白牙隊A2屯所

びゃくがたいあにぃとんしょ

サッカーマンガ

2008-04-08 | アニメ・コミック・ゲーム
 ちょっと息抜きに(二度目の連敗)サッカーマンガについて書いてみようかな、と思います。
 私はアトランタ世代なんで、ずばり「キャプテン翼」を見てサッカーを始めたミーハー世代と言うことになると思います。(余談だが、「なると」で一発で「鳴門」が変換されるあたりにJ2の素晴らしさ?を感じた)そういった意味で、城に生卵ぶっつけたやつには非常に腹立たしく思うわけですが(挫折せずにプロまで言ったという意味で)ちょっと話しずれてるのでここで止めます。

 で、印象に残っているサッカーマンガといいますとですね、まぁ、キャプ翼は別としますとやはりファンタジスタは好きでした。「トップ横」という当時の欧州サッカーシーンを反映した独自の理論を展開する少年漫画(ここ重要。少年誌のサッカーマンガは総じて「薄い」)は稀有であり、読みやすい絵と破天荒な展開に加えて、テーマでタイトルでもあるファンタジスタの描写には非常に鳥肌を禁じ得ませんでした。当時(2002あたり)のカッパのユニの描写「カッパのユニフォームは伸びる」という細かい文字にニヤニヤしたのが非常に印象に残っています。アスリート化が進む中で、今の欧州カップでもローマのゼロトップにアーセナルのセクシー路線が生き残っているあたりも非常にこの作品を後押しするのではないでしょうか。まぁ、解説者にしろライターにしろ、独自の観点を持っているのが結構好きですね。(私は隠れ風間さんファン)

 で、今回のメインとなるのがナナですよナナ。
 はて?「NANA」はサッカー出ないし。と思った方。…すみません。当たりです。かなり記憶があいまいでした。ナナといいますと社会現象化した矢沢あい御大のあれを意味しますよね。私もググってから「あれ?違ったっけ?」と思っちゃいました。私はアトランタ世代なんでどちらかと言うと、ご近所よりマーブルチョコなんですがこのナナの前の下弦だか上弦の月で萎えた口でして、まぁ、その後は良くある「発情した女性作家」的な進路でナナにいたると思っているのですが(バスルームでムフフなシーンをみて当時のA2家では「りぼんやめてまで書きたかったのはこれか!!!(#゜Д゜)ゴルァ!!!」と暴動になりかけたのはいい思い出です。)

 すみません。そうじゃなくて、ナナですよね。サッカーマンガの話です。
 調べたところ正確には「SEVEN」です。(※完結編は「LOOSE」の3巻収録)
 なかはら桃太女史の手による、初のミステリー作品、と言うことになるんでしょうか。当時の女史はコミカルな絵柄を十二分に生かしたギャグ路線の楽しい作品が多かったのですが、初のシリアス路線じゃねぇ?と当時の私には結構衝撃的な作品でした。まぁ、コミックの掲載の不恰好さから解るとおりに尻すぼみ的な感じは近時得ませんですが、かなり印象に残っている作品です。(前述(参照こちら)の通りうちの母はぶーけ好きだった)
 まぁ、細かい話は割愛して(そもそも覚えてネェ。)印象に残ったラストシーン。ネタバレでいきますが、主人公は日本代表にも選ばれた某クラブ(間違いなくサックスブルー(^^ゞ)の若手の中心選手。しかも態度がデカイ。先輩Jリーガーは試合前に小突きます。
*「何、おまえ。代表でも7番要求したらしいジャン(´▽`)」
++「そう言や、おまえ、うちに来るときも7番が条件だったって話しじゃね?」

 「俺が、必要ならあたりまえでしょ」

 場面は変わって選手入場のゴール裏。イケメン狙いのギャルサポの皆様が盛り上がっています。
・「ねーねー、しってる?○○のジンクス?」
*「ううん。しらない」
・「絶対ねー、ピッチに入る時前番にキスするの!!!(//▽//)」
( 実際にキスしながらピッチに入る主人公)
・&*「キャー(*´Д`)ハァハァ」

 ここで、物語は終わります。(いきなりラストかよ!!!)しかし、当時、ここまでゴール裏を表現した作品は無かったし、ギャルサポを表現した作品も無かった。まぁ、作品のカタルシスがそのタイトルどおり「7番」という背番号にあるんですが、正直かなり記憶に残っているサッカーマンガ(…そもそもサッカーマンガか?という突っ込みは勘弁)となっています。


前述の通り「サックスブルー」「7番」と言いますと避けては通れない選手がいますが…。そうですね、作者はジュビサポであることを当時から隠していませんでしたし、それゆえの描写であった思います。フランス杯にはゴル裏にまで行き、「やっぱりゴンだー~」と号泣したというエピソードをどこかで読んだことがあります。

 しかし、選手ではなく、選手権ではなく、ワールドカップでもない。クラブの、そしてそのゴール裏のギャルサポのおねぇさまを初めて描写したサッカーマンガではなかったか、と思います。そういった意味では、現在の「ジャイアントキリング」の大ヒット
を見るまでもなく、親近感、ゴール裏の描写、と言うのは今後のサッカーマンガの重要なポイントのような気がします。


 現在は同人をメインに活躍されているということですが、(そもそも、ギャルサポ、イケメン好き、マンガのスキルあり。と連想されるのは…XXXXXXXX(>_<)!!!)いずれは、ゴール裏をメインとした恋愛話でも書いてもらいたいものです。


 余談ですが、完結編が収録されている「LOOSE」(発音は「るーす」な♪)はアトランタ世代が故の「コギャル嫌悪」が如実に表れていて結構ウケマス。逆に私は「ギャルッ子一択」ですけどね(>_<)!!!!