Jrの指導 その2

2020年01月16日 20時30分00秒 | 少年野球
前回の引き続き、ロングティーを見ていて、気になる選手が居たので、引き続き書かせて頂きます。

今年からJr 主将となった3年生のユウマですが、彼もパンチ力はあります。
バットの出方もスムーズです。
しかし、インパクト(バットにボールが当たる瞬間)でブレが出てしまってます。
顔もしっかりボールを見ており、最初は「技術的にボールを当てるコツがわからなのかな?」と思っておりました。
暫く、じーっと観察させてもらいました。
なんとなく、わかってきました。
ユウマは軸足(右足)で軸回転でスイングしようとしている為、軸がぶれてバットに当たりにくくなっているようです。

スイングの方法は軸足(右打者の場合には右足)の足元からで始動して、腰(骨盤)から上半身へと伝えられます。
軸足で回転は間違ってはいませんが、1から100まで回転は間違っております。

要は、軸足のつま先が90度以上向く(回転する)必要はないわけです。
この原因はユウマだけでないです。ほぼ全員がこの状況です。

良く選手を観察して下さい。要点はフィニッシュの後ろ足です。
踵が浮いて、つま先が地面についていると思います。
プロ野球にはフロート型といってつま先が立った状態でフィニッシュする方式もあるようですが…。
それはある程度体幹が鍛えられ、基礎(土台)がしっかりと確立できた選手であれば大丈夫だと思います。
しかし、今の小学生であれば、私はつま先でしっかり地面をとらえる方式が良いと思います

ですので、選手達には
・軸足が回りすぎて、バレリーナのようにつま先立ちでフィニッシュ や
・踵が浮かずベタ足でフィニッシュ など
本来の形でフィニッシュしないように、自分自身で意識して後ろ足に注意してスイングさせました。

先に述べたように、この原因は『軸足で最初から最後まで回ろう』とするからです。
軸足は足の付け根(親指の根元)で回転は90度までとし、後は腰回転と体重移動(後から前へ)でスイングが一番スムーズにいくと私は思っております。


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