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TS-770の430MHzファイナルTRの交換(1)

2022-12-18 | TS-770
Trio/Kenwood TS-770(1979年発売)の430MHzのファイナルTRの2SC2381がどうも飛んだ様で、
AliExpressで注文したら、これが来た。
飛んだ理由は、FMで間違って長時間送信させたためと思われる。
(受信になっていると思い込んでいた。とは言え、FM長時間送信で飛ぶとは思えないので、やはり寿命か。バイアスの半固定抵抗の接触不良で、発振するということもあるらしい。)
交換交渉をやったけど、結局のところ、店が無くなった(笑)。
という事で、SHEINと同じで、マトモなクレジットカードを登録したらダメですよ。
(当方はチャージ式。使えない所が多いけど、AliExは可。)
中国の2SC2381(笑):
実はKenwoodにも相談したが、在庫無し。
どこ探しても無い。
ヤフオクで一度見たのだが、かなり高額で落とせず。
430MHz 10WのTR単体なんて需要が無いんでしょうな。
2年後の1981年発売のTS-780からは、パワーモジュールになっている。
仕方が無いので、電気的互換の2SC2643を入手。
これは元祖2SC2381:
電気的互換の2SC2643:
これで、ひょっとして行けるんじゃないか?
と踏んだのは、端子のトポロジ的配置が全く同じな為。
放熱器のネジが締められれば、行ける感じがしたのだ。
(続く)

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久しぶりのサトー電気横浜店

2022-12-04 | TS-770
超久しぶりに、サトー電気の横浜店(小机)に。
街並みはそんなに変わって無い。
ただ、横浜線の罠にかかる。
東神奈川のJRは4線あるのだが、通常は、1,2番線が下り、3,4番線が上りになる。が、乗ろうとした普通が、2番線に止まっていたのだ。
3,4番線で待っていて、時間まで待っていたのだが、なかなか電車が来ず、向かいの2番線の停車列車が逆方向の上りに動いて、あっ!で乗り遅れ。
くっそ~。
(何でこんな変則になってるかというと京浜東北線と横浜線普通と横浜線急行を同時に捌かないといけないためと思われる。てっちゃんじゃないのでよく知らんが。)
京急の珍しい落とし物現場に遭遇。
拾い上げたタイミングはギリギリだった。
(駅員さんじゃないと無理なので、勝手に拾わない様に・・・)


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参考:TS-770 修理完了【2022/01/20】

2022-01-20 | TS-770
下記、TS-770(1979年)のスケルチ開かない(温度依存)は、これだなぁ。
温度依存なので、電解コンは交換してるが、タンタルも故障する。
なんせ、1979年製なので、あちこちのパーツが経年変化で多臓器不全になってる。
-140dBmが聞こえてるからいいじゃん。
Sメーターの振れが悪いのは、AGC(つまりはIF段のゲイン、キャラメル型2SC460B)かもしれないが、
過去に、メーターを交換した人もいるので、本当にメーター故障かもしれない。
(Kenwoodなら、まだTS-770のメーターを持ってる可能性もあるけど、万円単位)

TS-770 修理完了【2022/01/20】
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TS-770のスケルチが開かない

2021-11-23 | TS-770
TS-770で、強いFM変調信号でもスケルチが開かない件だが、
底面IFユニットのC225を、C0G(温度係数0)の積層セラミックで置き換え、直ったみたい。
C225は、ここだけ、タンタルになっている。
タンタルは温度係数が比較的良いため。
回路図上の赤枠のこれ:

使った積層セラはこれ
コールドスタートから1時間後までは、試したが、OKみたい。

ちょっとブサイクだけど。

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TS-770の430MHzのファイナルが飛んだみたい(2)

2021-05-02 | TS-770
で、Toshiba 2SC2381、40年前のTRなので、当然廃品種で、後継の2SC2643は形状が異なる。
2SC2381は、TRIOでもTS-770だけの採用らしく、後続のTS-780はパワーモジュールになっている。
後は、東京ハイパワーの古いリニアに採用だけ。
一応Kenwoodには在庫聞いてるが、有るはずも無く、ん~、AliExpressで行ってみるかなぁ。
50W~100WのTRのコピー品は全然ダメみたいだが、2SC2381は10Wだし。
2SC2381純正のhfeは10なので、模造品のhfeが100とかだったら即アウト。
(バイアス改造すりゃいいんだけど)
たかが10W出すのに高そうなTRの3ステージで、めちゃくちゃ金かかってる。
昔はリニアリティー出すの大変だったんだなぁ・・・。

ヤフオクのTS-770の解体品を見ると430MHzファイナルには、NG 1wしか出ないと
書いてあり(笑)、なるほどね、この理由で解体してしまったか。
という訳で、解体品すらも充てに出来ず。
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TS-770の430MHzのファイナルが飛んだみたい

2021-05-02 | TS-770
42年選手のTS-770、突然、パワーが1.5W程度に落ちた。
CWなので、LOW/HIGH無関係。
430MHzファイナルの2SC2381のC-B間がレアショートしたみたい。
ベースのBIASに9V(13V-4V)とか、とんでもない電圧が来てたが、コレクタ電圧からの
モレらしい。コレクタを半田吸って持ち上げて検査(Hi)。
コレクタを持ち上げるとB+がかからないので、当然ベースも落ちる。
この状態で、導通検査しても、テスターの導通検査ではN->P間が壊れてない様に見えるが、
ちょっと電圧を上げてやる(006Pの+9V)と導通してしまうという中途半端な故障。
(のでレアショートと言ってるが、こんな壊れ方有る?)
430MHzのたかが10Wに3000円か、どうするべ。
(ふが~眠たい、TS-770に遊ばれるの続きだな)
2SC2381のコレクタをちょっと持ち上げてるがわかるでしょうか?
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TS-770(8) FMノイズアンプの修理

2021-03-28 | TS-770
前回、スケルチ部分を修理していたが、やはり温度変化で動作点が変化するので、底のIF基板の、
Q45,46,47,48の2SC1815Yを中華2SC1815GR(BL領域に入ってるがw)に変更した。
一応回路を確認すると自己バイアスに見えるので、交換してみた。
抜いた2SC1815Yはhfe=120くらいで、Yランクの下限になっていた。
これは、そもそもそうだったのか、経年変化で低下したのかよくわからない。
特に発振することも無く正常。ただしまだ、温度変化で動作点が変化するので、
C225 0.1uF 35Vのタンタルの容量を測ってみると、半分になっていた。
他の電解コンも怪しい(TS-770は、1979年発売で、40年選手)ので交換予定。
C225だけタンタルだが、タンタルは温度やDCバイアスに対して容量変化が少ないらしい(ほぼ一定)。
メタライズドポリプロピレン使ってみるか。



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恐るべし、中華2SC1815(GR) TS-770(7)

2021-03-24 | TS-770
100個150円(送料含む)くらいの2SC1815が届いた。
写真にはランクが載って無かったが、GRと印刷されていた。
(実はYが欲しくてランク無しから選別しようとしていた)
まっ、それはいいのだが、hfeを測定したら、驚いた。
全部 hfe=427 or 428なのである。全くバラつきが無い!
選別は無駄だった。JA9TTTさんのblogでも中華製はバラつきが
少ないと書かれていて、実は疑っていたのだが、本当だった・・・。
(製造レベルが高いという意味です)
で、Vceo(C-E絶対最大定格50V)が耐えられるのかと実験してみた。
C-E間に48Vかけても壊れず、定格通りの様。
危ないので、衣服メガネ着用のこと。というより、こういう事はやらないでください。
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TS-770(6) FMスケルチの修理~またもやTS-770に遊ばれる

2020-10-13 | TS-770
TS-770(1979年184800円)のFMのスケルチの故障。
症状は、スケルチが効かない(ノイズが消えない)のでは無く、
スケルチが7時方向で効いて無音にはなる(ノイズは消える)が、
どんなに強い信号が入っても、スケルチが開かないという珍しい症状。
結局は、底のIF基板のQ48 2SC1815Y(スケルチswitching)の交換(手持ちが無く2SC1675Lに交換)
で治った様に見える。
が、2SC1815Yの故障って初めての経験。
で、hfeを測定すると150で正常だが、指で触っていると、hfeがぐんぐん上がって行く。
(こんなこと有り?)
翻って、2SC1675Lで指で挟んで、hfeを測ると、安定している。
確かに、コールド状態では、故障状態なのだが、温めると症状が消える。
という、2SC1815Yの珍しい故障の紹介でした。

これ違いました、まだ探索中。
というのも、PUSH SCAN FWDスイッチ(スケルチと同軸の押しスイッチ)
を押した時の症状と似てるのだが、
なんと、海外版には、PUSH SCAN FWDスイッチが無い、Hi。

で、コールドスタートで症状が出るので、温度依存かと思えば、
そうでも無く、基板ひっくり返して、半田面を見てると
症状が収まったりするので、底のIF基板のSQV(スケルチボリュ-ム)端子や
455KHz FMフィルタから、
パターンを追いかけて、追い半田すると、症状が収まった様に見える。
半田が乗らないので、本当は吸って磨いてが必要だが。
半田割れとか、パターン剥離は目視では発見出来ず。
40年前のリグだが、1988年以降の四塩電解コン
では無いので、電解コンは未交換で、無事動作。

追記
結局、1s1212バリスタの不良でした。
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TS-770(5) FM-CHの修理

2020-09-26 | TS-770
(前提は、SSB等でダイヤルで正常に周波数を変更出来る事です。FM CHの修理の前に確認を。)
TS-770のエンコーダーの調整は、TS-780のサービスマニュアルを参考にする。
以下、TS-780のサービスマニュアルの抜出し:(2020/09/27 サイズ修正)

ここで、必ず必要な確認は、
2) MODE SW, SW FM CH "H" level (5v) when encoder is stopped.
のところで、J1-Cにテスタの+を当て(テスタのーはシャーシに)、
FM-CHのダイヤルが静止している時に、5Vであれば良い。
もしこの電圧が、2.5V近辺未満だと、FM-CHで20KHzステップにならないハズである。
下記、赤枠が、J1-C(TS-770の上面、写真の下方がフロントパネル)。

2.5V未満を5Vにするには、VR4を調整する。
VR4は黄色枠の非常に小さい白い半固定抵抗。
写真が少々ボケています
(TS-770の上面、写真の左方向がフロントパネル)。

TS-770, TS-780のFM-CHの不具合の直し方が分かった。
要するに、経年変化による、発光ダイオードの光量不足、もしくは受光部の汚れ。
光量をVR4で調整するのだが、これで調整しきれ無かったら、発光ダイオードの寿命です。
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TS-770(4) 復活

2020-09-24 | TS-770
先ず、サービスマニュアルのエラーから。
TS-770のPLL-BのQ4だが、サービスマニュアルではECBが反転している。
回路図や基板上のシルク印刷が正しい。

で、7404インバーターを使った無安定マルチバイブレーター(矩形波発振器)部分のパターン腐食だった。

修正箇所。抵抗とタンタルの間に、赤枠の箇所にパターンが無い(アルコールで拭いた後)。
前オーナーが0.15uF 25Vのタンタルを交換した時にパターンを剥がしてしまったらしい。
(スズメッキ線で補修済)
なぜ、この部分でタンタルを使ってるかというと、
タンタルはある程度の逆電圧が許容されてるため。
無安定マルチなので、多少なりとも逆電圧がかかるため、電解には出来なかったみたい。
今度交換する時は、積層セラミックにする。

なんか改造してるし。修正しようと思ったが、改造方法を記録してから、元に戻す。


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TS-770(3) 死亡

2020-09-23 | TS-770
TS-770(1979年184800円、四塩コンは使われて無いと思われ)周波数表示が一部消灯。
電源を入れるタイミングによって、表示桁が変わるので、
ダイナミック点灯用のクロックが死んでると思われる。
TS-770の電源スイッチは黒で正常です、
(はっ、TS-700Sの修理の時に、単に間違えたんだな)

US KenwoodにTS-770のService Bulletinが無い!順調に生産されてたのか・・・。
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TS-770(2) PLL異常のTS-770

2019-04-06 | TS-770
RTLSDR Scannerがそこそこ動いたので、PLLのVCOが故障してるTS-770の430MHz(一番左が435.050MHz)をスペアナで見てみた。
うっほい、全然ダメ。
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TS-770(1) FM CH

2019-01-04 | TS-770
TS-700Sに引き続き、JARDリストに載ってないTS-770を引っ張り出してきた。かなり前に、ヤフオクで落とした物かな。ローカルが昔持っていたので、といういつものパターン。で、FM CHというモードがあり、VFOがクリック付きになって、20KHz毎に周波数を変化させるもの。以前は動いていたハズだが、動作しなくなっている。で、TS-770の英文サービスマニュアルを見ると、FM CHらしきものが無い、はっ?そう、海外版には、FM CHモードが無いのだ。そこでピーンと来たのが、TS-780の英文サービスマニュアル。ピンポーンで、TS-770とTS-780のエンコーダー部分は全く同じ。で、FM CHには、VR1(光受信側)だけでなく、VR4(光送信側)も関係する。理由はわからないが、左右用の発光ダイオードの電流制限抵抗は330オームの固定抵抗なのだが、FM CH用の発光ダイオードでは、VR4で可変となっているのだ。で、VR1(光受信側)を回しても変化無し。VR1(光受信側)は底からなんとか細いドライバー(実はローソンでくれる竹割りばしを削った物)でアクセスできるが、VR4は分解しないとアクセス出来ない。VR1(光受信側)は調整方法が載っているが、VR4(光送信側)には調整方法が載っていない(念のため)。他のサイトで紹介されているVR1の調整だけでも治る場合も有ると思う。うちの場合は、VR1ではダメで、おそらくVR4。VR4でもダメなら、発光ダイオードか、フォトトランジスタの劣化ですな(劣化するのか?)。ネジを回すのが億劫で、今日はこれまで、最近こればかりだな。Hiまだまだ不具合があるのでね。最初は、やはり、VR4にも関係するAVR(レギュレータ)からだなあ。
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