Le Noir

官能小説。愛、欲望、そして男と女。
Amour et désir, et hommes et femmes.

ガラスの檻〜美獣監禁6

2020-02-08 | ガラスの檻~美獣監禁

第一章  落涙の二穴責め〜栞里

 

 今、何時なんだろう。ここへ来てからどれぐらい経ったのかな。

 時間の感覚が失われていた。目隠しされた状態では、自分が起きているのか眠っているのかすら定かではない。

 ただ、居眠りはしても、ベッドに仰向けで括られ、大きく割られた両足を高く吊り上げられた状態では、ぐっすり眠るなど無理な話だった。姿勢だけではない。排泄のための穴とヴァギナには太い棒状の異物が深く挿入されている。

 わたしは奴隷なんだ。心の中でその奴隷という言葉を反芻してみる。すると、忘れていたはずのぞくぞくするような感覚が込み上げてくる。

 こんなことをされているのに、なんて破廉恥な・・・。

 ドアが開く音がした。

「いい格好じゃないか栞里。よく似合ってるぞ」
「・・・」

 あの男の声だった。そういえば・・・わたしを犯した人物はどこに行ったの。出て行った気配は感じなかった。まだどこかにいるのだろうか。

「ここには複数のレンズとマイクが取り付けてある。おまえがこの部屋に入った時からおまえのすべてを克明に記録し、それを特定の会員にインターネット経由でライブ配信している」
「ううっ」
「名前と住所、生年月日やスリーサイズ、それにセックスが大好きだと自分で言ったのを覚えているか」

 そんな・・・酷い。なんという悪魔なの。

 男の言葉を聞いて、どうしてあんな質問をしたのかわかった。わたしの個人情報のすべてがネットに流れてしまった。わたしの惨めな姿もすべて・・・。

「ううっうう、うっ」
「なんだ栞里。泣いているのか」

 いきなり強い力で股間を押された。ぐいぐい押され、膣に挿入されている太い棒が奥まで押し込まれてしまう。続いて股間全体を強く揉まれると、暴れた棒がヴァギナをかき回しはじめた。そしてその刺激で後ろの棒までが動き出した。

「うーっ。ああぅっ、あっ、ああっ」

 前と後ろから同時にいじめられて、溜まりきっていた快感が堰を切ったように一気に溢れた。激しく痙攣しながらオーガズムに達してしまう。

「ずいぶん派手に逝ったな。どれ、おまえのいやらしい穴がどんなになっているか見てみよう」

 腰に巻かれていたベルトが外された。押さえていたものがなくなったので、前と後ろの穴から棒が飛び出す。その拍子に中から溢れ出した温かい液が股間を濡らすのを感じた。

「おう。びちょびちょじゃないか栞里。せっかく付けてやった貞操帯までぐっしょりだ」
「ううぅ」
「アナルスティックとディルドーで、けつの穴とオマンコを同時にかき回される気分はどうだ。んん。そんなに良かったか」
「うあっ」

 途中まで抜かれた棒が再びヴァギナに押し込まれると、グチュっといやらしい音がした。吊られた足を突っ張らせながら、ベッドから背中が浮くほどのけぞった。

「また逝ったのかよ。栞里は本当に淫乱だな」
「はぁ、はぁ」
「これはトロトロの本気汁だ。ほら。自分で見てみろ」

 肩で息をついていたら、噛まされたボールとアイマスクが外された。その途端、大きく開いた自分の両足が目に飛び込んできた。愛液にまみれヌラヌラ光る太ももの内側。その粘性のある液がお腹の方まで伝って筋になっている。

 そして股間から突き出した黒く丸いもの。それはわたしの性器に突っ込まれている棒の先端だった。

 あまりにも無惨な光景に、横を向いてきつく目をつむった。

「おまえはマゾだ。澄ました顔の下の本性は、虐められるほど感じるマゾ奴隷だ」
「ち、違うわ」
「じゃあどうしてこんなに濡らしているんだ」
「ううぅ」

 かすれた声は自分のものではないように聞こえる。ずうっと口を開けっぱなしだったので、喉がカラカラに乾いてしまい声が出ない。

 カタンという音に薄く目を開けた。ナオミという女がワゴンを押してくるところだった。男がリモコンのようなものを操作すると、吊られていた足が徐々に下がりはじめ、頭の上で両手を繋いでいたチェーンをナオミが外した。

 自由になっても、お尻を下ろしたら肛門から出ている棒を突き上げてしまう。だから少し浮かすようにするしかない。

「降りろ。いつまでも寝てるんじゃない」
「でも・・・」

 動けなかった。命令されても動くのが怖かったのだ。足を吊られていた時と身体の角度が変化したことにより、内臓を圧迫するような不気味な鈍い痛みと快感を同時に感じる。もはや苦しいのか気持ちいいのかわからなくなっていた。

「あの。この棒を取ってもらえますか」
「いいからベッドから降りるんだ」
「でも痛いんです」
「痛いだと。気持ちいいの間違いだろう。こんなに濡らして何言ってるんだ」
「あうっ、い、いやっ、うっ」

 股間から突き出ている部分を掴まれ、グイッと回されると、自分の意思に関係なく逝ってしまいそうになる。

「さっさと降りろ栞里。それとも鞭をが欲しいのか」
「降りますから。だから乱暴しないで」

 お尻の棒を突き上げないように注意しながら膝立ちになった。そのままの姿勢で膝を使ってゆっくり端まで行き、片方ずつ足を床に下ろす。そうっと膝を伸ばして立つ。

 顎に手を添えワゴンに寄りかかるナオミ。ゆったり腕を組んでいる男。二人はそんなわたしの行動を黙って眺めている。

 裸を見つめられるのがつらかった。両腕を交差させて値踏みするような視線から惨めな身体を隠す。でもそれより、性器から突き出たディルドーを見られるのがたまらなく恥ずかしかった。自分で引き抜くことはできる。でもそんなことをしたら何をされるかわからない。だから何もせずに俯いた。崩れた髪が落ちてくる。

 耳を澄まさないと聞こえないほど小さな、ポタ、ポタ、という音。それは床の上で点々と光る、わたしが落とした涙が奏でる悲しい音だった。

「こっちへ来い」

 冷たい声がした。顔を上げ、一歩足を踏み出そうとしてビクッと固まった。歩こうとするとディルドーとスティックが敏感な部分と擦れるのだ。

「どうした栞里。早くこっちへ来いよ」
「うっ、だめ、です」
「なにがだめですだ。いいか。ディルドーとアナルスティックを落とすんじゃないぞ。もし途中で抜け落ちたりしたら、おまえの大事なところを鞭で打ってやるからな」
「ひっ、そ、それは・・」

 そんなことをされたら死んでしまう。

 挿入されている異物が抜けないように、内股になり太ももに力を入れギュッと締めた。鬩ぎ合う痛みと快感に足が止まりそうになるのを必死にこらえ、恐るおそる歩みを進める。

「う、あ、あぁっ、」

 食いしばった歯の隙間から漏れるうめきのような喘ぎ。性器から溢れた快感の証が太ももを濡らしている。足を動かすたびに、ヌルヌルした愛液がディルドーの隙間からどんどん溢れてくる。それが太ももを伝うほどになり、膝まで達した愛液は細い糸を引いて滴り落ちてゆく。

 これほどまでに反応してしまう自分の身体が恨めしい。

「おまえのエッチな液であんまり床を汚すなよ。なあナオミ」
「フフ。栞里さんて感じやすいのね」
「くっ、う」

 俯いた耳に嘲笑いが聞こえた。どんなに馬鹿にされても何も言い返せない。恥ずかしくて惨めで、特に同性にこんなみっともない姿を見られてしまう屈辱。

 もしもここが地下牢だったら、少しは気持ちが救われたかもしれない。透明なガラス張りの、四方から外の光が差す環境では、地下牢のような薄暗い場所であれば見えないところまで全部見えてしまう。
 あらゆる角度からやって来る悪魔のような明るい光によって、わたしの身体は隅々まで明るくさらけ出されてしまっている。

 もし、外から丸見えのこのガラスの部屋を、通りかかった誰かに覗かれたら、すべてを見られてしまうだろう。考えても無駄とわかっているのにそんな想像が頭を駆け巡る。そして焦りと羞恥と屈辱がわたしの身体を延々と苛むのだ。

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