（世界のボクシング） ＷＢＣ世界フライ級タイトルマッチ他ちょこっと情報、世界戦線♪

（写真は調印式に登場した４選手。提供は謎の男in JAPAN）


（追記あります）

ちょこっとシリーズ（いつ出来た？）の今回は世界王座戦線についてだす。まず明日のＷＢＣ世界フライ級タイトルマッチに登場する王者ソニーボーイ・ハロ（フィリピン）は苦労の末計量をパス。他にも今後の展望などてんこ盛りです♪


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　　（愚連隊の一言）おし～り　ふりふり　もんがもんが～～～♪


まず最初の話題は明日のＷＢＣ世界フライ級タイトルマッチの公開計量。
挑戦者の五十嵐俊幸（日本、帝拳）は１回目でリミットでパス。ところが王者ソニーボーイ・ハロは１回目の計量で５００グラムオーバー！

　　まああんだけ筋肉バリバリじゃあ、体重落とすのめっちゃ大変だろうなあ…

とは思ってたんだけど。その後現場にいたワタナベジムに石原雄太トレーナーがツイッターで「ハロは体重を落とすためにサウナに向かったもののハロが刺青入れていたので「入場拒否」（汗）をされたので外でランニングして体重を落とすとのことでした。」と報告してくれました。

　　石原様リアルタイム情報ありがとうございました。

その結果ハロは２時間後に無事リミットでパスしました。

ハロのマネージャーのアルジョー・ハロ氏は「体重は１時間で落とせました。ハロの体調は問題ない。明日はＫＯで勝ちますよ！」とフェースブックを通じてコメントをくれました。

しかしあの筋肉もりもりの体がどーでるのか？

ちなみにハロにはポンサックレックのプロモーターであるぺッインディーがオプションを２つ持っているのでハロが勝利すれば恐らくはポンサックレックが再戦する形になると思います。今ぺッインディーで（というかタイで）ポンサックレック以上のフライ級ボクサーはいないですからね。
もし五十嵐が勝つとこのオプションは終了。帝拳の最近の傾向から見て米州市場をにらんで動いていく可能性が高いですね。


で、ＷＢＡスーパーフェザー級タイトルは内山がＫＯ勝ちするからいいとして、っと（おいおい）以下、階級の軽いほうから直近の世界戦線について見てみましょう。（外れる可能性大）まあ、主としてタイ人選手の絡むところを書いていきます。

＝ミニマム＆ストロー級（１０５ポンド）＝
ＷＢＡミニマム級ではメキシコ時間７月１４日に暫定王座決定戦が行われ、昨年タイで前暫定王者パイパロップ・ゴーキェットジムに判定で敗れたヘスス・シルベストレ（メキシコ）がエドウィン・ディアスを破ってＷＢＡミニマム級暫定王者になりました。


＜ヘスス・シルベストレ（左）とあたしのヘルマノ＞

現同級王者の井岡一翔がライトフライ級への転級を示唆しているため、転級後にはシルベストレが正規王者に繰り上がる可能性が高いですね。
なおその後の空位の暫定王座（？）をめぐってすでにタイのプロモーターが動いています。現在名前の挙がっている候補はギャラクシーの元同級王者・現同級３位ポンサワンとゴーキェットの同級２位のピグミー・ゴーキェットジム。ＷＢＡ世界王座をすべて失ったギャラクシーとしては何としても欲しいこの王座、はてさてどうなりますやら？

ＷＢＣストロー級は井岡が返上しましたが、その空位の王座は同級１位のデンバー・クエリョ（フィリピン）と同級２位のワンヘン・ガイヤーンハーダオジム（タイ）で交渉中。しかしタイの関係者の間でも「ワンヘンでもクエリョには…」という声がある中、この試合は組まれるのでしょうか？

ＩＢＦのミニフライ級は同級６位の高山勝成が同級１１位のマテオ・ハンティグ（フィリピン）と次期挑戦者決定戦を９月に行う方向。（日程は未定）勝者が王者ヌコンシナティ・ジョイ（南ア）に挑戦することになります。高山が勝てば３度目の挑戦となります。


＝ライトフライ＆ジュニア・フライ級（１０８ポンド）＝
ＷＢＣライトフライ級王者コンパヤックは前王者で同級２位のエイドリアン・エルナンデスと交渉中。これは前王者側がその保有するオプション契約の行使を主張したものでタイ側もかなりの条件を出したものの興行権は取れなかった模様で、「メキシコで行うことは決まり」（ピヤラット氏）とのこと。
もっともコンパヤックのプロモーターはすでにコンパヤックが敗れた場合に備えて同僚のノックノーイを連戦させて同級１位にまで上げています。

ＷＢＡのライトフライはロマゴンが磐石。ロマゴンが強すぎるせいもあって並存している暫定王座（おいおい）は暫定王者ペルーのアルベルト・ロッセルが８月１８日にコロンビアのカールイス・ディアスと対戦予定。これを無事にパスすると残る１つのオプションをもっている前王者ホセ・ロドリゲスとの再戦が濃厚です。


＝フライ級（１１２ポンド）＝
ＷＢＣはもう書いたので省略。
ＷＢＡはエルナン・マルケス（メキシコ）が今日防衛に成功したもののあまりいい内容ではなかったようですね。
ＷＢＡとＷＢＯでランキングに入っているフィリピンのフローリン・サルダーに「タイトル挑戦」の動きがあるようなので、近々表面化するかもしれません。


＝Ｓフライ級（１１５ポンド）＝
ＷＢＣ・Ｓフライ級王者佐藤洋太は難敵と思われたシルベスター・ロペスを下して防衛に成功。次戦について亀田家との対戦の話があがっていますが、現在まだタイの前王者側にオプションが１つ残っており、タイ選手以外と戦う場合はこのオプション買取が前提。しかしタイ側もこの機会を逃すとまたいつ世界挑戦できるかわからないから簡単には手放さないと思います。
タイ側は再三同級１７位にいるシーサケーッ・ソー・ルンウィサイ（タイ）の挑戦の意向を示していますが、前王者スリヤンの調子次第ではスリヤンとの再戦もありえるか？


（以下、追記）
７月１２日付の「日刊ムアイサイアム」にナコンルアンのスラチャート氏の記事が出ていました。氏はある目的もあって佐藤ＶＳロペス戦を見に日本に行っていました。（これは独自情報ね）

帰国後スラチャート氏は「協栄の金平氏と話をして、ロペスとの試合は指名試合として納得した。しかし次の試合はオプション契約を使って行うことで話をし、まだ日時場所は決まっていないが９月に佐藤に挑戦したい。」「相手はシーサケーッかスリヤンかのどちらか。」と発言しています。

以前、９月にタイ東北部のシーサケーッ県でシーサケーッ・ソー・ルンウィサイを挑戦させる、と明言していたのよりは若干後退していますね。

はてさて、どーなりますやら…

（追記終わり）


ＷＢＡのテーパリッ・ゴーキェットジム（タイ）は９月早々にも防衛戦を計画中。対戦相手は直近ランキングにぐぐぐっと入ってきた選手を見れば察しがつくと思います。あたしもまだそこまでしか言えません。



＝バンタム級（１１８ポンド）＝
ＷＢＡは亀田興毅が休養王者認定されたものの昨年のケースと異なり正規王者が空位のままなので暫定王者ウーゴ・ルイスは引き続き暫定王座をキープ。この空位の取り扱いによって岩盤が動くんですが…

ＷＢＣバンタム級の王者山中には恐らくタイの選手は絡まないと思われ…（汗）

この階級で特筆はＷＢＯで、前王者ホルヘ・アルセが返上した王座を同級１位のＡＪバナル（フィリピン）と同級２位のプンルアン・ソー・シンユー（タイ）が争うことになり現在交渉中も興行権の駆け引きで「ファイトマネーが上がってしまって困ります。」（タイのプロモーター）という状況で開催国がタイになるかフィリピンになるか予断を許さない状況です。


＝フェザー級（１２６ポンド）＝
突然飛びますが、ＷＢＡのこの階級に異変があるかも？


　　っていうか突然ランキング入りした選手に要注目です。


恐らく近々正式に発表があるっぽい？「契約書は交わしているんですけどね…」とは関係者の弁。


　　まあ当たるも八卦、当たらぬも八卦的な感じで読んでおいてください♪


ではまた


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