バンコクから愛を込めないで (ボクシング奈落編)

ボクシングから離れていたあたしは復活するのか(゜Д゜)!?

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(タイのボクシング) テーパリッの戦績とboxrec.com神話

2012年04月06日 08時37分03秒 | タイのボクシング
匿名様から指摘があったように時事通信が「JBCがテーパリッの戦績を変更した」と報じたようです。ここで改めてタイの戦績管理の現状について触れてみます。


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  (愚連隊の一言)今日明日だ、頑張れ…>自分


傍目でようつべに上がっていた参議院予算委員会の田中防衛大臣と佐藤正久議員のかけあい漫才を見てて笑ってしまったあたしです。


 「あ~~もしもし」(田中防衛大臣)


ってなんだよ…(苦笑)その後の質問で強面の佐藤議員がマジに腹抑えて笑ってたよ…(汗)


さて、本題です。

匿名様からご指摘のあったのが下の記事、


  テーパリットの戦績を訂正=ボクシング


要は事前に発表していた(恐らくはboxrec.com)のデータを引用していた戦績とタイ側が「タイ・ボクシングコミッション(以下TBC)」の認証を受けてもってきた証明書の


  内容が違ったので


TBCの戦績証明書に基づいてJBCとしての公式戦績を変更した、ということですな。


ここでは何度か取り上げていますが、


  TBCとは公式なコミッションではない(重要)


のが問題まず一点。ただし公的機関であるタイ・スポーツ観光省の委任を受けて長く選手管理や戦績管理を行ってきたこと、このため長く各国から「タイのコミッション」と認められてきたことは事実です。

ただし日本でサーカイ選手の死亡事故が起きた際にライセンス発行・延長手続きなどがきちんとされていなかったことを受けて、その後法改正があってそれまでTBCで「代行」していた事務をタイプロボクシング協会(PBAT)に移行することになりました。このため世界的にはすでに欧州などではTBCの証明書を認めていません。現在引き続きTBCの証明書を正規の証明書として取り扱っているのは日本、韓国、豪州などだそうです。
JBCもタイの選手登録・管理方式への疑念と現状は把握はしていますが、長年のTBCとの関係とPBATの活動の実態が把握しきれていないために引き続きTBCの証明書を採用しているわけです。

まあ例えばTBCがタイで行われる国際式ボクシングの試合すべてに立会人を派遣して試合結果の管理をしていればよいのですがそういったことは実際には行われておらず、このため特にアンダーカードの試合結果などは(下手すると新聞でも省略されるので)把握が出来ていないのが実情。

タイムキーパーだってあたしが現場で聞いて回らない限りアンダーカードのKOタイムなどは保管もせずに消去されるのが実情です。(メインのタイトルマッチはタイトル管理団体が記録を残しているのでその限りではない)

まあその時点でTBCによる戦績管理に疑問符がつくわけですが、その機関によって発行される戦績証明書や戦績発表は一部機関で認められていません。

例えばフィリピンのGABはタイ人の戦績およびフィリピン人選手のタイでの戦績は

  boxrec.comの結果を参照しています。

さらにWBOアジアパシフィックもタイトルマッチの承認で参照する戦績はboxrec.comのもので、この間あたしがインドネシアから取り寄せたインドネシアの協会による戦績証明書さえも一蹴されました。(汗)

実際日本で戦ったタイ人選手の戦績で「え~~~?」っといいたくなるほどあたしの認識と異なる戦績が発表されることがありますし(例:1勝11敗の選手の戦績が12勝11敗と発表されるなど)正確性について疑問が正直あります。

まず以上が「タイのコミッションによる戦績証明」の問題点。


しかしじゃあboxrec.comのデータが100%信用できるかと言うとそんなことはありません。


まず最初にboxrec.comとは


  公的な戦績管理データベースではありません。


あくまでイギリスの1ボクシングファンが始めた


  ごく私的なボクシングデータベース


です。これをまず覚えておいてください。現在こそ世界各国にエディターがいて世界の戦績情報などが送られてきますが、それでも


  メキシコ(重要)、タイ、インドネシアなど(そして今後中国も)がboxrec.comのブラックボックスでした。


自分で言うのもなんですがタイの戦績についてはあたしが絡み始めてからかなりの比率でアップ出ていると思いますが


  今のようにタイにいないと心配です…(汗)


そこにアップされているデータは各国の公的機関が発表したものではありません。それぞれのエディターが収集してきたデータの集合体です。まあ国によっては公的データもあるとおもいますけど。


  余談ですが特にboxrec.com上の「予定」についてはプロモーターの口から情報や新聞情報でそのまま載ることも多く正確性はそんなに高くないです。


まずはこういう前提を覚えておいてください。戦績やスケジュールを「boxrec.comにこう書いてあった!」というのは


  あくまで「参照程度」で考えて欲しいのです。


データベースとして大きくなりすぎたために本来以上に権威があるように考えられている、とあたしは思っています。


現にWBCスーパーフライ級王者スリヤン選手の戦績に日本で行われていた別の選手の戦績が紛れ込んでいた、ということがりました。この際は本人の口から「日本に行ったことがない(当時)」という話があり、あたしも当時の試合観戦したひとの記録を確認した上で日本のぼくれこの中の人と相談、確認の上で修正してもらいました。(日本のぼくれこの中の人の仕事はかなり正確なんですがそれでさえ無謬ではないです。)

さらにここでも何度か取り上げているような「美味しいフェイクボクサー」が作られたり、

 
  あたしが日本に滞在している間に行われた試合の特にアンダーカードの結果が漏れているかもしれない


とか。タイのスポーツ新聞でさえアンダーカードの結果が漏れている、っていうかはっきり言って記者は最後の試合まで見ていない、ことが多いので公表された結果が見つからない、ということがあったりもします。ましてや地方で行われたムエタイの試合にまぎれた国際式ボクシングの試合や、ラジャダムナンやルンピニーなどの常設会場で1興行に1試合あるかどうか(ないことも多い)ボクシングの試合がデータから漏れることは十分あります。(たぶんその点はあたしも今さぼったりしているので記入漏れがあります)←おいおい


  しかし1大会にあるかないかの試合を目を皿にしてさがすの大変なんですよ、マジに。


まあ当然その試合のためにコミッションから人が行ってるわけはないし、っていうかタイボクシングコミッションってラジャダムナンのプロモーターの組織だからルンピニーの試合見に来ないだろうし。

ただしぼくれこの中でのデータの変更はタイにいるエディターの間で話し合ったり、海外のエディターとも確認したりした出来るだけ正確性を維持しようとはしていますけどね。


いずれにせよ、タイの公的組織もしくはきちんと独立性のあるコミッションがなく、現場での戦績管理や選手管理(リングネームの転用などは日常茶飯事に近い)がきちんと行われていない以上は


  正確な戦績把握は無理です。


タイにもGABくらいの強い力をもった組織が大改革を行わないと先が危うく思われます。フィリピン人が強くなったのはパッキャオ効果の部分もありますが、


  GABによる選手の品質チェック(戦績管理とそれに基づく選手管理)の効果も大きいのです。


(6回戦、8回戦の試合を行うにはそれぞれ4回戦、6回戦の実績が必要。ぽっと出の選手がタイトルマッチに出場するようなことは出来なくなっている。やればGABから罰を与えられる。)


まあいずれにしてもこの大問題は一朝一夕にはよくなりません。


そして最後にあたしがboxrec.comのエディターとして認められた際に管理人氏から言われたのは言葉は斟酌すると


 「大会データ」のアップは良いが「個人戦績」のアップは気をつけて欲しい


ということでした。すなわち1個人の戦績だけどアップするのではなく(偽造に繋がりやすい)行われた大会の丸々のデータをアップして欲しい、ということです。この観点からも今回「匿名様」からお話のあった「テーパリッのデータを変更して欲しい」という要望には応えにくいのです。まあやるとしたら


  TBCの出した戦績証明書を取り寄せて、2008年からの1試合1試合をタイ人のエディターと一緒に逐一検証する


ということになりますのでただでさえ簡単には出来ないのです。

今回「匿名様」からの要望?を元にタイ戦績管理とboxrec.comのことについて書いてみました。だらだらと書いたのでまとまりがないですが、


  要はタイ選手の戦績管理は簡単じゃないのよ♪


ってことで。(汗)


ではまた


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