Bamboo(てのりぐま)日記

子どもの成長とお出かけの記録。気が向いたら好きなものの勝手レビューをします。毒も吐きます。月の最後は読書記録で締めます。

6月度月報

2011-06-29 00:15:33 | 読書
6月度月報

今月は5冊。




===

1.リズム 森絵都さん 講談社青い鳥文庫

リズムとその続編のゴールドフィッシュの2つの話が入っています。
中学生の女の子が、自分のリズムを大切にしながらだんだんと
成長していく物語。大人になる過程で感じるいろいろな感情が
素敵な文章で表現されています。きれいだな。

おじさんは過去のことはなかなか思い出せませんが、
ちょっと大人になりかけた子どもさんなら、
いいなあ、そうそう、わかるわかる、っておもえるところが
ずいぶんとあるんじゃないでしょうか。
(さゆきちゃんもそうだし、真ちゃんの生き方も。)

ちび1号の本棚行き。


2.きみはダックス先生がきらいか 灰谷健次郎さん てのり文庫

ちび1号は「こんな先生ありえへん」って言っていたけど。
教育現場にはいないタイプだろうね。

ぐだぐだでちびで短足のさえないおっちゃんであるダックス先生。
はじめは親にも子どもにも、ずいぶんといけてない印象をあたえてしまう。
学校の規則を勝手にゆるく適当にかえちゃうし。親からみたらはずれの先生だろう。
でも、実は、言動・行動は全部本人なりに計算されている。
子どもたちにものを考えさせるきっかけとなる出来事があったら、
それを逃さず、最適のタイミングでボールを投げる。
最後は子どもたちのほうがいろんなことに気づき、考えて、変わっていく。
すごいなあ。

ぐだぐだな主人公が実はすごいことをやってのける話って
結構すきだったりします。

型にはめても、良くて型どおりまでなんだよね。
型にはめないと、たまにすごいのができるのよ。
(まじめな人は、ちょっと目からうろこかも。)


3.地球がわかる50話 島村英紀さん 岩波ジュニア新書

プレートテクトニクス仮説がわかりやすく解説されています。

地球の形を精密に知ることから始まって、
プレートが沈み込むところが日本海溝で、その地下で岩石が
一気にばりばりこわれるのが地震なんですがこのあたりの仕組み、
さらに地震波の観測で地球の内部が推定できること、
なんて感じで、地球のことがよくわかるようになります。

筆者は地震学が専門です。
地震学って、船で全世界をまわって地震観測するから、
体が強い人、ゆれる船の中で思考ができる人じゃないとできない学問
だとおもいます。

中学生向けかなとおもいますが、丁寧な説明でわかりやすいので、
理科のすきな高学年の子でも充分読めると思います。

ちび1号の本棚行き。


4.つめたい夜に 江國香織さん 新潮文庫

不思議な作品です。
本を読むことでなにか教訓めいたものを得る、というのとは
真逆の価値観の世界だと思います。
やさしい、ふわっとした、そういう世界。

私がびびっときたのは、怪談話を読んで、
こどものころ初めて死というものを感じたときの気持ち、
なんかとまどいというか、
あの世とこの世の境の、もやもやっとした感じというか、
そんなことを思い出しました。
なんか、死と生が渾然一体になっているというか。

すごく直感的な文章に感じます。。

ちび1号、どんな感想でしょう。


5.ぼくらのサイテーの夏 笹生陽子さん 講談社文庫

桃井くんと栗田くんの気持ちがだんだん変わっていくところ、読み応えあり。
さいごは、にいちゃんも、なまずから進化したみたいだし。
めでたしめでたし。

笹生さんておもしろいなあ。
小学校5~6年の男の子にぴったりの小説だな。
この作家さんの本って、読み終わると気持ちが明るくなる。


以上です

コメント
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