まるさんかくしかく〇△☐Ⅱ

雑感・雑記・日記

0502 4秒1時間#

2013-05-02 23:50:15 | 家族

昔々私が若かったころ、職場の女の子に「普通過ぎて変わってる」と言われたことがあった。
そういう言い方って何か嫌味だが、きっと若者としては「許せない」ような「普通さ」だったのか
「普通」を嫌う私の息子。大学出立ての3年前まではそうだった。普通であることに安穏としているなんて、圏外か。

社会に出てからの体験で息子は随分と変わったと思う。普通かそうでないかは、それほど問題ではなくなってくる。
ただ、息子は面白そうなことや価値のあるものに小さいころから鼻が利く私は「からっきし」。そこなんだろうな。

アップしたものへのアクセスが9万回を超えたと2~3日前に言っていた。動画作製は4秒作るのに1時間掛かっているらしい
連休明けまでにもう1本作りたいらしいが、1日中頑張って結構ヘロヘロになり、時々、目に隈ができている

売れなかった商品の「商品説明」か何かよく知らないが、依頼を受けた仕事によって商品が売れるようになり某ドラッグストア全店に置いてくれるようになったと感謝されたらしい。なんだ、プロっぽいじゃないか

小さいころから、何かに集中すると涎(よだれ)を垂らしながら熱中していた奴だが、それは今でも変わらない。涎こそ垂らさないが時間を忘れてやり続けるタイプだ。

「ご飯できたよ~」とカミさんが呼んでも、育ち盛りの時でさえなかなかテーブルにやってこなかった
同じ年頃の子を持つよそのお母さんの多くは「信じられない」とカミさんに言ったそうだ。下手すりゃ朝ご飯食べ終わったときに、お昼は何?って聞かれる位よ、という人もいるらしい。
さすがに今は飯~というと、(真っ最中の時はともかく)とりあえずやってくるように。ちょっと普通になった

娘もそういうところがあるし、カミさんもそうだ。ほんとに変わった家族、と思ったら、カミさんに言われた。
そういうあなたも同じよ」。
家族4人とも「黙々と派」かもしれない。(息子は更にモクモクとタバコも吸っている。やめりゃぁいいのに)

確かに私も集中しちゃう方かもしれない。
ただ私の場合、ややもすると目標を忘れて頑張ってるだけみたいなことが、ここ数年多くなってきている気がする。残念

【親子家族/初心忘るべからず/初志/】



+++++++++++++++++4秒1間+
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2018.12.7 息子は力量が上がった分、仕事が速くなったが新しい技術や発想も要求される。知識と同じで"その奥がある"。
2018.12.18 プレバト式では3行俳句。3行1時間...。これも出来ない私。知里幸恵を読みたいetc etc。雑木林で気が多い。
2018.12.18 10個を思いついて熟せた(こなせた)熟せなかったというより、1個を豊かにたっぷりとやる幸せもある。
2019.1.4 いくら頑張ったって考えつく全てを熟せる筈はない。そんなことで死に際に悔いたりするより、今の4秒1時間。
2019.3.2 一つ事に専念する。余計なこと考えずに淡々と行う。これマインドフルネスだよね。
2019.12.6 ああでもない、こうでもない等と無益なことを考えないし諦めない。赤ちゃんや乳幼児は、実は物凄い。


0502 私の母 「あっら!うまそ~」

2013-05-02 14:50:04 | 昭和的な

水族館の鰤(ブリ)を見て「あ~、美味しそう!」と私の母が言った件を食事時にカミさんに話した。
カミさんはとってもよく覚えていた。『あらっ!美味そう!!』と言ってたよね、びっくりしたよ、も~。』
子どもたちを連れての水族館だったから、見学最中の「うまそう」に驚いたというのだ。「あ~、おいしそう」程度の上品な言い方ではなかったようである。

私の母はリュックを背負って闇市に出かけた経験を持つ。列車で行った地方への買出し、憲兵が睨みをきかせていたとか、米軍戦闘機の機銃掃射に遭い重い荷物に引っ張られるように尻餅をつき、勢いあまってリュックの上を乗り越える格好で後頭部と肩が地面について両脚を空中でジタバタさせて死ぬ思いだったとか言っていた。
そういうところを通り抜けてきた人だから、あっらまあ、うまそう!は自然なんだろう

戦争という「生きるのにやっと」な真っ暗な毎日を「敗戦」で終えて(母たちは「終戦」と言う)、軍国主義という「空気」がアメリカによって吹き払われたらしい。蒙古襲来の時の「神風」、戦争中の「カミカゼ」、そして太平洋戦争の終わり。陸軍病院で外科病棟勤務だった母にしてみれば、泣き喚く(なきわめく)負傷兵をどやし付けながら、それでも「いつか勝つ日まで」と頑張ってきて聴いた「玉音」に号泣したという。だが母をはじめ、日本国庶民には幸か不幸か負けたことで「神の風」が吹いたのかもしれない

「相次ぐ勝利」というニュースが全て嘘っぱちだったことを後から知り肚が立ったという。よく分からないが、最近の近隣の国も、いまだに当時の日本と同じような状況なのではないかと想像してしまう。いや、最近の日本に於いておや。

私は戦後の生まれで、その辺には疎い。ただ小さいころ住んでいた町にも片足の無い「傷痍軍人」の人が、アコーディオンを奏でて町角に立っているところを子供の目で見ていた
母の願いは文字通り「平和」。戦争は、良いことがひとつも無い、といつも言っていた。

米寿を過ぎ、母は逝った。日本の平和だけでなく、世界のあちこちに見られる内戦や紛争にも心を痛め平和が訪れることを願っていた。昭和を潜り抜けた人の価値観は“食う”に始まり、良きにつけ悪しきにつけ、大きく展開してきたと思う。

母は日本人らしく「魚食文化」の人で、イクラ(昔はおもに筋子)とか刺身、とりわけハマチが大好きだった。水族館の鰤は正に大好物が泳いでいると見えたであろう。

“欲しがりません勝つ迄は”の戦争が終わり、婦人参政権も齎され(もたらされ)、さぞや嬉しかったことだろう。毎年8月ころにやる戦争番組は、父母の生きていた当時をもっと知りたいので、なるべく観ている。

2003年の1220に母が亡くなって10年を迎えようとしているが、
母はどこかの水族館とかに今も出向いて、言っているのだろうか? あっら~、うまそっ!

【母の尊敬していた人物/ナイチンゲール/市川房江/】



++++++++++++++++++私の母2+
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2018.9.21 最近は鯖人気が絶大。アミノ酸での養殖サバは成長速く丸々、それこそ「うっまそう~!」
2018.12.2 片時もじっとしてない母のような昔の人は回遊魚のよう"胃も気も重くて笑えない"なんて無い?
2019.2.5 感動したり感嘆の声を上げる良さは、空気を肺の奥まで吸ったり吐いたりすることでもある。
2019.2.6 北海道小樽の海鮮美味し。この齢、今度水族館に行ってみよう。うっまそ~!と自分思うかも。
2019.2.7 齢のせい?肉よりも魚が美味いと思う。アスタキサンチンの鮭やサーモン、青魚に負けてない。
2019.4.30 魚と肉とのバランスを1対1が大事、大豆や乳製品も。でも強火沸騰3分半の魚の煮つけ覚えた。
2019.5.31 天声人語に県営浅虫水族館の話、"泳ぐ魚をおいしそうと言ってどうぞ"。美味そうは健康な証拠。命の輝きか。
2019.6.10 魚の生臭さは血抜きも関与。初耳学、血抜き処理のあと電気を使って血を絞りきり、美味高価にする技紹介。
2019.9.11 食べること料理することを楽しんでいた母、80代後半に料理意欲と食欲が共に落ちた。美味そう!は健康の鍵。