人間、いたるところに青山あり

生きるも死ぬも今一時

あたらしい靴

2005-10-03 21:27:29 | Weblog
 去年マラソンに走った靴はかかとの外側の肉が鋭利な刀で削り取られたようになってしまった。自分の歩き方が悪いためにこんな形にしてしまった。ほんとならまだ役に立つのだが、自分の足やひざや腰をいためる恐れが大きいのだ。これで富士山に登ったのがうそのようだ。今日きれいに洗って靴箱に入れておいた。時々靴箱をあけると、あの削られた靴底の肉片が見られるようにひっくり返しておくことにした。
 
 あたらしい靴には期待が一杯入ってきた。まずはこれで菜の花マラソンに行きたいということだ。だから歩き方をなんとか矯正しなくちゃならん。
靴底が内と外で均等に使われ 傾斜を作らないようにしたい。
一年かけてどのくらい成功するか ずうっとそのことを念頭においていきたいと思う。
踵で着地し指で土をかじる。五本の指が生き生き働けるようにどんな工夫が必要か。小指や薬指にも個室を与えよう。また芝生をさがして裸足で走ってみよう。
僕の大腿四頭筋は外側筋にくらべ内側筋はかなり弱いのだろう。内股を鍛えることだ。ボールを股ではさんで歩いてみよう。
 
 年をとると変なことを考えるものだ。今日買った新しい靴への思いがこれから先何回味わえるだろうかということだ。
新しい靴をせめて13個買えたらいいなあと思う。そしてそのころマラソンを何時間かかって走っているだろうか。トロントのあの人たちのようになれたらどんなにいいか知れない。