوب)
アッラーはお赦しになりますが、犯した罪は消えません。またアッラーとの関係も罪を犯す前とは多少異なると考えられます。

このように「お赦し」もアッラーの望まれるままに三通りあります。

アッラーに赦しを請い、心から罪を悔い改め、二度としないように固く誓って、日々を送っていきたいものです。


فَإِنَّ اللهَ غَفُرٌ رَّحِيْمٌ
ー『本当にアッラーは、度々御赦し下される御方、慈悲深い御方です。』

アッラーのご加護と祝福がありますように
والسلام
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