(写真はWBOタイトルを防衛したティラポン)
ちょっと心が風邪を引いているバンコク愚連隊です。どんな症状だかは本文参照。昨日のワンソンチャイ興行はなかなか収穫がありました。しかし気になったのはジュジュースの健闘以上に、ティラポンの覇気の無さ…平気かぁ~~~???
タイへの旅のホテルの予約はこちらからどうぞ♪
(愚連隊の一言)ランシットはバンコクの北の玄関。「Zランシット」の向かいには生鮮市場のシームンムアン市場がありますよ♪
まず本題の、
心が風邪を引いた件(そっちか?)
ですが、それについてはこのビデオを見ていただきましょう。海援隊「心が風邪をひいたようで」
んで副題のボクシングの件なんですが(おいおい)、今回なん~~~~~~~~~~っか気になって仕方なかったのがティラポンの視線。
いや関係ないとは、120%くらい思ってるですけどね、でも
随分離れていたところから歩いてくるあたしをティラポンが発見して、ず~~~っと見つめてたんだよなあ…
視線ずっと切らずに。(汗)
いやまじに。
現場について選手の準備しているテント発見して歩きだして、
50メートルくらい離れてたはずなのに、
あたしが目をやった時にはもうこっち見つめてたんだよねえ~~~
気のせいだとは思うんだが…(汗)
なので準備中の写真も
<完璧カメラ目線です>
そんなティラポンのタイトルマッチも含めて、色々面白い試合が見られた今回の興行でした♪♪
★今回の興行の写真多数をフェースブックで大公開中!(ここから飛べます)★
では興行詳細です。
[[ 2010年11月22日(月) ]] ワンソンチャイ・ジーアランシット興行
場所:パトゥムタニ県ラムルッか郡ジーア・ランシットショッピングセンター駐車場内特設会場
タイのテレビ7チャンネルでタイ時間午後3時から午後5時(日本時間:午後5時から7時)生中継。
▼第1試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量135ポンド
WBOオリエンタル・ライト級王者タイ・トー・シラチャイ(Thai Tor Silachai)(タイ) VS セン・ボー(Cen Bo)(中国)http://boxrec.com/list_bouts.php?human_id=553954&cat=boxer
タイの相手は当初中国人のワイチンジェー・シッサイトーンの予定だったんですが、「プロモーターから体格が違いすぎるって断られちゃったよ…」(BYサイトーン氏)ということで、相手がセン・ボーに変更になりした。
しかしこのボー選手、中々いいパンチ打つじゃねえの!(驚)ワンツー、左フック(当たった時にけっこういい音させてるんだ)、いいフォームのアッパーもあったし。
<いいテク持ってるボー選手(右)>
しかし相手が悪すぎ。地域タイトル王者ですからねえ~~。しかも実力はタイの同じ階級の選手の中でもトップクラスにいると思ってるタイ・トー・シラチャイ!こりゃ可愛そうだわ。
結局要所要所でパンチを出すんだけれども全般下がりっぱなしのボーを4Rしょっぱなからタイがロープに詰めて連打、そこからボーが逃れたもののタイがさらに追いかけて連打したところでレフェリーがストップしました。個人的にはボーの表情を見る限りはまだやれそうだったので早すぎるかとは思いましたが実力の差は明白だったので仕方ないかな?という感じです。
さて、今回はジュジュースのマッチメイクにナリス氏が絡んだようで、ひな壇の壇上には美人プロモーターのプリヤコーン女史と並んでナリス・シンワンチャー氏が。
<ナリス氏とプリヤコーン女史>
先日遠征先で一緒のテーブルで食事して以来、ナリス氏もあたしに気軽に話しかけてくるようになりました。今回もパッキャオと一緒に撮った写真数枚だして「ほらほら、見てよ見て。」って感じで見せてくれました。最近ナリス氏は完全にフィリピンに入れ込んでますからねえ~
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▼第2試合:WBO女子ミニフライ級(105ポンド)タイトルマッチ
王者:ティラポン・パンニミッ(Teeraporn Pannimit)(タイ) VS ジュジュース・ナガワ(Jujeath Nagaowa)(フィリピン)
本日のメインイベント、WBO女子のタイトルマッチ。
ティラポンに随分変化があって、感じたのは
・両手を正面に持ってくるガードを多用した。
・L字ガードもやってた。
・相手に打たれて手が止まる場面が多い。
・ホント躊躇する表情があった。
試合前にクマさんに聞いた話では
「今回はNORIKOと試合したときより20%(当社比)は強いからね」
と言ってたんですが、それどころじゃなかったですね。上に挙げたガードスタイルの変更に見られるようにスタイルの変更をしかけていたのかも知れませんが、でもそれ以上になんか気力が感じられない。NORIKOっちとの試合では打たれて下がりながらもまだパンチを振るう気力があったんですが、今回はその気力があまり見られませんでした。このためあたしのミミズがのたくったような観戦メモにも早くも1Rのところに「被弾が多すぎ。平気か?」と書いてます。被弾が多いのは普通(汗)なんだけど、ともかく違和感が最初からあった感じ。
かたやジュジュースの方はそんなにフットワークを使うわけではないものの、大きい軌道の左右のフックを駆使。これがまたちょうどティラポンのガードの後ろにある頭に入ります。写真は非常に珍しくドンピシャのタイミングで撮れた写真で、ジュジュースの右フックが炸裂したところ。
<ドンピシャっすよぉ~>
ティラポンはアウトボックスに徹した(!?)10R以外はほとんどこのフックのクリーンヒットをもらってました。
2R後半に前に出ながらの連打が出て、
よし、これでティラポン得意の電車道ラッシュだ!!
と思ったんですが、詰めのところでジュジュースに逃げられて尻すぼみ。それ以降ほとんど電車道ラッシュを見せられませんでした。
特に打たれたあと止まっちゃうのと、傍から見てて
あからさまに打たれるのを嫌がるような仕草
を見せるのが気になったので、7Rか8R開始の時に大声で
「怖がる必要ないぞ!戦え、戦え!(タイ語でマイトン・コルワー、スースー)」
と声かけたらしっかりこっち見て聞いてました。って、これもちょっと気になったんだけどね。普通あたしがリングサイドから声をかけてもそうそう真っ向から聞いてもらえる選手はいないので。でもティラポンは自分のコーナーから離れたところから声かけたあたしのことしっかり見つめてきいてたんだよなあ… 珍しい…
こういうのが重なると
こいつ俺に惚れてるんじゃね?(核爆)
と「悪魔のプログラム」(BY『喧嘩商売』)が発動しちゃうんだけどねえ ←やめろ
ただホントティラポンのボクシングに「迷い」があったのは確か。電車道でいけなくは無い場面もあったのに「一歩踏み込めない」みたいな感じ。
悪い言い方だけど、がむしゃらファイトが強さになっていただけにちょっと心配です。
<これは攻めるティラポンね>
メモに「押し切れない」(6R)、「怖がってる?」(7R)、「いつもの勢いが無い」(7R)、「勢いが無い」(8R)、「元気が無い~~~」(9R)という言葉が並んでます。(汗)
技術的にはジュジュースがうまくティラポンのパンチに合わせてフックを放つ、特に左ジャブに右フックをかぶせてくるんでティラポンが左ジャブを出しにくくなったのは確か、だからあたし(&クマ氏)が「右ストレート使え!」と言ったんだけど、今度はそれに左フックをかぶせてきたからジュジュースの対応力も大したもの。クマ氏は「アッパーだ!」と叫んでたけど、中にティラポンが踏み込めないのにアッパーは無理だろよ…(汗)
結果、
フィリピン人ジャッジ 98-92
インドネシア人ジャッジ 96-94
タイ人ジャッジ 97-93
のUDでティラポンの勝利。
試合後ナリス氏が「パワーではティラポンかもしれないけど、技術はジュジュース方が上だったろ。」と言っていたのは妥当は妥当なんだけど、何回かティラポンの試合を目の前で見ているあたしとしては
ともかくティラポンの「元気の無さ」と相手のパンチに対する「ひるみ」
が気になった試合でした。
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▼第3試合:女子ノンタイトル、6回戦、契約重量130ポンド
シープレー・ノーンキラーフユッ(Sriphrae Nongkipahuyuth)(タイ) VS ペッスローチャー・ルークサイゴンディン(Petchsurorcha Looksaikongdin)(タイ)
久しぶりに見るシープレーの試合の相手は当初予定のサオムアンチャンから変更になって、ペッスローチャー・ルークサイゴンディンに変更。勘のよい読者の方だと覚えていらっしゃるかもしれませんが、彼女はマンファー・ファミリーの一員で、ファープラターンちゃんやこの間日本でOPBFタイトルマッチに出たペッサイルンちゃんの妹になります。
しかし、「国際式の練習なんてしてないのよ。」(BYマンファー母ちゃん)というムエタイ選手のペッスローチャーちゃんがABCOスーパーフェザー級王者を狙おうかというシープレーにかなうわけも無く、
<最後はコーナーでぼこ殴り…(涙)>
1R1分21秒レフェリーストップでTKO負けになりました…
しかしあたし的には収穫が無かったわけではなく、以前レディ子さんこと三上麗子と戦ったときにシープレーにあまりうまい印象は無かったんですが、今回は左右のパンチが綺麗に伸びていたし、止めのボディーブローも綺麗に入れていて進歩が感じられました。
もっともタイではバンタム級でさえウサナコーンが対戦相手探しに四苦八苦している状態なのに、さらに上のスーパーフェザーとかになるとアジア圏で試合の相手を探すのはかなり難しいと思われ…
どーすんのかいね、ワンソンチャイは…
▼第4試合:女子ボクシング、6回戦、契約重量122ポンド
ペッダーラー・ロンリエンキラウボン(ウボンスポーツ学校)(Petchdara Ubon Sportschool)(タイ) VS ファーサイ・ノーンキラーフユッ(Fasai Nongkipahuyuth)(タイ)
今回の興行で国際式としては最後になった対戦ですが、対照的な二人の戦い。
それなり国際式の修行をきちんとしてきた感じの長身細身のぺッダーラーとがっしり&猪突猛進タイプのファーサイの戦い。試合開始のゴングとともに猛然と襲い掛かる(汗)ファーサイは左右のフックを振り回す感じ。ペッダーラーがジャブを打つも力が足りないため全然けん制できず中に入られちゃいます。
<まさに勢いの申し子!ファーサイ(右)>
やっぱりジャブはきちんと強く打たないと駄目。普段からジャブを強く打つ練習をしていないとファーサイみたいなタイプには通用しません。体裁き、ワンツーの出し方からみてペッダーラーがちゃんと練習してきているのはわかるんだけど、綺麗なだけじゃ止められないです。3R序盤こそ「バック踏んで」(競輪用語)かわしておいて左フックを入れるって形を見せたペッダーラーでしたが逃げ切れない。
もっともファーサイもほとんどノーガードで腕を振り回していくのでペッダーラーのパンチも受けます。受けるんだけど止まらない。徹底先行選手?(違)
リングジェネラルシップで見ればどー見てもファーサイの勝ちなんですが、レフェリーが手を挙げたのはペッダーラー。まあ色々あるから仕方ないか…(汗)
この後ムエタイの試合が2試合あったんですが、そのうちの1試合はマンファー・ファミリーのペッサイルンちゃんの試合。相手はより小柄なカイルークカーオ。
<セコンドはマンファー・クラティンデンジム。右がお父ちゃんでジムの会長>
ところが小柄なカイルークカーオが
結構強いぞ、おい…(汗)
ってことでペッサイルンちゃん大苦戦!!!!
<戦うんだ、ジョー!!!(違うから)>
残念ながら妹の敵討ちできず、ペッサイルンちゃんも判定負け… 最近ファミリーの負けが込んでいるなあ…
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最後にもう一度振り返りますが、以前のティラポンのファイトは第4試合に登場したファーサイみたいな
俺はバックは踏まねえんだ!!!
って感じの勢いがあったんだけど、ホントこの日のファイトにはこの勢いがありませんでした。なんとなく想像で
あたしへの恋ごこ…ごほんげふん!!じゃなくて前回の「NORIKOっちとの戦い」で殴られる怖さを意識しちゃったのかなあ?
なんてふと思ったり。機会を作ってじっくり話聞いてみたいところですけどね。
そんなこんなで試合数が少なかったもののあたし的には結構充実した興行となったとさ♪
お、いかんいかん、最後の最後に本日のびゅーちーです♪
ではまた
皆さん、クリックお願いね♪♪
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ですが、それについてはこのビデオを見ていただきましょう。海援隊「心が風邪をひいたようで」
んで副題のボクシングの件なんですが(おいおい)、今回なん~~~~~~~~~~っか気になって仕方なかったのがティラポンの視線。
いや関係ないとは、120%くらい思ってるですけどね、でも
随分離れていたところから歩いてくるあたしをティラポンが発見して、ず~~~っと見つめてたんだよなあ…
視線ずっと切らずに。(汗)
いやまじに。
現場について選手の準備しているテント発見して歩きだして、
50メートルくらい離れてたはずなのに、
あたしが目をやった時にはもうこっち見つめてたんだよねえ~~~
気のせいだとは思うんだが…(汗)
なので準備中の写真も
<完璧カメラ目線です>
そんなティラポンのタイトルマッチも含めて、色々面白い試合が見られた今回の興行でした♪♪
★今回の興行の写真多数をフェースブックで大公開中!(ここから飛べます)★
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[[ 2010年11月22日(月) ]] ワンソンチャイ・ジーアランシット興行
場所:パトゥムタニ県ラムルッか郡ジーア・ランシットショッピングセンター駐車場内特設会場
タイのテレビ7チャンネルでタイ時間午後3時から午後5時(日本時間:午後5時から7時)生中継。
▼第1試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量135ポンド
WBOオリエンタル・ライト級王者タイ・トー・シラチャイ(Thai Tor Silachai)(タイ) VS セン・ボー(Cen Bo)(中国)http://boxrec.com/list_bouts.php?human_id=553954&cat=boxer
タイの相手は当初中国人のワイチンジェー・シッサイトーンの予定だったんですが、「プロモーターから体格が違いすぎるって断られちゃったよ…」(BYサイトーン氏)ということで、相手がセン・ボーに変更になりした。
しかしこのボー選手、中々いいパンチ打つじゃねえの!(驚)ワンツー、左フック(当たった時にけっこういい音させてるんだ)、いいフォームのアッパーもあったし。
<いいテク持ってるボー選手(右)>
しかし相手が悪すぎ。地域タイトル王者ですからねえ~~。しかも実力はタイの同じ階級の選手の中でもトップクラスにいると思ってるタイ・トー・シラチャイ!こりゃ可愛そうだわ。
結局要所要所でパンチを出すんだけれども全般下がりっぱなしのボーを4Rしょっぱなからタイがロープに詰めて連打、そこからボーが逃れたもののタイがさらに追いかけて連打したところでレフェリーがストップしました。個人的にはボーの表情を見る限りはまだやれそうだったので早すぎるかとは思いましたが実力の差は明白だったので仕方ないかな?という感じです。
さて、今回はジュジュースのマッチメイクにナリス氏が絡んだようで、ひな壇の壇上には美人プロモーターのプリヤコーン女史と並んでナリス・シンワンチャー氏が。
<ナリス氏とプリヤコーン女史>
先日遠征先で一緒のテーブルで食事して以来、ナリス氏もあたしに気軽に話しかけてくるようになりました。今回もパッキャオと一緒に撮った写真数枚だして「ほらほら、見てよ見て。」って感じで見せてくれました。最近ナリス氏は完全にフィリピンに入れ込んでますからねえ~
★今回の興行の写真多数をフェースブックで大公開中!(ここから飛べます)★
▼第2試合:WBO女子ミニフライ級(105ポンド)タイトルマッチ
王者:ティラポン・パンニミッ(Teeraporn Pannimit)(タイ) VS ジュジュース・ナガワ(Jujeath Nagaowa)(フィリピン)
本日のメインイベント、WBO女子のタイトルマッチ。
ティラポンに随分変化があって、感じたのは
・両手を正面に持ってくるガードを多用した。
・L字ガードもやってた。
・相手に打たれて手が止まる場面が多い。
・ホント躊躇する表情があった。
試合前にクマさんに聞いた話では
「今回はNORIKOと試合したときより20%(当社比)は強いからね」
と言ってたんですが、それどころじゃなかったですね。上に挙げたガードスタイルの変更に見られるようにスタイルの変更をしかけていたのかも知れませんが、でもそれ以上になんか気力が感じられない。NORIKOっちとの試合では打たれて下がりながらもまだパンチを振るう気力があったんですが、今回はその気力があまり見られませんでした。このためあたしのミミズがのたくったような観戦メモにも早くも1Rのところに「被弾が多すぎ。平気か?」と書いてます。被弾が多いのは普通(汗)なんだけど、ともかく違和感が最初からあった感じ。
かたやジュジュースの方はそんなにフットワークを使うわけではないものの、大きい軌道の左右のフックを駆使。これがまたちょうどティラポンのガードの後ろにある頭に入ります。写真は非常に珍しくドンピシャのタイミングで撮れた写真で、ジュジュースの右フックが炸裂したところ。
<ドンピシャっすよぉ~>
ティラポンはアウトボックスに徹した(!?)10R以外はほとんどこのフックのクリーンヒットをもらってました。
2R後半に前に出ながらの連打が出て、
よし、これでティラポン得意の電車道ラッシュだ!!
と思ったんですが、詰めのところでジュジュースに逃げられて尻すぼみ。それ以降ほとんど電車道ラッシュを見せられませんでした。
特に打たれたあと止まっちゃうのと、傍から見てて
あからさまに打たれるのを嫌がるような仕草
を見せるのが気になったので、7Rか8R開始の時に大声で
「怖がる必要ないぞ!戦え、戦え!(タイ語でマイトン・コルワー、スースー)」
と声かけたらしっかりこっち見て聞いてました。って、これもちょっと気になったんだけどね。普通あたしがリングサイドから声をかけてもそうそう真っ向から聞いてもらえる選手はいないので。でもティラポンは自分のコーナーから離れたところから声かけたあたしのことしっかり見つめてきいてたんだよなあ… 珍しい…
こういうのが重なると
こいつ俺に惚れてるんじゃね?(核爆)
と「悪魔のプログラム」(BY『喧嘩商売』)が発動しちゃうんだけどねえ ←やめろ
ただホントティラポンのボクシングに「迷い」があったのは確か。電車道でいけなくは無い場面もあったのに「一歩踏み込めない」みたいな感じ。
悪い言い方だけど、がむしゃらファイトが強さになっていただけにちょっと心配です。
<これは攻めるティラポンね>
メモに「押し切れない」(6R)、「怖がってる?」(7R)、「いつもの勢いが無い」(7R)、「勢いが無い」(8R)、「元気が無い~~~」(9R)という言葉が並んでます。(汗)
技術的にはジュジュースがうまくティラポンのパンチに合わせてフックを放つ、特に左ジャブに右フックをかぶせてくるんでティラポンが左ジャブを出しにくくなったのは確か、だからあたし(&クマ氏)が「右ストレート使え!」と言ったんだけど、今度はそれに左フックをかぶせてきたからジュジュースの対応力も大したもの。クマ氏は「アッパーだ!」と叫んでたけど、中にティラポンが踏み込めないのにアッパーは無理だろよ…(汗)
結果、
フィリピン人ジャッジ 98-92
インドネシア人ジャッジ 96-94
タイ人ジャッジ 97-93
のUDでティラポンの勝利。
試合後ナリス氏が「パワーではティラポンかもしれないけど、技術はジュジュース方が上だったろ。」と言っていたのは妥当は妥当なんだけど、何回かティラポンの試合を目の前で見ているあたしとしては
ともかくティラポンの「元気の無さ」と相手のパンチに対する「ひるみ」
が気になった試合でした。
★今回の興行の写真多数をフェースブックで大公開中!(ここから飛べます)★
▼第3試合:女子ノンタイトル、6回戦、契約重量130ポンド
シープレー・ノーンキラーフユッ(Sriphrae Nongkipahuyuth)(タイ) VS ペッスローチャー・ルークサイゴンディン(Petchsurorcha Looksaikongdin)(タイ)
久しぶりに見るシープレーの試合の相手は当初予定のサオムアンチャンから変更になって、ペッスローチャー・ルークサイゴンディンに変更。勘のよい読者の方だと覚えていらっしゃるかもしれませんが、彼女はマンファー・ファミリーの一員で、ファープラターンちゃんやこの間日本でOPBFタイトルマッチに出たペッサイルンちゃんの妹になります。
しかし、「国際式の練習なんてしてないのよ。」(BYマンファー母ちゃん)というムエタイ選手のペッスローチャーちゃんがABCOスーパーフェザー級王者を狙おうかというシープレーにかなうわけも無く、
<最後はコーナーでぼこ殴り…(涙)>
1R1分21秒レフェリーストップでTKO負けになりました…
しかしあたし的には収穫が無かったわけではなく、以前レディ子さんこと三上麗子と戦ったときにシープレーにあまりうまい印象は無かったんですが、今回は左右のパンチが綺麗に伸びていたし、止めのボディーブローも綺麗に入れていて進歩が感じられました。
もっともタイではバンタム級でさえウサナコーンが対戦相手探しに四苦八苦している状態なのに、さらに上のスーパーフェザーとかになるとアジア圏で試合の相手を探すのはかなり難しいと思われ…
どーすんのかいね、ワンソンチャイは…
▼第4試合:女子ボクシング、6回戦、契約重量122ポンド
ペッダーラー・ロンリエンキラウボン(ウボンスポーツ学校)(Petchdara Ubon Sportschool)(タイ) VS ファーサイ・ノーンキラーフユッ(Fasai Nongkipahuyuth)(タイ)
今回の興行で国際式としては最後になった対戦ですが、対照的な二人の戦い。
それなり国際式の修行をきちんとしてきた感じの長身細身のぺッダーラーとがっしり&猪突猛進タイプのファーサイの戦い。試合開始のゴングとともに猛然と襲い掛かる(汗)ファーサイは左右のフックを振り回す感じ。ペッダーラーがジャブを打つも力が足りないため全然けん制できず中に入られちゃいます。
<まさに勢いの申し子!ファーサイ(右)>
やっぱりジャブはきちんと強く打たないと駄目。普段からジャブを強く打つ練習をしていないとファーサイみたいなタイプには通用しません。体裁き、ワンツーの出し方からみてペッダーラーがちゃんと練習してきているのはわかるんだけど、綺麗なだけじゃ止められないです。3R序盤こそ「バック踏んで」(競輪用語)かわしておいて左フックを入れるって形を見せたペッダーラーでしたが逃げ切れない。
もっともファーサイもほとんどノーガードで腕を振り回していくのでペッダーラーのパンチも受けます。受けるんだけど止まらない。徹底先行選手?(違)
リングジェネラルシップで見ればどー見てもファーサイの勝ちなんですが、レフェリーが手を挙げたのはペッダーラー。まあ色々あるから仕方ないか…(汗)
この後ムエタイの試合が2試合あったんですが、そのうちの1試合はマンファー・ファミリーのペッサイルンちゃんの試合。相手はより小柄なカイルークカーオ。
<セコンドはマンファー・クラティンデンジム。右がお父ちゃんでジムの会長>
ところが小柄なカイルークカーオが
結構強いぞ、おい…(汗)
ってことでペッサイルンちゃん大苦戦!!!!
<戦うんだ、ジョー!!!(違うから)>
残念ながら妹の敵討ちできず、ペッサイルンちゃんも判定負け… 最近ファミリーの負けが込んでいるなあ…
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俺はバックは踏まねえんだ!!!
って感じの勢いがあったんだけど、ホントこの日のファイトにはこの勢いがありませんでした。なんとなく想像で
あたしへの恋ごこ…ごほんげふん!!じゃなくて前回の「NORIKOっちとの戦い」で殴られる怖さを意識しちゃったのかなあ?
なんてふと思ったり。機会を作ってじっくり話聞いてみたいところですけどね。
そんなこんなで試合数が少なかったもののあたし的には結構充実した興行となったとさ♪
お、いかんいかん、最後の最後に本日のびゅーちーです♪
ではまた
皆さん、クリックお願いね♪♪
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試合前にどこか傷めているなどコンディションに問題があったなら話は別ですが、たぶんアームブロックを取り入れた戦い方が未熟だったのでは?
さらに、ナガワのパンチが思ったより重くて慎重になった。
そして、ナガワが相手の長所をうまく封じていた。
あたりの要因が考えられますね。
そして何より、チャンピオンになり、負けるのを怖がりだしたのかもしれませんね。
チャンピオンになる前はすごく強かった選手が、チャンピオンになったとたんにつまらない試合しか出来なくなる例は星の数くらいありますよ
ナガワの過去の戦歴を見れば、なかなか強い選手だとわかるはず。さらに、ナガワは上の階級の選手でティラポンは下の階級から上がって来た選手。
これらを考えると、ナガワもかなり頑張れると容易に想像出来るはずなんですがねぇ…
ただ昨日のたまにゃんのはなしを聞いてもサムソンのスタミナはマジに半端じゃないそうですからサムソンがすごい、ということなのか…(激ヤセしてごこにそんなスタミナが…汗)
ただしどうみてもティラポンの攻めはいつもの彼女じゃありませんでした。体重オーバーで迎えたNORIKO戦よりもはるかによく無かったですね。
ファイトスタイルと変えようとしているのが原因というだけならいいんだけどメンタル面(あたしどうのこうのは関係なく。ありゃ半分ジョークですが。でもそれでもなんかともかく視線感じましたけどね)の問題だと後を引きそうでねえ…