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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

待ったなし

2020年08月14日 | 研究
ここは寮の食堂。ストックホルム青少年水大賞にエントリーしている
ハンターズがオンライン大会に臨むため、完全にスタジオ化されています。
今までいろいろ練習をしてきましたが、とうとう決勝当日を迎えました。
スピーチ役の二人はもちろん、コンピュータで彼らの発表をアシストする
サポートメンバーもやってきて、TEAM JAPANのオールスターキャストが勢揃いです。
フローラ時代からいろいろな大会に参加してきましたが
このようなオンライン大会は初めて。それぞれが持ち場につき
モニターを確認して、情報を共有しながら挑む感覚は今まで感じたことのないもの。
年配の方なら宇宙戦艦ヤマトの管制室で協力しながら難敵に挑むようなワクワク感、
若い人ならeスポーツで感じるスリルや楽しさと同じなのかもしれません。
さらに発表や質疑応答の約15分間は、会場は英語だらけ。
サポートメンバーも興味津々で、モニターに映し出される
海外の審査員のお顔を覗き込んでいます。
もちろんストックホルムに行きたかったのですが、
コロナはこんなチーム戦の面白さはもちろん
サポートメンバーにも国際大会の雰囲気を味合わせてくれました。
時間です。まもなく決勝!
みんな緊張感が漂うスタジオで開始の合図を待っています。
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イチョウの葉

2020年08月14日 | 学校
ハンターズの本拠地である馴化温室には駐車場が付随しています。
その東側にあるのがイチョウ並木。とはいっても5〜6本しかありませんが。
さてイチョウの特徴はなんといっても扇型の葉です。
しかしよく観察して見ると、扇型だけでなく
切れ込みの入っている手のひらのような形もあります。
イチョウには銀杏のつくメスとつかないオスの木がありますが
オスメスで葉の形が違うという俗説がありますが、
調べて見るとどうやらオスメスには関係ないようです。
すると面白い文献を見つけました。
それは最初に出た葉は扇型が多く、遅く出てきた葉や
剪定後に出てきた葉は大きく切れ込みが多いというのです。
面白いのはその理由です。剪定された後は枝や葉が当然減ります。
そこで光合成で栄養を作るために葉を大きくするというのです。
しかし葉が大きくなると風の抵抗も大きくなります。
そこで切れ込みを作って風の影響を抑えているのではと書かれていました。
面白い説ですが、詳しい研究はまだされていないとのこと。
最近、生物の形態を模したバイオ ミメティクスという技術で
従来より機能性の高い工業製品が開発されています。
こんなイチョウの葉の姿も将来、私たちの何かの分野で応用されるかもしれません。
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