ペルー日本大使館人質事件

1996年12月。ペルーの首都リマにある日本大使公邸で天皇誕生日を祝う宴が開かれていた。
そこを左翼ゲリラ、トゥパクアマル革命運動の14人が襲撃。大使以下、各国大使、日本企業駐在員、ペルー政府要人ら600人を人質に立て籠もった。
占拠は129日間に及び、交渉により女性や子供など200人以上が解放された。
しかし、交渉の裏では救出作戦が密かに準備され、特殊部隊が突入の瞬間を待っていた。
日本でも連日報道され、日本中が注目した。
*ここまでは番組宣伝


ドキュメンタリー番組としてよく出来た番組だと思いますので、見る機会があれば是非みてください。

日本のマスコミでは報道されなかった真実もたくさん放送されていて、日本とは違う視点からの報道が新鮮なニュースとして映りました。
人質の中には特殊部隊の関係者もいて常に連絡を取っていたそうです。
また、救出作戦があれほどまでに綿密な計画が練られていた事にも驚きました。
作戦終了後、ゲリラのリーダーには500発もの銃弾が打ち込まれていたそうです。銃撃の末なのか特殊部隊による処刑なのか真相は謎のままです。

最後に、この救出作戦の立役者（フジモリ大統領の側近）が事件を隠れ蓑に裏で麻薬取引を行っていたとの発言もありそれが後のフジモリ大統領失脚につながっていくというので終わっています。