さて、本日のWBOジュニアバンタム級王座決定戦!実は朝ソフトボールの試合で6時から家をでて準備と試合をしてきたんですが、たまたま試合が早く終わったので観戦に間に合いました。っていうか、「10時からだああああ」と思ってTVつけたら映画「HERBY」やってるし。(車が意思を持って走るようになる実写映画)と思ったら映画を中断して中継が入りました。
WBOジュニアバンタム級王座決定戦
同級1位 プラムアンサック・ゴーキェットジム(Pramuansak Kokiet Gym)
VS
同級2位 ホセ・ロペス(Jose Lopez)
今回はホセ・ロペスの地元プエルトリコでの開催。1位の地元でなく、2位の地元というのが違和感がありますが、そこはやはり団体(WBO)本部へのつながりなのか、入札で負けたのか…
観客席は満員で、TV解説によれば15000人とのこと。
さて、そもそもが海外(敵地)でのベルト奪取は厳しいものがあると思うんですが、タイ人にとっての敵地プエルトリコも例外ではなく、今までの前例ではタイトル戦で1勝4敗1分けだったそうで、唯一の勝利は英雄カオサイの弟カオコー・ギャラクシーのものとのこと。今回プラムアンサックが勝てばタイ史上最高齢のチャンピオン&2人目のプエルトリコでの戴冠、となるわけなんですが…
以下、観戦記です。
<1R>
両者様子見でスタート。
両者とも右のオーソドックススタイル。
思ったよりも体格差は感じない。ジャブの応酬などはほぼ互角だがロペスの方が前へよりでる積極性あり。
プラムアンサックの9-10。
<2R>
ロペスが前に出てプラムアンサックが外を回る展開。
ロペスのボディーから右フックがヒット。もつれたところでプラムアンサックがロペスの後ろ頭を叩く展開があり2回注意される。
プラムアンサックの9-10
<3R>
相変わらず攻め主体のロペスと守り主体のプラムアンサック。
しかしプラムアンサックのディフェンスは上手い!ダックとスウェー、ブロックでロペスのパンチを避ける避ける。
そして相手の右に合わせてカウンターを2発入れるプラムアンサック。
ロペスはボディーアッパーといい、フックといい、力強さを感じさせ、プラムアンサックのガードが弾かれる光景も見られる。
しかしクリーンヒットをとってプラムアンサックの10-9
<4R>
ロペスが圧力強く前にでる。プラムアンサックがよろけること2度。
しかしプラムアンサックは接近戦でもパンチを見切っており、ロペスのパンチの合間を縫ってテンプルに左フックを2回決める。
プラムアンサックの10-9
<5R>
ロペスは相変わらず前へ。プラムアンサックは外側を回る。
手数もロペスが上。しかし接近してのパンチをプラムアンサック避ける。
離れ際にロペスのパンチが入る。
中盤は押し合いでプラムアンサックのクリンチが多い。
プラムアンサックの9-10
<6R>
ロペスの右フック、左ジャブ、ボディーが入り始める。
接近戦でプラムアンサックは左ジャブからボディーへ。たまらずロペスがクリンチ。
プラムアンサックが前へ出始め左アッパー、フックでロペスをロープ際に追い込む。
ここでプラムアンサックがロペスのローブローをアピール。レフェリーが注意。
プラムアンサックはロペスのフェイントもきっちり見えている。
プラムアンサックの10-9
<7R>
この辺からプラムアンサックが前へ出るがパンチの応酬からクリンチへ入るパターン多し。
接近戦でロペスが攻勢、プラムアンサックもフックで応酬。
ここでロペスの右フックが入ってプラムアンサックがよろめくもダウンはせず反撃する。
プラムアンサックの9-10
<8R>
プラムアンサックが接近戦で頭をつけすぎで注意される。また手数が減った感じ。
接近戦ではフックの打ち合いだが正確さと避ける技術はプラムアンサックが上。
プラムアンサックの左アッパーが入る。
再度の接近戦で両者打ち合い。プラムアンサックの右フックが入るがそこでゴング。
プラムアンサックの10-9
<9R>
ここからロペスの疲れが見え始め、プラムアンサックが前に出て試合を支配。
打ち合いでもプラムアンサックが押す。ロペスがクリンチで逃げる。
プラムアンサックのボディーが入るもレフェリーがロペスのグローブのテーピングをチェックして中断。
その後の接近戦はボディーの打ち合い。ロペスが押すがプラムアンサックも打ち返す。
プラムアンサックの10-9
<10R>
プラムアンサックが前へ出る、攻勢!
と、レフェリーがテーピング直し。
接近戦、打ち合い!
と、レフェリーがテーピング直し。
打ち合い!プラムアンサック優勢!!
と、レフェリーがテーピング直し(おい)
いらつくプラムアンサック。(そりゃそうだ、とあたしが思う。)
と、レフェリーがテーピング直し。(おいおい)
プラムアンサックのいいパンチがロペスを捕らえる!ロペスがクリンチで逃げる。
(場内ロペスコール!)
プラムアンサックが前に出たところでゴング。
プラムアンサックの10-9
<11R>
インターバル時間をオーバーしてレフェリーが両者にテーピングをしっかりさせる。
(どー考えてもロペスへの回復時間提供)
おかげで復活したロペスが攻勢、プラムアンサックがクリンチ。
接近戦で打ち合い。
プラムアンサックの9-10
<12R>
両者激しい打ち合い。ロペスが前に出るがプラムアンサックも負けずに前へ。
しかしロペスの力強いパンチが入る。
プラムアンサックの9-10
おろぉぉ~~~~~、あたしの採点では114-114のドロー!?
まあ人により、3R,4R,6Rはロペスに振ってもおかしくない展開。明確にプラムアンサックのRは9Rと10Rの2R。10R出だしの勢いでは下手したらKO勝ちもあるんではないかと思ったほどロペスの運動量が落ちてプラムアンサックのパンチが決まったんですが、そこで再三再四のテーピング直し。そして11Rは本来R始まる時間にまだテーピングを確認させてましたからあからさまにロペスへのサポート!(怒)
まあ敵地での戦いではこういうことになるんでしょうねぇ…
だから敵地ではKOしか道がなかったんだけど、そのチャチャンスをテーピング直しでつぶされました。
本当に残念…
この後プラムアンサックはどうするんでしょうか?
しかし彼のディフェンス技術は本物!ダック、スウェー、ブロッキングでロペスの攻撃のかなりを防いでいました。そしてロペスの疲れを待って…というのは陣営の作戦でもあったと思うんですが…
本当に残念…(しつこい)
以上、観戦記でした。
ではまた
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同級1位 プラムアンサック・ゴーキェットジム(Pramuansak Kokiet Gym)
VS
同級2位 ホセ・ロペス(Jose Lopez)
今回はホセ・ロペスの地元プエルトリコでの開催。1位の地元でなく、2位の地元というのが違和感がありますが、そこはやはり団体(WBO)本部へのつながりなのか、入札で負けたのか…
観客席は満員で、TV解説によれば15000人とのこと。
さて、そもそもが海外(敵地)でのベルト奪取は厳しいものがあると思うんですが、タイ人にとっての敵地プエルトリコも例外ではなく、今までの前例ではタイトル戦で1勝4敗1分けだったそうで、唯一の勝利は英雄カオサイの弟カオコー・ギャラクシーのものとのこと。今回プラムアンサックが勝てばタイ史上最高齢のチャンピオン&2人目のプエルトリコでの戴冠、となるわけなんですが…
以下、観戦記です。
<1R>
両者様子見でスタート。
両者とも右のオーソドックススタイル。
思ったよりも体格差は感じない。ジャブの応酬などはほぼ互角だがロペスの方が前へよりでる積極性あり。
プラムアンサックの9-10。
<2R>
ロペスが前に出てプラムアンサックが外を回る展開。
ロペスのボディーから右フックがヒット。もつれたところでプラムアンサックがロペスの後ろ頭を叩く展開があり2回注意される。
プラムアンサックの9-10
<3R>
相変わらず攻め主体のロペスと守り主体のプラムアンサック。
しかしプラムアンサックのディフェンスは上手い!ダックとスウェー、ブロックでロペスのパンチを避ける避ける。
そして相手の右に合わせてカウンターを2発入れるプラムアンサック。
ロペスはボディーアッパーといい、フックといい、力強さを感じさせ、プラムアンサックのガードが弾かれる光景も見られる。
しかしクリーンヒットをとってプラムアンサックの10-9
<4R>
ロペスが圧力強く前にでる。プラムアンサックがよろけること2度。
しかしプラムアンサックは接近戦でもパンチを見切っており、ロペスのパンチの合間を縫ってテンプルに左フックを2回決める。
プラムアンサックの10-9
<5R>
ロペスは相変わらず前へ。プラムアンサックは外側を回る。
手数もロペスが上。しかし接近してのパンチをプラムアンサック避ける。
離れ際にロペスのパンチが入る。
中盤は押し合いでプラムアンサックのクリンチが多い。
プラムアンサックの9-10
<6R>
ロペスの右フック、左ジャブ、ボディーが入り始める。
接近戦でプラムアンサックは左ジャブからボディーへ。たまらずロペスがクリンチ。
プラムアンサックが前へ出始め左アッパー、フックでロペスをロープ際に追い込む。
ここでプラムアンサックがロペスのローブローをアピール。レフェリーが注意。
プラムアンサックはロペスのフェイントもきっちり見えている。
プラムアンサックの10-9
<7R>
この辺からプラムアンサックが前へ出るがパンチの応酬からクリンチへ入るパターン多し。
接近戦でロペスが攻勢、プラムアンサックもフックで応酬。
ここでロペスの右フックが入ってプラムアンサックがよろめくもダウンはせず反撃する。
プラムアンサックの9-10
<8R>
プラムアンサックが接近戦で頭をつけすぎで注意される。また手数が減った感じ。
接近戦ではフックの打ち合いだが正確さと避ける技術はプラムアンサックが上。
プラムアンサックの左アッパーが入る。
再度の接近戦で両者打ち合い。プラムアンサックの右フックが入るがそこでゴング。
プラムアンサックの10-9
<9R>
ここからロペスの疲れが見え始め、プラムアンサックが前に出て試合を支配。
打ち合いでもプラムアンサックが押す。ロペスがクリンチで逃げる。
プラムアンサックのボディーが入るもレフェリーがロペスのグローブのテーピングをチェックして中断。
その後の接近戦はボディーの打ち合い。ロペスが押すがプラムアンサックも打ち返す。
プラムアンサックの10-9
<10R>
プラムアンサックが前へ出る、攻勢!
と、レフェリーがテーピング直し。
接近戦、打ち合い!
と、レフェリーがテーピング直し。
打ち合い!プラムアンサック優勢!!
と、レフェリーがテーピング直し(おい)
いらつくプラムアンサック。(そりゃそうだ、とあたしが思う。)
と、レフェリーがテーピング直し。(おいおい)
プラムアンサックのいいパンチがロペスを捕らえる!ロペスがクリンチで逃げる。
(場内ロペスコール!)
プラムアンサックが前に出たところでゴング。
プラムアンサックの10-9
<11R>
インターバル時間をオーバーしてレフェリーが両者にテーピングをしっかりさせる。
(どー考えてもロペスへの回復時間提供)
おかげで復活したロペスが攻勢、プラムアンサックがクリンチ。
接近戦で打ち合い。
プラムアンサックの9-10
<12R>
両者激しい打ち合い。ロペスが前に出るがプラムアンサックも負けずに前へ。
しかしロペスの力強いパンチが入る。
プラムアンサックの9-10
おろぉぉ~~~~~、あたしの採点では114-114のドロー!?
まあ人により、3R,4R,6Rはロペスに振ってもおかしくない展開。明確にプラムアンサックのRは9Rと10Rの2R。10R出だしの勢いでは下手したらKO勝ちもあるんではないかと思ったほどロペスの運動量が落ちてプラムアンサックのパンチが決まったんですが、そこで再三再四のテーピング直し。そして11Rは本来R始まる時間にまだテーピングを確認させてましたからあからさまにロペスへのサポート!(怒)
まあ敵地での戦いではこういうことになるんでしょうねぇ…
だから敵地ではKOしか道がなかったんだけど、そのチャチャンスをテーピング直しでつぶされました。
本当に残念…
この後プラムアンサックはどうするんでしょうか?
しかし彼のディフェンス技術は本物!ダック、スウェー、ブロッキングでロペスの攻撃のかなりを防いでいました。そしてロペスの疲れを待って…というのは陣営の作戦でもあったと思うんですが…
本当に残念…(しつこい)
以上、観戦記でした。
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中盤ロペスの右フックが当たり始めた時、このままパワーで押し切られてしまうのでは?と思いましたが、さすがは元オリンピック選手、ディフェンスは良かったですし、9、10は見せ場を作りましたね。
しかし、ホントに残念でした。あのテーピングチェック、右と左と別々に巻き直しさせるのはおかしい。。
ムアイローク誌で確認したらポンサワン選手のWBC戦はテレビ中継はないようですね。
ポンサワン選手の世界タイトル奪取を期待してます。
そして、また観戦記、書かせて下さいねー。
自分はある程度「タイ人に加担」的なことを自覚しているので、「甘いだろうなあ」というのは分かっているんですけどね。
いずれにせよ「地元判定」が横行する中、敵地挑戦は余程圧倒的スコアでない限り勝利は難しいですから、10RのKOのチャンスを逃したところで「戴冠」の可能性が消えたのがわかりました。(関係者一同そうだったでしょう)
タイのボクシング界にとって、直近でもっともベルトに近かったのがこのプラムアンサックでした。
そして業界大手(おろ?このフレーズは?)のゴーキェットグループが力を入れていましたからね…
それに比べるとポンサワンはここでも書きましたが今回「かませの役割」で行く感じのところが強いんですよね。階級下ですからね。
同じジムの同階級のカムパヤックが選ばれていないのが(代替することも拒否された模様)その証拠。
厳しいけれどタイの「国としての実力」の限界を示すケースになってしまいそうです…
今まで「かませ」については自分も「招聘する側(日本)」の見方しか出来てなかったんですが、先日亀田と対戦したドローレスについての地元の報道のニュアンスがはっきりわかったような気がします。