素振りの効果を上げる練習

2022年05月22日 05時17分10秒 | 少年野球

素振りは、打撃の技術向上として最も効果のある練習です。

しかし、行い方次第では「ただ疲れた」練習にもなってしまいます。

今回は、この素振り練習について、私が行って(指導して)きた練習を紹介します。

 

1.空間認識能力を高める

学童野球では16m若しくは14m先からピッチャーの投球したボールがホームベースに向かってきます。

中学野球以上では18.44m先からです。

そのピッチャーが放ったボールの軌道を目線で追いかけながらキャッチャーミットまで入るまでのイメージ練習です。

例えば公園であれば、16m先の木を基準にしてピッチャーが投球したイメージで見送る練習です。

なるべく「目玉」だけを移動する事を心掛けて下さい。頭を動かしてボールを追いかけるのでなく「目玉」で軌道を追っかけて下さい。

素振りの前に、目を鍛えて下さい。しっかりターゲットをロックオンして見逃さない練習をしてください。

だから、最初は「わざと見逃す練習」を最初にしてください。

これをイメージして目が慣れてきたら、今度は16m先から放たれたボールをイメージしたタイミングで素振りして下さい。

 

2.ボールに当てる技術の向上

上記の練習で空間認識ができるようになれば、次はボールに当てるようにする練習です。

公園とかであれば、地面から生えている雑草や木から伸びている枝をターゲットにして素振りをすることです。

これは速くスイングする必要はありません。

まずは右打者であれば右手だけでゆっくりと軌道をイメージしてターゲットに当たるか当たらないかくらいの感覚でスイングして下さい。

ゆっくり、ゆっくりとスイングして100%当たるまで実践して下さい。

それができれば、両手でゆっくりスイングして下さい。

できるようになったら、スイングスピードを徐々にあげていって下さい。

最終的には通常の試合でスイングするスピードまで上げて頂きたいです。

 

3.体幹を鍛えるスイング

最後に右打者は右のかかとに軟式ボールを踏んで(抵抗はありますが)素振りです。

これも徐々にスピードを上げて言って下さい。

ふらつくようであれば、スピードを落として、全力でスイングしてもふらつかない体幹を習得して下さい。

イメージは頭(ヘッド)がぶれない事も意識してのスイングを行て下さい。

 

以上です。これらを可能であれば15分を超えない時間で実践下さい。

1で5分 2で5分 3で5分くらいで、可能であれば毎日(行う時間は問いません)行って欲しいです。

前にもブログで書かせて頂きましたが、最初はきついかと思いますが、習慣化すれば打撃技術は向上すると思います。

学童野球、少年野球(中学野球)の選手 頑張って試合で実践できるようにしてください。



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