スーパーで翌日の食事会の買出しする。そこそこの量を買い込み,レジへ。するとレジのお姉さんは「いらっしゃいませ」を言うかわりに顔を覗き込んできた。
おっと、サタクラの新人コーチではないですか。この時期こういうことたまにある。高校生がバイトを始めるから。バネ生や野田ジュニア生が、試食販売やってたり、米とぎしていたり。このスーパーのレジで会う機会がもっとも多いかな。
商品ピッてやってもらいながら,近況をかいつまんで聞き、最後は丁寧に「ありがとうございました」と言われ、店を後にするのでした。
そのままホームセンターへ買出しに。家中の電気が一斉にパカパカし出し買い替え時ということで、どうせならと一気に取り替えることに。
こうして買い物しているうちに、このショッピングセンターでの買上額に応じて福引きがひけると言うことを知った。
たいていこの類いのくじは当たったためしがない。全くないと言うわけでなく、ここで初めて3本引いた時はどうしたものか、米とウーロン茶箱入りが当たった。3回のうち2回、色付き玉が転がり出て、カランカランと威勢良く鐘が鳴らされ、後ろから「あの人すごーい」という子どもの声が聞こえ、少し恥ずかしい思いをして商品を車まで運んだことはある。しかし、それっきり。娘いわく「あーあ、こんなとこで運使っちゃって。」そう,それ以来何も当たらない。宝くじどころか、ほんの些細なスピードくじだって。
レシートの金額を合算すると4回ひける。混んでいたら引かなかったかもしれないけど、くじスタートして間もなかったことからか、たいして行列になっていないので並ぶことにした。行列に並ぶのは嫌い。行列というのは何かを手に入れようとして並ぶ行為でしょ。それは商品であったり、サービスであったり。行列の一員になるということは、欲望を丸出しにすること。これを第三者に見られるのが嫌。時にはその第三者に自分自身がなる。あーあ、並んじゃってと冷めた自分に見られる。この感覚が最高潮に達するのは,ディズニーランド。ま、それはそれとして。行列のでき始め出し,周囲にあまり人いないし,4回ひけるし、ということで並んだ。二人前の人は12回もひける。このおじさんには「よーし、一等だしたるで!」なんて意気込みは全くなく、とにかく終始感じ悪い。左手をポケットにねじ込み,いやいやくじをまわす。この人見ているうちに、並んじゃった以上ここで照れ隠ししてもしょうがないだろうに、逆にこの姿は格好悪いぞと思い始めた。
そのおじさんはふてくされて回すせいか、玉がなかなか出てこない。2回、3回、いえ4回と回してようやく白玉が一つコロン。そんな調子で12個出すのだから時間かかるし,そうこうしているうちに人が更に並び始めてしまった。周囲がどんどん注目していくから、その人の背中は緊張してきた。そしてよく見ると,その人はおじさんではなく,若者後半の人だった。観客と一緒になって転がり出る玉の色に注目し,大いに他人のギャンブルを楽しむことができた。末等の白が出るとボックスティッシュ一個。「今調度風邪引いているから、あのティッシュもらえたら超うれしいんだけど」と後ろの女子高生は欲望をおし隠そうとする。変にふてくされてみたり、マイナスな言葉を口にするより、「欲望」の行列に並んでしまった以上は「はい、私は1等が欲しいんです」って態度しちゃった方が気持ちいいんじゃん?って気になってきた頃。前の人4回チャレンジ。一個目、色玉。毛布ゲット。次も色玉。ウーロン茶箱入りゲット。あの時と一緒。そして自分の番が。もったいぶってまわすのはやめようと思い、勢い良く回す。周囲は注目している。一個目、白。二個目、白。三個目、白。四個目、白。やっぱり、こんなもんです。ここは一つ、残念であるというリアクションをした方が人としてかわいいかもと思い、ちょっと残念ポーズを入れておく。かくしてボックスティッシュ4個うけとるころには、周囲の目は次の人に一斉に注がれている。次どうなる、と欲望の観衆に身を置きたい気持ちはあったけど、それは行列になるより下賤な行為だから足早にくじの観衆から離れることにした。すると背後でカランカランと鐘の音が。あの女子高生、何等?振り向いて確認したいという欲望を振り切り,車へ。
おっと、サタクラの新人コーチではないですか。この時期こういうことたまにある。高校生がバイトを始めるから。バネ生や野田ジュニア生が、試食販売やってたり、米とぎしていたり。このスーパーのレジで会う機会がもっとも多いかな。
商品ピッてやってもらいながら,近況をかいつまんで聞き、最後は丁寧に「ありがとうございました」と言われ、店を後にするのでした。
そのままホームセンターへ買出しに。家中の電気が一斉にパカパカし出し買い替え時ということで、どうせならと一気に取り替えることに。
こうして買い物しているうちに、このショッピングセンターでの買上額に応じて福引きがひけると言うことを知った。
たいていこの類いのくじは当たったためしがない。全くないと言うわけでなく、ここで初めて3本引いた時はどうしたものか、米とウーロン茶箱入りが当たった。3回のうち2回、色付き玉が転がり出て、カランカランと威勢良く鐘が鳴らされ、後ろから「あの人すごーい」という子どもの声が聞こえ、少し恥ずかしい思いをして商品を車まで運んだことはある。しかし、それっきり。娘いわく「あーあ、こんなとこで運使っちゃって。」そう,それ以来何も当たらない。宝くじどころか、ほんの些細なスピードくじだって。
レシートの金額を合算すると4回ひける。混んでいたら引かなかったかもしれないけど、くじスタートして間もなかったことからか、たいして行列になっていないので並ぶことにした。行列に並ぶのは嫌い。行列というのは何かを手に入れようとして並ぶ行為でしょ。それは商品であったり、サービスであったり。行列の一員になるということは、欲望を丸出しにすること。これを第三者に見られるのが嫌。時にはその第三者に自分自身がなる。あーあ、並んじゃってと冷めた自分に見られる。この感覚が最高潮に達するのは,ディズニーランド。ま、それはそれとして。行列のでき始め出し,周囲にあまり人いないし,4回ひけるし、ということで並んだ。二人前の人は12回もひける。このおじさんには「よーし、一等だしたるで!」なんて意気込みは全くなく、とにかく終始感じ悪い。左手をポケットにねじ込み,いやいやくじをまわす。この人見ているうちに、並んじゃった以上ここで照れ隠ししてもしょうがないだろうに、逆にこの姿は格好悪いぞと思い始めた。
そのおじさんはふてくされて回すせいか、玉がなかなか出てこない。2回、3回、いえ4回と回してようやく白玉が一つコロン。そんな調子で12個出すのだから時間かかるし,そうこうしているうちに人が更に並び始めてしまった。周囲がどんどん注目していくから、その人の背中は緊張してきた。そしてよく見ると,その人はおじさんではなく,若者後半の人だった。観客と一緒になって転がり出る玉の色に注目し,大いに他人のギャンブルを楽しむことができた。末等の白が出るとボックスティッシュ一個。「今調度風邪引いているから、あのティッシュもらえたら超うれしいんだけど」と後ろの女子高生は欲望をおし隠そうとする。変にふてくされてみたり、マイナスな言葉を口にするより、「欲望」の行列に並んでしまった以上は「はい、私は1等が欲しいんです」って態度しちゃった方が気持ちいいんじゃん?って気になってきた頃。前の人4回チャレンジ。一個目、色玉。毛布ゲット。次も色玉。ウーロン茶箱入りゲット。あの時と一緒。そして自分の番が。もったいぶってまわすのはやめようと思い、勢い良く回す。周囲は注目している。一個目、白。二個目、白。三個目、白。四個目、白。やっぱり、こんなもんです。ここは一つ、残念であるというリアクションをした方が人としてかわいいかもと思い、ちょっと残念ポーズを入れておく。かくしてボックスティッシュ4個うけとるころには、周囲の目は次の人に一斉に注がれている。次どうなる、と欲望の観衆に身を置きたい気持ちはあったけど、それは行列になるより下賤な行為だから足早にくじの観衆から離れることにした。すると背後でカランカランと鐘の音が。あの女子高生、何等?振り向いて確認したいという欲望を振り切り,車へ。