番朝FU

The Ban Dynasty FU

【香港:社会】中国からぁゃしぃインフルエンザの予防注射並行輸入

2005-12-02 15:20:45 | 【香港:衛生】
 インフルエンザの蔓延を前に、予防接種ワクチンが香港で品薄になっているが、香港の診療所3カ所で、中国から並行輸入されたとみられるぁゃしぃ注射ワクチンが使われていることがわかった。深センからの輸入品とみられる。香港政府・衛生署が調査したところ、「Vaxigrip」なる名称の注射2700本が発見された。1109本を回収したが、すでに1600本ほどは使用されていた後だったそうな。

■すんげーあやしい

(写真はYahoo!香港より失敬)

 当局は、このワクチンはフランス製で、深センで注射針と組み込み、包装されて中国内地向けへ出荷されているもの。
 しかし香港への輸入は許可されていない「密輸品」になるため、おそらく輸送方法や保存方法に問題があり、温度環境などの関係で薬効は弱っている可能性があるばかりか、副作用の心配もあるとな。

衛生署はホットライン:2575-1221を設置した。1日、184本の問い合わせが掛かってきたという。総合すると、おそらく108名の市民が問題の診療所3カ所に行き、予防接種を受けたという。現在のところ体調不良を訴える人はいないもよう。

「萊佛士醫療中心」という診療所はセントラル・尖沙咀・空港内の3カ所にあるさらに「寶康醫療」のセントラル診療所でもこの問題の注射が使われていたという。
さらに屯門・寶田商場内の「健怡醫務中心」およびその他の開業医にも卸されていたという。

これは香港史上初の「未認可ワクチンが開業医によって使われた」ケースとなる。このワクチンを輸入した会社「B&J貿易公司」は薬物卸販売の免許をもっていない。当局職員が調査のために同社に踏み込んだときには、薬物やワクチンの在庫は置いてなかったそうな。

香港の法律「藥劑業及毒藥條例」によれば、未認可の薬物を輸入すると違法となり最高10万香港ドルの罰金、2年以下の懲役となる。

さて「輸入者の違法性」とは別にこの未認可ワクチンを市民に投与した開業医が違法行為となるかどうかについては、当局では目下法律専門家の意見を伺っているという。

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