まいにちまいにち

お母さんの毎日は いつも同じようで、
少しの素敵がチラリ。

祝う会

2009-03-06 | お母さんのひとりごと
            

3月になって 娘の小学校生活が秒読みとなりました。
今日登校してしまったので 卒業式まで あと9回登校するだけなのだそうです。

私たち役員は 昨日の「卒業を祝う会」の準備に奔走したわけで
その前日に訪れた体育館は 在校生の心と手を掛けた 飾り付けがされていました。
6年生 ひとりひとりの写真が 体育館中に貼られていました。
娘は ・ ・ ・ あそこです。 あの、紫のニットを着た 髪の長い笑った顔です。

 「卒業を祝う会」の準備も 整いました。
この会は 子供たちが先生や保護者に感謝を表し 成長をみてもらう会 という趣旨なのですが
設営や進行、記念品などの準備は 保護者が、 子供たちの出し物や子供たちから先生への
贈り物は 担任の先生の指導の下準備されるのが 例年のこととなっています。
当日は エスコート役の子どもが先生方を 職員室までお迎えに出向き
拍手と共に 入場するという可愛らしいものです。
校長先生が手をつないで入場された為、続くカップルも 手をつなぐこととなりました。

先生方の出し物の歌の途中で、これまで受け持ってもらった先生方や、校長・教頭先生、
そして当然ながら現在の担任の先生から 餞の言葉が送られました。
その時初めて知ったのは 5年生の宿泊学習でも 6年生の修学旅行でも
校長先生は 全ての男子諸君とお風呂に入ったということ!
「ずいぶんのぼせましたが そのことが一番印象に残っています」と。
娘の担任の先生が マイクを持っての一言目は 
「いろんな困ったところのあるあなたたちでしたが・・・」 (苦笑)

「男の子たち! 芯から かっこいい男になりなさい。
 女の子たち! 芯から 素敵な女性になりなさい。
 そして 成長して大人になったあなたたちに会うのを 楽しみにしています。」

それは 本当に優しい語りかけで
その言葉で 娘のクラスの女の子たちは 泣き出してしまったのでした。

お母さんたちは もちろんハンカチを持って来ているわけで
こんなんじゃ 卒業式が思いやられるわ~って感じでした。

言われてみれば 1年生の頃 私の腰の位置くらいに顔のあった娘が
今では 同じ背の高さになっているのです。
3歳くらいから ずっと 私の話し相手になってくれていた娘が
すっかり 冷静な視線を 向けてくれるようになりました。
好きな子だって できますとも。
あの子が 卒園~1年生の頃は 離婚を経験し 私自身が不安定な時期でした。
なので そんなつもりはなかったのに あの子の1年生の頃の記憶が
嘘のように 飛んでしまっているのです。 思い出せることは ほんのわずかです。
可哀想だし・・・淋しいことです。
思い出って 振り返る象徴なのですが、
思い出があることで 今の足場が安定するなって あらためて思いました。
思い出せない時期を振り返ると、すごく不安なグラグラした気持ちになるものです。

きっときっとこの先、小学時代よりも楽しい中学時代があって
中学時代よりも充実した 高校時代があって
高校時代よりも もっと甘かったりもっと苦かったりする 成長の過程を経て 大人になるのですが
やはり 「今」という時間と きちんと向き合った日々を過ごして欲しいと 強く願います。


あ・・・  やっぱり卒業式が 思いやられます。 
私も 思い返すのは あと少し待ったほうがよさそうです。