昨日は9月11日でした。忘れることのできない9.11です。2001年の出来事だから、13年経ってるんですね。
当時の記憶を呼び起こすと、テレビでNEWS速報が入り、航空機がニューヨークの世界貿易センターに突っ込んでいる映像が流れます。最初は、多くの人がその衝突が意図的なものとは思っていなかったと思います。私もその一人です。こんな事があるんだと。
しかし、2機目の航空機が突っ込んだことで、これが偶然ではないことが私にもわかりました。
最初に突入したビルを映していたら、また違う航空機が突っ込んでくるという映像がリアルアイムに流れ、世界は震撼したと思います。
そして次々に入る情報は錯綜、混乱し、ホワイトハウスが攻撃されたとか、USA全体にテロ攻撃が行われているというニュースが続々入ってきます。
こんな映画のような出来事が起きているのかと、いったい今、何が起こっているんだ、世界はどうなるんだと思いました。
時間が経つにつれ、事実の整理がされ、これは計画的なテロ攻撃で、それがアルカイダという組織によって仕組まれたもので、首謀者はウサマ・ビン・ラディンであるという事実が判明します。
そして ブッシュ大統領による対テロ全面戦争の開始が宣言され、すべてのテロリスト達が撲滅されるまでそれは終わらないと。
9.11を題材にした映画は探せば10作品以上はあります。私も作品としてもヒットした2作品を見ました。
『ユナイテッド93』(06)は、ハイジャックされた4機の内、乗客の勇気と自己犠牲により、ホワイトハウスを標的としていたといわれるこの機体のテロ攻撃の遂行を阻止した機内の出来事を描いた作品。
『ワールド・トレード・センター』(06)は、ニコラス・ケイジが主演の作品で、2機の航空機が突撃した事により崩壊した世界貿易センターの中の人々の命をかけた救出作業を描いた。
これらの作品は、9.11を題材にしていますが、根底にあるのは人々の勇気と愛を描いた人間ドラマでした。
そしてこの『ゼロ・ダーク・サーティ』です。
この作品は、それまでとの作品とはまったくちがうかなりの問題作です。
9.11が起きた01年から、ビンラディンの居所を捜索し、特殊部隊が突入し殺害する11年までの10年間を、CIA捜査官の視点で描いています。
タイトルは軍事用語で午前0時30分。ビンラディンの居宅を急襲した作戦時間だそうです。このタイトルだけでは、9.11やビンラディンの映画とはわかりにくい。
007のようなスパイ映画は大好きなわけですが、この作品にはリアルな諜報活動と国家の裏の側面が(全てではないでしょうが)描かれています。
この作品の微妙なところは、すべての事実を描いたらそれこそ国家機密の漏洩にもつながる。かといってそこも触れないと作品の主題は描かれない。そういった普通ではのぞけない世界が見れるという点は大きい。
映画として成立させるには、エンターテイメント性も求められる。物事の輪郭をはっきりさせる為にやはり脚色もされる。映画にしなければドキュメンタリーにすればいいわけだから。
そして映画として世に出すと、一部のイスラム側からの非難も間違いなくあがる。
そういった制約の中で作り上げるのだからかなり難しい。
しかし08年『ハートロッカー』で監督賞を獲ったキャスリン・ビグロー監督は、この難題を乗り切り、一つの映画を作り上げます。さらにこの監督、女性ですからね。よくこんなハードが作れる。
ただ最初見たとき、最終的になんでビン・ラディンにたどり着いたの?ってとこはわかりにくかった。
ウサマ・ビン・ラディンの行方や生存についてはその都度NEWSに流れました。
ウサマがいたと思われる場所を空爆し、死亡したと思われるとか、この人は透析をしており透析装置がなければ生き長らえないだろうとも。
部族地帯の洞穴に潜伏しているとか、忠実な精鋭部隊に守られているとか、一方、都市部に潜伏しているという説も。
しかし衛星から、地上の10円玉レベルまで見分けれるというアメリカのテクノロジー、情報網をしてもビンラディンの居場所をつきとめれなかった。
もうこの人の名前もでなくなった頃、突然、2011年の5月2日、パキスタンにいることを突き止め急襲し殺害したというNEWSが世界を駆け巡るのです。
映画の冒頭は、サウジ・グループという所の捕虜の尋問シーンというより、拷問シーンから始まります。実際の世界において、どこまでの事がされているかわはわかりませんが、見ていて気持ちのいいものではありません、
この映画の前半部分は、ビン・ラディンにたどりつくまでの糸を一つ一つ探っていくような作業が描かれる。それは捉えたテロメンバーを中心とした尋問or拷問。
つかまえたテロリストからの尋問、どれほどの人間からビン・ラディンやテロにつながる情報を聞き出したのでしょう。デマだったり、半分事実で、半分虚偽とかもあったでしょう。逆に罠にかけるためのものもあったのでしょう。なにか真実か?どこまでが真実なのか?
結局、最後に頼りになるのは、勘なのか。
その中で、ビンラディンの運び屋であるという〝アブ・アメフド″というKeyとなる人物の名前が出てから物語は動き出します。
05年7月7日、ロンドン同時爆破テロもおこる。物語の間間に、実際の映像も挿入し、時系列的に大きなテロ事件も挿入される。
事実とフィクションを混ぜる方法は、ある意味危険だし、基本避けるべき手法。
この作品はCIAのプロパガンダ的なものだという意見もある。
この作品は、その辺のラインの判定が難しい。
主役となるジェシカ・チャスティン演じる若手CIA情報分析官、マヤは実在した人ではなく象徴的な架空人物的な存在のようだし。
09年12月30日、チャップマン基地自爆テロ事件も、重要なファクターとして描かれる。二重スパイだったという男が基地内で自爆テロを行い、基地司令官を含むCIA局員が7人死亡というものです。CIA史上最悪の事件となったと。そしてこの映画の中で出ていた女性も、その犠牲になります。
映画の冒頭に『これは当事者の証言に基づく物語である』と。
マヤは、同僚を失った事もあり、ビンラディン追跡の執念をもやす。一方、彼女の上官は、不確かな情報に翻弄されるより、目前の危機を摘み取る事に力を入れろと対立します。
そういうやりとりも実際にあったのだと思います。脚本もそれに近い表現をしているのだと思います。
それにより、物語にメリハリをつけ、人物像もキャラクター化させる。
何百万という情報から、正しいものを見極める作業は困難を極める。正しい情報と間違った情報が結びついて、かえって混乱する事もあるのでしょう。
いろいろな多角的な知識がないと、その情報を分析できない。そこには文化というものも理解しないといけないだろうし、慣習や風習もある。
そんな中、人間の欲や利害関係等にもつけ込み、アメフドの母宅をつきとめ、そこにかかってくるアメフドの電話を盗聴し、場所や動きを分析していく。
リアルな諜報活動はけっこう地味で忍耐を伴うものが多いのがよくわかる。
そしてついにアメフド本人を探し出し、この男がパキスタンの首都イスラマバード北部60kmにある中都市、アボッター・バードの豪邸に出入りしていることをつきとめる。
ニュースでも出てきたあの豪邸です。これも映画の中で描かれているが、そこにビンラディンがいると確信をもっているのはマヤだけで、あとのCIA幹部は、大物がいるのは間違いないけど、ウサマである確率は60%というものだった。この映画のためにこの建物も忠実に再現されたそうです。現実にも、アメリカ軍は、これと同じ建物を作り、何カ月にもわたり急襲するシミュレーションを行う。
“燈台下暗し”とはこの事で、パキスタン軍の士官学校も2km圏内にあるこの場所に、あのビンラディンが、まさか潜伏していたとはという感じです。おれなんか報道通り、どっかの辺境の洞窟みたいなところに、潜伏しては居場所を変えているように思っていました。
場所を突き止めたからといって事が解決したわけでなく、ビンラディンをどう確保するかが最後の山場になります。他国に軍隊を出動させるのですから主権侵害。すべてを内密りに遂行しなければならない。
やはりそこは世界最高峰の軍事兵器と軍隊をもつアメリカだからこそできる事。レーダーに感知されない秘密兵器的な最新のステルスヘリコプターも導入。後に、パキスタン政府は米国に抗議してるけど、事前通告は受けてたんじゃないかとかは思ってしまう。
映画も、この最期の戦闘シーンがあるからエンターテイメント性もます。この豪邸には、小さな子供もおり、自分の親や親族が殺されていく場面に直面し、どういう心の傷が残るのかは考えてしまいます。
しかし米国は、3千人もの民間人を殺された復讐を果たさないかぎり、このテロ撲滅戦争のゴールも見えなかったように思います。
が、ビンラディンが殺されても、まだアルカイダの脅威は拭えていないのが今の世界の現状のように思います。
この“ジェロニモ作戦”と呼ばれた急襲のシーンもかなりリアルです。当初からビンラディンの生け捕りは考えてなかったのですかね。その辺は謎です。
この作品、9.11テロの首謀者、ウサマ・ビン・ラディンを追い詰める作品ですが、実際どういう事が進行していたのかをを見れるという点でものすごく興味深い作品になっていると思います。
しかし、ウサマ・ビン・ラディン殺害のニュースに、喜ぶ米国民の姿が映し出されていました。これまでどんでもないテロを起こしてきた人間です。裁きを受けるのは当然ですが、人の死に歓喜の祝杯をあげる姿に虚しさといっていいのか、なんとも言い難い思いをもったのは事実です。
なぜこのようなテロをウサマ・ビン・ラディンは起こしたのか?そこに一切の迷いももたなかったのか?そのテロの先に、なぜ明るい未来があると思えたのか。
ビンラディンの殺害は一つの区切りになったのでしょうが、今なおテロ戦争は続く。
当時の記憶を呼び起こすと、テレビでNEWS速報が入り、航空機がニューヨークの世界貿易センターに突っ込んでいる映像が流れます。最初は、多くの人がその衝突が意図的なものとは思っていなかったと思います。私もその一人です。こんな事があるんだと。
しかし、2機目の航空機が突っ込んだことで、これが偶然ではないことが私にもわかりました。
最初に突入したビルを映していたら、また違う航空機が突っ込んでくるという映像がリアルアイムに流れ、世界は震撼したと思います。
そして次々に入る情報は錯綜、混乱し、ホワイトハウスが攻撃されたとか、USA全体にテロ攻撃が行われているというニュースが続々入ってきます。
こんな映画のような出来事が起きているのかと、いったい今、何が起こっているんだ、世界はどうなるんだと思いました。
時間が経つにつれ、事実の整理がされ、これは計画的なテロ攻撃で、それがアルカイダという組織によって仕組まれたもので、首謀者はウサマ・ビン・ラディンであるという事実が判明します。
そして ブッシュ大統領による対テロ全面戦争の開始が宣言され、すべてのテロリスト達が撲滅されるまでそれは終わらないと。
9.11を題材にした映画は探せば10作品以上はあります。私も作品としてもヒットした2作品を見ました。
『ユナイテッド93』(06)は、ハイジャックされた4機の内、乗客の勇気と自己犠牲により、ホワイトハウスを標的としていたといわれるこの機体のテロ攻撃の遂行を阻止した機内の出来事を描いた作品。
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『ワールド・トレード・センター』(06)は、ニコラス・ケイジが主演の作品で、2機の航空機が突撃した事により崩壊した世界貿易センターの中の人々の命をかけた救出作業を描いた。
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これらの作品は、9.11を題材にしていますが、根底にあるのは人々の勇気と愛を描いた人間ドラマでした。
そしてこの『ゼロ・ダーク・サーティ』です。
この作品は、それまでとの作品とはまったくちがうかなりの問題作です。
9.11が起きた01年から、ビンラディンの居所を捜索し、特殊部隊が突入し殺害する11年までの10年間を、CIA捜査官の視点で描いています。
タイトルは軍事用語で午前0時30分。ビンラディンの居宅を急襲した作戦時間だそうです。このタイトルだけでは、9.11やビンラディンの映画とはわかりにくい。
007のようなスパイ映画は大好きなわけですが、この作品にはリアルな諜報活動と国家の裏の側面が(全てではないでしょうが)描かれています。
この作品の微妙なところは、すべての事実を描いたらそれこそ国家機密の漏洩にもつながる。かといってそこも触れないと作品の主題は描かれない。そういった普通ではのぞけない世界が見れるという点は大きい。
映画として成立させるには、エンターテイメント性も求められる。物事の輪郭をはっきりさせる為にやはり脚色もされる。映画にしなければドキュメンタリーにすればいいわけだから。
そして映画として世に出すと、一部のイスラム側からの非難も間違いなくあがる。
そういった制約の中で作り上げるのだからかなり難しい。
しかし08年『ハートロッカー』で監督賞を獲ったキャスリン・ビグロー監督は、この難題を乗り切り、一つの映画を作り上げます。さらにこの監督、女性ですからね。よくこんなハードが作れる。
ただ最初見たとき、最終的になんでビン・ラディンにたどり着いたの?ってとこはわかりにくかった。
ウサマ・ビン・ラディンの行方や生存についてはその都度NEWSに流れました。
ウサマがいたと思われる場所を空爆し、死亡したと思われるとか、この人は透析をしており透析装置がなければ生き長らえないだろうとも。
部族地帯の洞穴に潜伏しているとか、忠実な精鋭部隊に守られているとか、一方、都市部に潜伏しているという説も。
しかし衛星から、地上の10円玉レベルまで見分けれるというアメリカのテクノロジー、情報網をしてもビンラディンの居場所をつきとめれなかった。
もうこの人の名前もでなくなった頃、突然、2011年の5月2日、パキスタンにいることを突き止め急襲し殺害したというNEWSが世界を駆け巡るのです。
映画の冒頭は、サウジ・グループという所の捕虜の尋問シーンというより、拷問シーンから始まります。実際の世界において、どこまでの事がされているかわはわかりませんが、見ていて気持ちのいいものではありません、
この映画の前半部分は、ビン・ラディンにたどりつくまでの糸を一つ一つ探っていくような作業が描かれる。それは捉えたテロメンバーを中心とした尋問or拷問。
つかまえたテロリストからの尋問、どれほどの人間からビン・ラディンやテロにつながる情報を聞き出したのでしょう。デマだったり、半分事実で、半分虚偽とかもあったでしょう。逆に罠にかけるためのものもあったのでしょう。なにか真実か?どこまでが真実なのか?
結局、最後に頼りになるのは、勘なのか。
その中で、ビンラディンの運び屋であるという〝アブ・アメフド″というKeyとなる人物の名前が出てから物語は動き出します。
05年7月7日、ロンドン同時爆破テロもおこる。物語の間間に、実際の映像も挿入し、時系列的に大きなテロ事件も挿入される。
事実とフィクションを混ぜる方法は、ある意味危険だし、基本避けるべき手法。
この作品はCIAのプロパガンダ的なものだという意見もある。
この作品は、その辺のラインの判定が難しい。
主役となるジェシカ・チャスティン演じる若手CIA情報分析官、マヤは実在した人ではなく象徴的な架空人物的な存在のようだし。
09年12月30日、チャップマン基地自爆テロ事件も、重要なファクターとして描かれる。二重スパイだったという男が基地内で自爆テロを行い、基地司令官を含むCIA局員が7人死亡というものです。CIA史上最悪の事件となったと。そしてこの映画の中で出ていた女性も、その犠牲になります。
映画の冒頭に『これは当事者の証言に基づく物語である』と。
マヤは、同僚を失った事もあり、ビンラディン追跡の執念をもやす。一方、彼女の上官は、不確かな情報に翻弄されるより、目前の危機を摘み取る事に力を入れろと対立します。
そういうやりとりも実際にあったのだと思います。脚本もそれに近い表現をしているのだと思います。
それにより、物語にメリハリをつけ、人物像もキャラクター化させる。
何百万という情報から、正しいものを見極める作業は困難を極める。正しい情報と間違った情報が結びついて、かえって混乱する事もあるのでしょう。
いろいろな多角的な知識がないと、その情報を分析できない。そこには文化というものも理解しないといけないだろうし、慣習や風習もある。
そんな中、人間の欲や利害関係等にもつけ込み、アメフドの母宅をつきとめ、そこにかかってくるアメフドの電話を盗聴し、場所や動きを分析していく。
リアルな諜報活動はけっこう地味で忍耐を伴うものが多いのがよくわかる。
そしてついにアメフド本人を探し出し、この男がパキスタンの首都イスラマバード北部60kmにある中都市、アボッター・バードの豪邸に出入りしていることをつきとめる。
ニュースでも出てきたあの豪邸です。これも映画の中で描かれているが、そこにビンラディンがいると確信をもっているのはマヤだけで、あとのCIA幹部は、大物がいるのは間違いないけど、ウサマである確率は60%というものだった。この映画のためにこの建物も忠実に再現されたそうです。現実にも、アメリカ軍は、これと同じ建物を作り、何カ月にもわたり急襲するシミュレーションを行う。
“燈台下暗し”とはこの事で、パキスタン軍の士官学校も2km圏内にあるこの場所に、あのビンラディンが、まさか潜伏していたとはという感じです。おれなんか報道通り、どっかの辺境の洞窟みたいなところに、潜伏しては居場所を変えているように思っていました。
場所を突き止めたからといって事が解決したわけでなく、ビンラディンをどう確保するかが最後の山場になります。他国に軍隊を出動させるのですから主権侵害。すべてを内密りに遂行しなければならない。
やはりそこは世界最高峰の軍事兵器と軍隊をもつアメリカだからこそできる事。レーダーに感知されない秘密兵器的な最新のステルスヘリコプターも導入。後に、パキスタン政府は米国に抗議してるけど、事前通告は受けてたんじゃないかとかは思ってしまう。
映画も、この最期の戦闘シーンがあるからエンターテイメント性もます。この豪邸には、小さな子供もおり、自分の親や親族が殺されていく場面に直面し、どういう心の傷が残るのかは考えてしまいます。
しかし米国は、3千人もの民間人を殺された復讐を果たさないかぎり、このテロ撲滅戦争のゴールも見えなかったように思います。
が、ビンラディンが殺されても、まだアルカイダの脅威は拭えていないのが今の世界の現状のように思います。
この“ジェロニモ作戦”と呼ばれた急襲のシーンもかなりリアルです。当初からビンラディンの生け捕りは考えてなかったのですかね。その辺は謎です。
この作品、9.11テロの首謀者、ウサマ・ビン・ラディンを追い詰める作品ですが、実際どういう事が進行していたのかをを見れるという点でものすごく興味深い作品になっていると思います。
しかし、ウサマ・ビン・ラディン殺害のニュースに、喜ぶ米国民の姿が映し出されていました。これまでどんでもないテロを起こしてきた人間です。裁きを受けるのは当然ですが、人の死に歓喜の祝杯をあげる姿に虚しさといっていいのか、なんとも言い難い思いをもったのは事実です。
なぜこのようなテロをウサマ・ビン・ラディンは起こしたのか?そこに一切の迷いももたなかったのか?そのテロの先に、なぜ明るい未来があると思えたのか。
ビンラディンの殺害は一つの区切りになったのでしょうが、今なおテロ戦争は続く。
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