白牙隊A2屯所

びゃくがたいあにぃとんしょ

exist†trace「True」を弾いてみよう

2011-11-22 | 音楽
リクエストあったので、楽譜書いてみました。
前回から採用した「MuseScore」という無料ソフトを使いました。当たり前の機能なのかもしれませんが、PDFに変換できるようなので今回はそちらで

「True_PDF1.pdf」をダウンロード





とりあえず、最初のサビまでを今回取り上げましょう。

…取り上げましょうってまぁ、ほとんどローBなんですけどね。
(このソフトには、「楽器の音域外の音符を赤く塗る」という機能があるんですが、真っ赤になってビビりました(^^ゞ)

基本的に、B→B→D→E で進行するのが「Riff」と「A」のパートです。
exist†traceの、というか、猶人のアレンジの特徴が「リフなどのメインテーマではシンコペしてAメロではしない。」というのがあります。それもこの曲では感じられます。…まぁ、シンコペしてもまるで問題ないとは思いますが。
ここで求められるのは、(シンコペ云々は抜きにして)「きれいにこのテンポで粒をそろえる」ってことでしょうね。…曲としては低音でべろべろ言ってればいいんでしょうが、まぁ、そこはベーシストとしてのプライドの問題でしょうか。

「Riff」と「A」パートで問題になるのが4小節ごとに訪れるフィルです。これは半ば手癖感も若干ありますので、個々で弾きたい音を弾いていただければ問題ないようにも思います。
オススメの音は、譜面にもしてありますが、C#・D・E・G・AといったのBマイナースケール上の音。これらの音は2,3,5フレ上にありますので、
「Bを弾きつつ、2,3,5フレでべろべろ言わす」的なアプローチでいいとは思います。(そもそも、ルートだけでもかっこいいとすら思います)

「B」パートではスケール外の音が出てきます。Cナチュラルです。
とはいえ、扱い的にはBへ戻るための「経過音」としてでしょう。そのあたりがかっこいいですね。この半音単位で移動するというのはベースライン作成の上で私が重視する「経過音」の重要な要因です。…ちょっと脱線しました。
ここでは残念ながら5弦ならではでのアプローチです。まずはローBで弾いて、2回目は8ve上で弾いてますね。リフへと向かう休符の前は魂をこめてスライドダウンしたいところです。一応、このソフトでは注意書きマークという機能があるので、スライドダウン(アップ)するところにはそのマークをつけておきました。参考にしていただければ幸いです。

「C」パートはこの曲のクライマックスであるあのフレーズが登場します。
過去の記事でも申し上げましたが、ここではBマイナースケールをベースにしたフレーズになります。
過去の記事があまりにわかりにくかったので、譜面にはタブ番号を振ってみました。個人的には39小節目のDからEへの移動はスライドで人差し指で弾くのがいいとは思いますが、その辺はお任せです。
今回は12フレへ小指でスライドアップするイメージでフレ番号を振ってみましたが、前回の写真のように1弦へ中指でスライドアップしてもいいとは思います。



…。さて。避けてきましたが、この曲での最大の問題点はイントロです。
正直に言うと、楽譜にしたくない系のフレーズです。これは譜面どうこうではなく、バンドの皆さんで話し合って「ここでこう弾く」と練習するほうがいいと思います。俗にいう「裏表逆」のアレンジ(ハイハットが2拍4拍)なんですが、そういう考え方ではなく、Mary嬢のバスドラを起点に長いフレーズとして覚えちゃったほうがいいと思います。
半ば言い訳ですが、ここではボーカルの"限界の先へ"から譜面を始めさせていただきました。イントロもまぁ、ローBですのでまぁ迷いはないでしょう。
ただ、譜面にするのが非常に困難なのは認めます。

ということで、今回は最初から1回目のサビまでを譜面にしてみました。