時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

人身事故と駅員

2018年10月22日 | 日々の、あれこれ

電車の中にいたり、駅のホームにいて、人身事故のアナウンスが流れる時、よく思うことがある。

それは・・

 

走っている電車の線路に飛び込んで自殺すると、とうぜん体はバラバラになるだろう。

すると、その場所に、自殺した人の臓器、体のパーツなどが散乱することになるはず。

となると・・誰かがそれを片付けなければならない。

大概は、駅員だったりするだろう。

 

私自身、自分の乗る予定だった電車に誰かが飛び込んだ直後の現場(飛び散った臓器などを見たわけではないが・・だいいち、見たくないし・・)にいたり、あるいは遺体にシートがかぶされて運ばれていく光景を見たことはある。

 

そういうのを見るたび・・

 

電車に轢かれてバラバラになった遺体を片付ける駅員は・・本当に大変だなあと思う。

なにやら同情もしてしまう。

そういう仕事、決して誰もがやりたがる仕事ではないはず。

むしろ、その逆であろう。

 

かといって、そのまま放置しておけるはずもなく。

だいいち、放置していたらその後の電車の運行にも影響が出るし。

葬儀などの問題もある。

 

そんな現場に居合わせた時・・・こんなこと言っては不謹慎かもしれないが、駅員にならないでよかったと思うことがある。

自分がもし駅員だったら・・やはりやらねばならないだろうから。

 

私は駅員になったことはないので、電車に轢かれてバラバラになった遺体を片付けたことはない。

そういう作業をしている時の駅員の心境って、どんなものだろう・・。

バラバラになった遺体の光景が、夢に出てきたりしないだろうか。それでうなされたりしないだろうか。

いや・・それ以前に・・・そういう作業をした日、スムーズに寝れるだろうか。

その光景が目に焼きつき、寝れなくなったりしないだろうか。

 

 

 

まあ、遺体の片付け・・といえば、警察関係、病院関係もそうなのであろうが・・。

 

 

世の中にはそういう仕事も確実に存在し、しかも、なくてはならない仕事でもあるだろう。

そういう仕事を行う人もいなくてはならない。

だから、そういう仕事や、そういう仕事をする人は、いつの世も必要であろう。

 

ならば・・自分がそれをできるだろうか。

 

いや、きっと、そういう業務も含まれる仕事についていたら、否応なく私もらざるをえないだろう。

どうしてもそれができないのなら・・そういう仕事につかない・・という方法しかない。

 

 

誰だって、そういう仕事は好んでやりたいはずもないと思う。

だから、そういう仕事をやる人に、もっと感謝しないといけないのだろうと思う。

 

 

もしも私が自殺したくなったとして。電車に飛び込む方法を選んだとして。

その後、バラバラになった自分の体を、駅員などがかき集めて処理するかと思うと・・・

ちょっと耐えられない。

たとえその時自分がもうこの世に存在していなくても。

 

電車に飛び込んで自殺することを考えてる人・・・・その辺のことも、考えてみてほしい。

 

もしも自分が駅員の立場だったら、どう思うだろうか。

 

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (鮎川愛)
2018-10-23 13:02:08



ちょうど1ヶ月前、最寄り駅で、人身事故が起きました(携帯電話お知らせ機能にて判明)。

それも私が、その最寄り駅に、すぐ近くにいるときです。

道理で、消防車や警察車両が多数集結していました。


その駅は、地下構内にあるため、事故現場は見られませんでしたが、私は、直ぐ様、改札口がある地下まで降りていきました。


そこで約1時間は経った頃、6名の消防官がブルーシートが掛けられた担架を運んできました。


ブルーシート越しからでも、すでに五体満足な体を運んでいないことは、すぐにわかりました。


担架を運ぶ消防官が地上に出るため、階段を登るときも、すでに息がある人を運ぶときのような、「患者」への気遣いは全くありませんでした。


明らかに「物体を運ぶ」ような動作でした。


人身事故発生時、先ず鉄道運転士が目撃しなければなりませんね。

そして、現場付近にいた乗客や、その駅駅員も…。


数多の悲惨な事故・事件現場に立ち会う消防官や警察官は、精神やられないのでしょうか?


もちろん鉄道員である彼らにも、そういう精神治療は必要です。

鉄道に詳しい友人によれば、「人身事故処理以降、うつ病になってしまい、やむなく退職した鉄道員もいる」ということです。

Unknown (だんぞう)
2018-10-23 13:31:28
一カ月前・・・というと、最近ですね。

ブルーシートをかぶせられた担架が運ばれていく光景は、私も見たことがあります。

あのブルーシートの中身は、どうなってるんだろう・・・そう思うと、駅員さんたちに同情してしまいました。

バラバラになった遺体、臓器・・そういうのが、あのブルーシートの中にあるんだろうなと思うと特に・・。

私がそういうのを片づける立場だったら、トラウマになると思います。

物を運んでいると思わないと、とてもやれないと思います。


>、「人身事故処理以降、うつ病になってしまい、やむなく退職した鉄道員もいる」ということです。

やはり・・・そうでしょうね・・・。
言葉がありません。

鉄道職員の皆さん、いつも本当にご苦労さまです。
こういう仕事も業務の一環なんですものね・・。

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