Bamboo(てのりぐま)日記

子どもの成長とお出かけの記録。気が向いたら好きなものの勝手レビューをします。毒も吐きます。月の最後は読書記録で締めます。

実際に使って喜んでもらって、なんぼ。

2009-12-17 23:10:28 | 仕事・育成・転職
技術者として、スケジュールを守って、高品質な美しいものをつくり、現場で業務改善をはかってコスト低減をはかる、それだけで本当にいいのかな。
それだけで競争に勝てるのかな。

上司の顔色を伺うのではなく、自己満足に陥ることなく、その製品を使う人の気持ちを満足させるような仕事ができれば、とても価値があると思う。
その製品をつかってくれる人を喜ばして、お金をいただいて、なんぼ、なんじゃないのだろうか。

他社とカタログスペックで負けるから必要、なって項目は、まじめにやる意味あるんかな。
他の商品にある機能でも、その商品には必要ない、って割り切れる機能もあるはず。それができないとケータイみたいな機能ありすぎて訳わからんことになる。ケータイの時間割表って大人はつかいますか。
アイディアがないんだったら、たくさんの人が使っている商品、ネットで話題になっている商品を覗いて見たら、いくつかはヒントくらいでてくる。あとは実物をさわってみる。もっと気づくことがある。

使う人になりきって、とことんその人の気持ちを考え抜き、こまかい気遣いをしたものを作っていきたいなあ。商品の使い勝手に筋を1本通したい。それがあれば、思想のある商品になるだろう。

どう世の中がかわっていくのか、技術がすすんでいくのか、その中でその商品の利用シーンがどうかわっていくのか、それを読みつつ商品の次の商品仕様を考えるんじゃないかな。それが商品企画ってもんでしょ。誰かから何かインプットされるのを待っていてもだめ。
ターゲットを決めて真剣に考えぬいたら、誰だって同じような結論に行き着くはず。だから、あとはスピード勝負だと思う。

そのあたりの意識が共有できていれば、この商品を開発するのに何人必要でいつまでかかる、っていう考え方から、いつまでに市場に投入するためにどういう工夫をしてどこをどうはしょっていかに早く製品化するか、って感じに意識が変わるんじゃないかな。こういう機能を実現するにはこういう人と金がかかるので現状無理だ、という仕組み重視ではなくて、こういうエンドユーザに対してこういう機能がこの時点までに必要とされるから限られた人と金をこう使って実現して喜んでもらう、っていうのがスピード感ある開発の進め方につながるだろう。

新規事業立ち上げチームとかだったらこういうのも許されるのかもしれない。
コメント
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