花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

病気に強いバラ?

2016年06月14日 | 学校
かわいいピンクのバラが咲きました!
これからバラのきれいな季節ですが
気をつけなければならないのが病気です。
バラの代表的な病気といえば葉が白い粉をふくうどんこ病、
葉に黒い斑点がつく黒星病、そして灰色の粉をふく灰色かび病の3つ。
いずれも病原菌は糸状菌、つまりカビの仲間です。
実は植物の病気の多くはこの糸状菌が原因によって発生します。
早期発見できれば殺菌剤で対応できますが
蔓延するともう手遅れです。
そこで予防が大切になるのですが、みなさんはどうしますか。
答えは病原菌がカビの仲間だということに気づくとわかります。
カビが生える場所は湿気ったり風通しの悪いところ。
だからそうならないよう葉が混んでいるところは枝を落としたり
カビが生えないように枯れた葉や花がらをつみとれば良いのです。
そもそもバラで有名なイギリスは偏西風などの影響もあり
湿度は低く、日本のような蒸し蒸しした夏になりません。
このような気候なので日本より病気になりにくいのです。
そんな高温多湿の日本でも病気が発生しにくいバラがあります。
それがこの「ノックアウト」という品種・
華麗なバラになんという名をつけたんだと驚きますが
病気をノックアウトするという優れた耐病性を持っています。
デビューは1999年と最近ですが、
病気に強い特性からさまざまな賞を受賞しています。
花色もいろいろあるのでぜひご家庭に1本いかがですか。

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