(写真はポーン・キンペッ)
4月16日(木曜日)にバンコクからすこし南に行った保養地ホアヒン(王様の離宮もあります)で、タイボクシング会の英雄ポーン・キンペッ(キンペット)記念世界ボクシング100年記念?大会(日本語はあくまで仮称)がゴーキェット・グループ主催・M-150冠大会として行われます。メインはWBCインターナショナルのスーパーライト級王座決定戦です。
タイ語の案内はゴーキェット・グループのHPでどうぞ
ポーン・キンペッ(キンペット)(Pone Kingpetch)(1935~1982)はタイ国南部のプラチュウアップキリカン県ホアヒンに生まれたボクサーで、1960年4月にタイのボクサーとして初めて国際式ボクシングの世界チャンピオンとなったボクサーです。BOXRECによれば、戦績は28勝9敗7分け。このボクサーを記念するためにホアヒンには「ポーン・キンペッ記念公園」まであります。
<ポーン・キンペッ記念公園>
自分は全然別のことをしているときにこの人物を知りました。それは現在も円谷プロダクションとウルトラマンの海外での著作権につい裁判であらそっているチャイヨー・プロダクションのソンポーッ・セーンドゥアンチャイ社長です。実は彼は映画特待生として(当時タイでは映画は振興指定産業のひとつだった)東宝および円谷プロで研修したんですが、その研修生として選ばれるきっかけが彼が写したポーン・キンペッの写真だったんですね。ソンポーッ社長のご自宅で見せていただいたことがありますが、2色それぞれのボクサーの写真を一枚に合成したような写真だったと思います。
ソンポーッ社長はその研修の中で円谷英二氏の薫陶を受け、特撮監督だった佐川氏などとも知り合い、当時お金に困っていた円谷皐元社長(台北に○を囲っていたり、金遣いが荒かったらしいですね)に(タイ側が)資金を提供する代わりにウルトラマンからウルトラマンタロウ&ジャンボーグAの海外での販売の権利を買い、さらにタイでマニアの間では有名な「ウルトラ兄弟VS怪獣軍団」(ウルトラ兄弟とハヌマ-ンが一緒に怪獣と戦う)やマニアでもあまり知らない「ハヌマ-ンと5人ライダー」(ハヌマ-ンとライダー1号からスカイライダーまで5人がキングダークと戦う)といった映画を作りました。その際は佐川監督も特撮監督として参加しています。
詳しくはこのホームページでどうぞ。
さて、本題のボクシングの試合なんですが、以下のようなカードが組まれています。
メイン試合:WBCインターナショナルスーパーライト級王者決定戦
プラヴェーッ(プラヴェート)・シンワンチャー(Prawet Singwangcha)(タイ)
VS
ヘリ・アンドリヤント(Heri Andriyanto)(インドネシア)
インドネシアライト級チャンピオン
かつてPABAのライト級チャンピオンでもあったプラヴェーッが空位になっているWBCインターナショナルの王座決定戦にいどみます。戦績は32勝(19KO)3敗2分けですが、1999年11月にPABAライト級チャンピオンについてからは2007年12月に、後に日本の小堀に敗れた、ホセ・アルファロ(Jose Alfaro)にWBAライト級王者決定戦で敗れたのみ、というかなりすごい戦績ですね。アルファロ戦も、外地(ドイツ)で戦ってスプリット・デシジョンだったようですから。
対するアンドリヤントは現インドネシアライト級チャンピオンで、戦績は14勝(9KO)6敗1分け。ただし戦っているのはほとんどインドネシアで若干がフィリピンのみ。そして昨年は6戦して3勝3敗の成績ですので、まあ結果は見えたようなものでしょう。そもそも記念興行のメインでタイが負けちゃったら大変ですから。
ちなみに二人ともWBCライト級のランキングには入っていません。層が厚いですからね、このレベルは。タイ人ではサダム・3Kバッテリー(ABCOライト級王者)で17位ですか…、厳しいですな。
準メイン試合:WBCインターナショナルフライ級王者決定戦
センムアンルゥーイ・ゴーキェットジム(Seanmuangloei Kokietgym)(タイ)
VS
バユ・アンゴロ(Bayu Anggoro)(インドネシア)
センムアンルゥーイのBOXRECの戦績はあてにはならないでしょうが、ということはほとんどタイ国内でタイ人相手に戦ってきたものと思われます。彼としては最初の試練でしょう。(そんなに重い試練ではないと思いますが)
相手のバユは戦績8勝(3KO)4敗2分け。ですが、亀田大毅や大久保に敗れたウィド・パエス(Wido Paez)に1敗1分けなのでその実力の程も見当がつきましょう。
まあ言い方は悪いですが、センムアンルゥーイの箔付け試合となりそうです。
アンダーカードその1:
ドゥアンペッ(ドゥアンペット)・ゴーキェットジム(セーンモラコット)
(Duangpetch Kokietgym or Duangpetch Saengmorakot)(タイ)
VS
ロミー・ワサー(Rommy Wassar)(インドネシア)
(インドネシア)
これはPABAのスーパーフライ級チャンピオンであるドゥアンペッの調整試合&お披露目というだけの試合ですね。
アンダーカードその2:
プーパー・ポー・ノップノム(Phupha Por Nobnom)(タイ)
VS
ウィサンレック・シンマナサック(Wisantlek Sinmanasak)(タイ)
(戦績不明)
プーパーは戦績データが少ないんですが、上に出ているセンムアンルゥーイに勝ってますね。これからの選手という感じでしょうか?ウィサンレックについては戦績確認できませんでした。
後はさらに下のカードとして女子のカードも組まれるようです。
なお、この大会は同日TV7チャンネルで15時から2時間の枠で放送されます。
ではまた
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4月16日(木曜日)にバンコクからすこし南に行った保養地ホアヒン(王様の離宮もあります)で、タイボクシング会の英雄ポーン・キンペッ(キンペット)記念世界ボクシング100年記念?大会(日本語はあくまで仮称)がゴーキェット・グループ主催・M-150冠大会として行われます。メインはWBCインターナショナルのスーパーライト級王座決定戦です。
タイ語の案内はゴーキェット・グループのHPでどうぞ
ポーン・キンペッ(キンペット)(Pone Kingpetch)(1935~1982)はタイ国南部のプラチュウアップキリカン県ホアヒンに生まれたボクサーで、1960年4月にタイのボクサーとして初めて国際式ボクシングの世界チャンピオンとなったボクサーです。BOXRECによれば、戦績は28勝9敗7分け。このボクサーを記念するためにホアヒンには「ポーン・キンペッ記念公園」まであります。
<ポーン・キンペッ記念公園>
自分は全然別のことをしているときにこの人物を知りました。それは現在も円谷プロダクションとウルトラマンの海外での著作権につい裁判であらそっているチャイヨー・プロダクションのソンポーッ・セーンドゥアンチャイ社長です。実は彼は映画特待生として(当時タイでは映画は振興指定産業のひとつだった)東宝および円谷プロで研修したんですが、その研修生として選ばれるきっかけが彼が写したポーン・キンペッの写真だったんですね。ソンポーッ社長のご自宅で見せていただいたことがありますが、2色それぞれのボクサーの写真を一枚に合成したような写真だったと思います。
ソンポーッ社長はその研修の中で円谷英二氏の薫陶を受け、特撮監督だった佐川氏などとも知り合い、当時お金に困っていた円谷皐元社長(台北に○を囲っていたり、金遣いが荒かったらしいですね)に(タイ側が)資金を提供する代わりにウルトラマンからウルトラマンタロウ&ジャンボーグAの海外での販売の権利を買い、さらにタイでマニアの間では有名な「ウルトラ兄弟VS怪獣軍団」(ウルトラ兄弟とハヌマ-ンが一緒に怪獣と戦う)やマニアでもあまり知らない「ハヌマ-ンと5人ライダー」(ハヌマ-ンとライダー1号からスカイライダーまで5人がキングダークと戦う)といった映画を作りました。その際は佐川監督も特撮監督として参加しています。
詳しくはこのホームページでどうぞ。
さて、本題のボクシングの試合なんですが、以下のようなカードが組まれています。
メイン試合:WBCインターナショナルスーパーライト級王者決定戦
プラヴェーッ(プラヴェート)・シンワンチャー(Prawet Singwangcha)(タイ)
VS
ヘリ・アンドリヤント(Heri Andriyanto)(インドネシア)
インドネシアライト級チャンピオン
かつてPABAのライト級チャンピオンでもあったプラヴェーッが空位になっているWBCインターナショナルの王座決定戦にいどみます。戦績は32勝(19KO)3敗2分けですが、1999年11月にPABAライト級チャンピオンについてからは2007年12月に、後に日本の小堀に敗れた、ホセ・アルファロ(Jose Alfaro)にWBAライト級王者決定戦で敗れたのみ、というかなりすごい戦績ですね。アルファロ戦も、外地(ドイツ)で戦ってスプリット・デシジョンだったようですから。
対するアンドリヤントは現インドネシアライト級チャンピオンで、戦績は14勝(9KO)6敗1分け。ただし戦っているのはほとんどインドネシアで若干がフィリピンのみ。そして昨年は6戦して3勝3敗の成績ですので、まあ結果は見えたようなものでしょう。そもそも記念興行のメインでタイが負けちゃったら大変ですから。
ちなみに二人ともWBCライト級のランキングには入っていません。層が厚いですからね、このレベルは。タイ人ではサダム・3Kバッテリー(ABCOライト級王者)で17位ですか…、厳しいですな。
準メイン試合:WBCインターナショナルフライ級王者決定戦
センムアンルゥーイ・ゴーキェットジム(Seanmuangloei Kokietgym)(タイ)
VS
バユ・アンゴロ(Bayu Anggoro)(インドネシア)
センムアンルゥーイのBOXRECの戦績はあてにはならないでしょうが、ということはほとんどタイ国内でタイ人相手に戦ってきたものと思われます。彼としては最初の試練でしょう。(そんなに重い試練ではないと思いますが)
相手のバユは戦績8勝(3KO)4敗2分け。ですが、亀田大毅や大久保に敗れたウィド・パエス(Wido Paez)に1敗1分けなのでその実力の程も見当がつきましょう。
まあ言い方は悪いですが、センムアンルゥーイの箔付け試合となりそうです。
アンダーカードその1:
ドゥアンペッ(ドゥアンペット)・ゴーキェットジム(セーンモラコット)
(Duangpetch Kokietgym or Duangpetch Saengmorakot)(タイ)
VS
ロミー・ワサー(Rommy Wassar)(インドネシア)
(インドネシア)
これはPABAのスーパーフライ級チャンピオンであるドゥアンペッの調整試合&お披露目というだけの試合ですね。
アンダーカードその2:
プーパー・ポー・ノップノム(Phupha Por Nobnom)(タイ)
VS
ウィサンレック・シンマナサック(Wisantlek Sinmanasak)(タイ)
(戦績不明)
プーパーは戦績データが少ないんですが、上に出ているセンムアンルゥーイに勝ってますね。これからの選手という感じでしょうか?ウィサンレックについては戦績確認できませんでした。
後はさらに下のカードとして女子のカードも組まれるようです。
なお、この大会は同日TV7チャンネルで15時から2時間の枠で放送されます。
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