まいにちまいにち

お母さんの毎日は いつも同じようで、
少しの素敵がチラリ。

お参り

2011-10-11 | まいにちのこと

娘の同級生の Tちゃんのお墓ができたのだそうです。
1年間は、あまりに辛いので、自宅に居たのですよね、Tちゃん。 
おばあちゃんから、そういう話を聞きました。
先月くらいに お墓を作るというお話をきいて、「10月になったら場所を教えてもらったら?」と
娘に話していました。

そして 今月の月命日は過ぎてしまったけれど、昨日、娘はひとりでTちゃんちへ。
電話をする前に、「何て言ったらいいかなぁー?」 と グズグズ・・・
「自分で本当にお参りがしたいのなら、それを伝えればいいんでしょう?」
 「だって・・・変な言葉使っちゃうとよくないでしょう?
「だ・か・ら!!ちょっと位の可笑しな言葉遣いは許してくれるからっ!!!本当にお参りに行きたい
   なら、自分の言葉でちゃんと話しなさいっ!!」

まったく・・・。これまで 私が手や口を出しすぎたのか、頼ってばかりでいけません

それでも、用意したお花を持って、自転車でひとりで出かけていきました。
校則どおり、ちゃんと白いヘルメットをかぶるところがかわいいです。(3年生では、稀です!)

いつも話に花の咲くお母さんは、妹さん達と外出中で、電話口で「いつでも案内しますよ」と言ってくれた
のは、Tちゃんのお父さんだったらしいのです。
約束した時間は 気の効かない午後12時でしたが 車に乗せてもらって 一緒にお参りに行って
もらいました。Tちゃんの自宅から歩いてでも行けるお墓は、幼稚園の傍にあります。 
「ここなら、賑やかでしょう?」と。 Tちゃんも、Tちゃんのお父さんも通った幼稚園なのですって。
「生え際がねぇ・・・。 似てるんだよね~」 と笑うお父さんは、生え際どころかTちゃんととてもよく似たお顔です。
お墓でも「俺もよくわからないんだけどね・・・。」 と、一緒にお参りの準備をしてくれたのですって。

娘が、Tちゃんのお父さんと、きちんと一緒に居られたことが、とても嬉しかったです。
要は 「気持ち」なのだよ、「気持ち」。 言葉は手段なのだから、そんなに捕らわれないで欲しいなー。
いえ、言葉も大切ですけれどね、教科書に載っている文章でなくても
気持ちのある言葉は、そうそう人を傷つけないって!

そう思います。
いつも「言葉にする」大切さを説く母ですが、やはり、気持ちのこもった言葉を持ってほしいですね。




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