アユタヤ、とはいえ旧市内に入るはるか手前にあるショッピングセンター「アユタヤパーク」で行われた今回の試合。前回、前々回は建物の中で行われていたので「こりゃ汗をかかなくていいや」と思ってたらなぜか今回は屋外に!まあ写真を撮るにはその方がいいんだけどね。今回はしかし他に興行の記者会見が2件(ナロンワットとキェックリリン)が重なったせいで記者&カメラマンが少なっ!メインの時だけカメラマン6人くらいになりましたが、第1試合はあたし入れて2人。第3試合以降はあたしだけ…(汗)前回のアユタヤパーク興行とは様変わりだなあ…
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とりあえず興行内容詳細へ…
[[ 2010年04月30日 ]] ペッインディー・アユタヤ興行
場所:タイ中部アユタヤ県ハイウェーからアユタヤ旧市街に入る立体交差の手前(南側)にあるショッピングコンプレックス、アユタヤパーク駐車場特設会場
▼第1試合:ノンタイトル、6回戦、110ポンド
WBCユースライトフライ級王者:ノックノーイ・CPフレッシュマート(Noknoi Sitthiprasert)(タイ) VS アディー・ヌクン(Adi Nukung)(インドネシア)
VS
ノックノーイが判定勝ち(PTS)
ノックノーイはアディー・ヌクンとこれで3回目の対戦??(驚)ノックノーイの全勝ですけどね。ピヤラット氏の話ではWBCとも話をしてノックノーイがこの前哨戦をこなせば、
「年内にロデル・マヨール(比)の持つWBCライトフライ級ベルトに挑戦出来る」
との話です。アディーは慣れたタイ遠征ということと経費削減もあってたった一人での来タイ。
<対峙する二人>
ノックノーイは着実にワンツーからの攻め。そこから左フックにつなげて1,2,3,4くらいまで繋ぐ攻撃。
<ノックノーイの右ストレートがヒット!>
しかし着実は着実なんですが怖さは感じないですね。アディーは最近完全に流行が定着した感のある「亀ガード」で守りを固めておいて隙をついて打ち返すスタイル。ただ頭を下げすぎるので2Rと6Rにバッティングが生じました。かなり頭をさげてたので試合中レフェリーがしきりに「頭を上げるように」と指示。
<アディーの攻撃>
ノックノーイには以前から「力強さ不足」を感じていたんですが、今回の「世界前哨戦」をみても同じような感じを得ました。手数で勝って判定勝ちは得たものの、世界を狙うならこの相手くらいはKOで勝たないと駄目だと思います。
<試合は判定でノックノーイの勝利>
試合終了後のリングではトレーナーが「これじゃ世界なんて無理だあ」と嘆いてましたが、さてプロモーターのウィラット氏はどう判断するか???
それにしても今回の観客席の冷え切った空気は何???(汗)
▼第2試合:WBCインターナショナルストロー級タイトルマッチ
<WBCインターナショナルのベルト>
王者:ワンヘン・ガイヤーンハーダオジム(Wanheng Menayothin)(タイ) VS ロネル・フェレラス(Ronelle Ferreras)(フィリピン)
VS
ワンヘンがUD(117-111が3人)で判定勝ち
ワンヘンのWBCインター王座1回目の防衛戦。この試合日本の選手と絡ませたかったんですけどねえ…(惜)
相手のロネルはまだタイトル挑戦歴のない若いファイターのようですね。初の海外戦のようですがどんなものか、と思ったんですが…
<対峙する二人>
「四角い顔」のワンヘンはワンツーをベースに突っ込みどころでフックを振るうスタイル。
<いかにも強そうなワンヘン(右)>
かたやロネルはもっぱら中間距離でフックを振るうのがメイン。あとで聞いたらひじを故障していてまっすぐなパンチが打てないらしいんですが…
<ロネルも短時間圧倒する場面もあるんですが…>
試合は全般的にワンヘンが支配… なんですが…
<ワンヘンのジャブが伸びる>
ところが1ラウンドに1,2回ロネルの距離に入ったときにロネルの左右のフックが炸裂!特に右フックが何度もワンヘンのレバーを叩きます。
<ロネルのフックがヒット>
これを繰り返されたので後半はワンヘンもかなりダメージが溜まったようで打たれたときにする苦しそうな表情が印象的。後半外を回ってジャブを打っていたワンヘンですが10、11ラウンドにはとうとう二人ともお見合い状態に終始。
最後のラウンドこそ双方激しく打ち合ったものの相手を倒せる決定打は無く判定にもつれこみました。
<勝利のコールを受けるワンヘン>
結果は手数からいって妥当。しかしワンヘンもかなりダメージを負わされた試合でした。ロネルのトレーナーの話では「フィリピンでもロネルのボディー攻撃を食うのが嫌でスパーリングパートナーを見つけるのが大変」とのこと。やっぱそれなり実力の持ち主でした。しかし同じフックでも上下に散らして頭も攻撃するとKO出来る確率が増えると思うんですが…
▼第3試合:ノンタイトル、6回戦、147ポンド
サパーペッ・シッパヤック(Sapapetch Sor Sakaorat)(タイ) VS ワンピチッ・ツインジム(Wonpichit Twins Gym)(タイ)
サパーペッが2R1分41秒TKO勝ち
1Rこそ様子見のサパーペッにワンツーを入れていって優勢に見えたワンピチッでしたが2Rにサパーペッがパンチを振るい始めると押されまくり、執拗にボディー攻撃!
<サパーペッのボディー攻撃>
最後はストレートでリングに倒れこみレフェリーが試合をストップしました。
<サパーペッが倒して決めました>
▼第4試合:ノンタイトル、6回戦、120ポンド
ピチッチャイ・ツインジム(Pichitchai Twins Gym)(タイ) VS インヨーッ・パタナカーンジム(Yingyod Patanakan Gym)(タイ)
ピチッチャイが2R0分23秒TKO勝ち
ピチッチャイは前回のペッインディー・アユタヤパーク大会で観客を思い切り沸かせてくれた熱いファイトを見せてくれた選手で今回も期待しながら見てたんですが,
今回も勢い良いボクシングを見せたピチッチャイに対してインヨーッがいいタイミングでパンチを入れて勢いをとめます。
特に1R前半終わりくらいにインヨーッの見事なカウンターがヒット。すっごい音がしました。(汗)
<ジャストタイミングで入ったカウンター>
これでピチッチャイの動きが鈍り、その後もピチッチャイのパンチにあわせて繰り出されるインヨーッのパンチが冴えて、「こりゃピチッチャイこのまま負けか?」と思ってたんですが…
<パンチがジャストミート!>
2R始まってすぐの打ち合いの中でピチッチャイのパンチがインヨーッの「あごの先端に直撃」(インヨーッ談)で漫画表現なんかでは見たことがあるんですが
まさに糸の切れたマリオネットのようにインヨーッの体が崩れ落ちました。
あんなの初めて見た。顔が揺れて力が無くなった?と思ったらひざから下に落ちるような感じ。このダウンはフラフラしながらも比較的早く立ち上がったインヨーッでしたがそこにピチッチャイが追撃したのでレフェリーが試合をストップ。ピチッチャイのTKO勝ちとなりました。
ピチッチャイは攻めはいいけど、守りがおろそかになってしまうのと、守勢になったときの戦い方ですね、そこを勉強すればもっと強くなれるでしょう。「面白くて期待できる選手」という評価はまだ変わりません。
今回は行きも帰りも青コーナー側選手たち(外人選手や下請けプロモーターの選手)と一緒に移動。フィリピン人のトレーナーなどとも少し話し出来ました。いろいろ知り合いも増やしていかないとね。
ではまた
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▼第1試合:ノンタイトル、6回戦、110ポンド
WBCユースライトフライ級王者:ノックノーイ・CPフレッシュマート(Noknoi Sitthiprasert)(タイ) VS アディー・ヌクン(Adi Nukung)(インドネシア)
VS
ノックノーイが判定勝ち(PTS)
ノックノーイはアディー・ヌクンとこれで3回目の対戦??(驚)ノックノーイの全勝ですけどね。ピヤラット氏の話ではWBCとも話をしてノックノーイがこの前哨戦をこなせば、
「年内にロデル・マヨール(比)の持つWBCライトフライ級ベルトに挑戦出来る」
との話です。アディーは慣れたタイ遠征ということと経費削減もあってたった一人での来タイ。
<対峙する二人>
ノックノーイは着実にワンツーからの攻め。そこから左フックにつなげて1,2,3,4くらいまで繋ぐ攻撃。
<ノックノーイの右ストレートがヒット!>
しかし着実は着実なんですが怖さは感じないですね。アディーは最近完全に流行が定着した感のある「亀ガード」で守りを固めておいて隙をついて打ち返すスタイル。ただ頭を下げすぎるので2Rと6Rにバッティングが生じました。かなり頭をさげてたので試合中レフェリーがしきりに「頭を上げるように」と指示。
<アディーの攻撃>
ノックノーイには以前から「力強さ不足」を感じていたんですが、今回の「世界前哨戦」をみても同じような感じを得ました。手数で勝って判定勝ちは得たものの、世界を狙うならこの相手くらいはKOで勝たないと駄目だと思います。
<試合は判定でノックノーイの勝利>
試合終了後のリングではトレーナーが「これじゃ世界なんて無理だあ」と嘆いてましたが、さてプロモーターのウィラット氏はどう判断するか???
それにしても今回の観客席の冷え切った空気は何???(汗)
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<WBCインターナショナルのベルト>
王者:ワンヘン・ガイヤーンハーダオジム(Wanheng Menayothin)(タイ) VS ロネル・フェレラス(Ronelle Ferreras)(フィリピン)
VS
ワンヘンがUD(117-111が3人)で判定勝ち
ワンヘンのWBCインター王座1回目の防衛戦。この試合日本の選手と絡ませたかったんですけどねえ…(惜)
相手のロネルはまだタイトル挑戦歴のない若いファイターのようですね。初の海外戦のようですがどんなものか、と思ったんですが…
<対峙する二人>
「四角い顔」のワンヘンはワンツーをベースに突っ込みどころでフックを振るうスタイル。
<いかにも強そうなワンヘン(右)>
かたやロネルはもっぱら中間距離でフックを振るうのがメイン。あとで聞いたらひじを故障していてまっすぐなパンチが打てないらしいんですが…
<ロネルも短時間圧倒する場面もあるんですが…>
試合は全般的にワンヘンが支配… なんですが…
<ワンヘンのジャブが伸びる>
ところが1ラウンドに1,2回ロネルの距離に入ったときにロネルの左右のフックが炸裂!特に右フックが何度もワンヘンのレバーを叩きます。
<ロネルのフックがヒット>
これを繰り返されたので後半はワンヘンもかなりダメージが溜まったようで打たれたときにする苦しそうな表情が印象的。後半外を回ってジャブを打っていたワンヘンですが10、11ラウンドにはとうとう二人ともお見合い状態に終始。
最後のラウンドこそ双方激しく打ち合ったものの相手を倒せる決定打は無く判定にもつれこみました。
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結果は手数からいって妥当。しかしワンヘンもかなりダメージを負わされた試合でした。ロネルのトレーナーの話では「フィリピンでもロネルのボディー攻撃を食うのが嫌でスパーリングパートナーを見つけるのが大変」とのこと。やっぱそれなり実力の持ち主でした。しかし同じフックでも上下に散らして頭も攻撃するとKO出来る確率が増えると思うんですが…
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サパーペッが2R1分41秒TKO勝ち
1Rこそ様子見のサパーペッにワンツーを入れていって優勢に見えたワンピチッでしたが2Rにサパーペッがパンチを振るい始めると押されまくり、執拗にボディー攻撃!
<サパーペッのボディー攻撃>
最後はストレートでリングに倒れこみレフェリーが試合をストップしました。
<サパーペッが倒して決めました>
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ピチッチャイ・ツインジム(Pichitchai Twins Gym)(タイ) VS インヨーッ・パタナカーンジム(Yingyod Patanakan Gym)(タイ)
ピチッチャイが2R0分23秒TKO勝ち
ピチッチャイは前回のペッインディー・アユタヤパーク大会で観客を思い切り沸かせてくれた熱いファイトを見せてくれた選手で今回も期待しながら見てたんですが,
今回も勢い良いボクシングを見せたピチッチャイに対してインヨーッがいいタイミングでパンチを入れて勢いをとめます。
特に1R前半終わりくらいにインヨーッの見事なカウンターがヒット。すっごい音がしました。(汗)
<ジャストタイミングで入ったカウンター>
これでピチッチャイの動きが鈍り、その後もピチッチャイのパンチにあわせて繰り出されるインヨーッのパンチが冴えて、「こりゃピチッチャイこのまま負けか?」と思ってたんですが…
<パンチがジャストミート!>
2R始まってすぐの打ち合いの中でピチッチャイのパンチがインヨーッの「あごの先端に直撃」(インヨーッ談)で漫画表現なんかでは見たことがあるんですが
まさに糸の切れたマリオネットのようにインヨーッの体が崩れ落ちました。
あんなの初めて見た。顔が揺れて力が無くなった?と思ったらひざから下に落ちるような感じ。このダウンはフラフラしながらも比較的早く立ち上がったインヨーッでしたがそこにピチッチャイが追撃したのでレフェリーが試合をストップ。ピチッチャイのTKO勝ちとなりました。
ピチッチャイは攻めはいいけど、守りがおろそかになってしまうのと、守勢になったときの戦い方ですね、そこを勉強すればもっと強くなれるでしょう。「面白くて期待できる選手」という評価はまだ変わりません。
今回は行きも帰りも青コーナー側選手たち(外人選手や下請けプロモーターの選手)と一緒に移動。フィリピン人のトレーナーなどとも少し話し出来ました。いろいろ知り合いも増やしていかないとね。
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ワンヘン選手はこれでランキングも上がり後は先輩の返上待ちというところでしょうか。バンコクポストにはIBFのジョイ-オーレドンなんて話もあるようですし。
しかしこのノックノイの相手のアディ・ヌクン選手の戦績ですが、全てタイ興業のようですが・・・。しかも単身で来て試合ってハードなことで。