まいにちまいにち

お母さんの毎日は いつも同じようで、
少しの素敵がチラリ。

ほんとうにあったお話。

2009-06-18 | 朝の絵本の時間

子供たちの小学校で活動している 「よみきかせ」も 今年で3年目を迎えました。

今年度から全学年でさせていただくことなり、特に5.6年生への選書等には
かなり深く考えるようになりました。 不必要ってこともないけれど、すごく慎重に。
たかが 2週間に一度の 15分間。
でも、いろんな判断ができ、少しずつ大人に近付いている高学年の子どもたちが
どんなものを楽しんでくれるか?興味をもってくれるか?懐かしんでくれるか?
子供たちが 私たちに付き合ってくれる大事な15分間ですからね。
という経緯もあり、「よみきかせの会」の言いだしっぺの私と 最初に合意してくれた
発起人的なふたりは、まずは下地作り・・・と、今のところ高学年担当のようになっています。

その今学期中に 一度だけ かわいいかわいい2年生のクラスに行ける日がやってきます。
(・・・ 5年生や 6年生だって すごーくかわいいですよ。
でも、やっぱりシビアな目も 持ち合わせているんですよね。毎回 大緊張です。)
ちょっと高学年とは違う視点で 選書をしようと思っていたら こんな本を知りました。
絵本だけでなく いつもたくさんの本をご紹介くださってるマーガレットさんの「こひつじ文庫」
思いやり・やさしさをテーマに 2年生に読まれたそうなのです。

 『ともだちをたすけたゾウたち』

この3頭のゾウは、親子でも兄弟でもありません。そう、ともだちなのです。
病気で横になることもできないオスのゾウ・アヌーラを、2頭のメスのゾウが、両側からささえ
2ヶ月間も看病し続けたという 本当にあったお話です。
1頭だけでならまだしも、2頭が同じ考えを持ち合い 仲間を助けたなんて 驚きました。

この本を 2年生の子どもたちに読んだら 言葉にしたら簡単でも、言い表せない「うわぁ~」という
あたたかいものを感じてくれるかなー?と、月曜の朝に読んでみたいと思いました。
「本当にあったお話だよ」となると、感じ方も違ってくることでしょう。より近いですよね。
それに加えて じゃあ「今」はどうなっているのか? を知りたくなりました。
はい、知りたがり屋のおばさんです。
このおはなしは 30年位前のものです。 ゾウって寿命は長いはずだけれど、自然界でなく
動物園にいるゾウはどうなのだろう? 
さっそく 電話しました。 多摩動物公園です。

ゾウの寿命は 人間と同じくらいです。 かなり長生きしますよ。
お話の中の メスの2頭は死んでしまいました。   が、アヌーラは今も元気ですよ。
どうぞ 見にいらしてください。


あ~、素敵。 お話の中で生きているゾウが 今も動物園に行けば会えるなんて。
子供たちも 私みたいに 思ってくれるかな?
とっても たのしみです。


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8 コメント

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ほんとうのお話 (琴子)
2009-06-19 00:25:07
まぁ、jasuminさん、さすがです!
実際にあったお話のゾウが、まだ元気で生きているなんて
子どもたちだけでなく、大人(わたし)も
うれしくわくわくしますネ。

身近ですし、わたしも読んで、アヌーラに会いに
行ってみます!
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*琴子さんへ (jasumin)
2009-06-19 10:21:04
最後の解説を読むと、どうやら30年くらい前のお話だし
ゾウさんの寿命もよくわからず、気になって気になって(笑)

まさか今も生きて、その動物園にいるなんて、驚きました。
そして、とっても嬉しくて。
琴子さんも、ぜひ読んでみてください。
「ほんとの話」だということに、まずびっくり。
「今も生きてる」ってことに、またびっくりですよー。
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ほろり! (tikotiko)
2009-06-19 10:49:20
とする実際にあったお話、嬉しいですね!

確かに自然界のゾウサンたちは助け合いがしっかり出来るとい言うことを
ドキュメンタリーで見たことがあります。

介護してくれた2頭が亡くなって、本人がまだ生きてるなんて、それは絶対に逢いに行かなくちゃね!

↓葉っぱ君のねんねのお顔の可愛いこと!

読み聞かせが続けられるママ、そして読書が自然にたくさん続けられてる子供たち
貴重で大事で素晴らしいことですねぇ~!


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*tikotikoさんへ (jasumin)
2009-06-19 14:29:46
お話の中のことって、別世界のことのようにも思うし
仮に「本当にあったお話」と聞いても「昔のこと」と思うのが常だと思うのです。
それが、今も生きていて、会うことも可能だなんて
ほーんとに嬉しくなってしまいました。

子供たちの前で読むときは、「本を読むこと」もそうですが
読む前に、気持ちの導入の意味でも、なにか関心を引くことを
話したいのですけれど、これはいいことを教えていただいた!と
ひとりホクホクしています(笑)

葉っぱ、ずいぶん「少年」になってきたんですよー(笑)
でも、まだまだ抱っこしますけど(ナイショ!)
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記憶が蘇ってきました。 (バイアリー・ターク)
2009-06-22 09:20:49
記事を拝見して、「あっ!」と思ってしまいました。
確か、高校生の頃だったと思います。
この事を、ニュースかドキュメンタリーの番組で拝見したのをうっすらと思い出しました。
まだ、会えるのですねぇ!!

記事を拝見して、感無量でございます。
教えてくださって、本当にありがとうございます。
心から感謝・感謝のバイアリーでございます。
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Unknown (マーガレット)
2009-06-22 17:46:22
jasuminさん

多摩動物園に聞くなんて思いもかけませんでした。絵本の話として終わってしまっている私でしたから、jasuminさんすごい!と感動しました。
さっそくおはなし会のメンバーに教えてあげようと思います。ありがとう!
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*バイアリーさんへ (jasumin)
2009-06-23 08:58:47
ほんとうですか? バイアリーさんのお話こそ、ありがたいです。
来週2年生のクラスに行くので、「私のお友達もテレビで知ってたんだって」と
教えてあげようと思います。
なんだか、「本当の話だよ、すごいね」で終わらず、「今も会える」と思うと
なんか・・・いいですね! 子どもたちもそう思ってくれるかな?
それから、知りたいことはきっと教えてくれる人がいることや
動物園ではいろんなことを教えてくれるんだと、子どもたちが感じてくれたら
とても嬉しいことだと思います。
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*マーガレットさんへ (jasumin)
2009-06-23 09:03:48
マーガレットさん、私は相当な知りたがりやみたいです(笑)
実は休園日に送ってしまったファックスは居所不明になっているようで
結局お電話で「教育係」みたいな担当の方に教えていただくに至りました。
30年くらい前の出来事って、微妙な年数たってるなぁと思い
それでも「今も生きてる」とわかったのは感動でした。
すごいですよねー。
おはなし会の方にもお話ししてくださるのですね。
ありがとうございます。
また、もっと多くの子どもたちにも身近なものになりますね!
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