Writer or Painter? ~お餅の回し車~

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etc...

モノクロ

2006年11月04日 | 
小さい頃はクレヨンで
いろんな色で絵を描いた
山を緑に 空を青に

昔はいろんな色を見てて
人は肌色 心は赤で
暖かい色はどこにでもあった

いつか気付けばモノクロの景色
何を見ても色褪せて
人は灰色 心は黒で
なぜ枯れたような色をしているの

誰も赤い光を見ようとしない
心の色もわすれてしまったの

枯れた景色はザラザラしてた
水をもらった花も枯れた

なぜ希望が持てないの
思い出せば戻ってくるのに

なぜ明日を捨てたがるの
暖かい色は近くにあるのに

枯れた命は心を求め
誤り手首に赤を見る

すぐに涙で薄くなり
赤かどうかもわからない
心がどこかもわからない

いつか大事な人が現れる
赤く光るたった一人が現れる

やさしい声が守ってくれる
その時きっと心に気付く

隠れて見えない真っ赤な心
それが音に変わって外に出るため

言葉の出口はあんなに赤い



Dead end

2006年10月01日 | 
間違った場所に来た
ここは居心地が悪い

道に迷うときは自分から
「行き止まり」の看板を見ても止まらない

可能性を信じているからか
目の前の現実を疑ってばかり

信念が曲がっているのか
へそが曲がっているのか

叩き直せばどうにかなる
迷路もいつか一本道になる


無神経

2006年10月01日 | 
研がれた刀で心を斬る
心は斬られて悲鳴をあげる

斬った方は知らん顏
斬った事にも気付かない

いつか刃は自分に刺さる
刺さった刃はどこから来たのか

心の痛みを思い知る
斬った者に助けを求める

斬られた者は冷たく言った

「馬鹿につける薬はない」

sloth

2006年08月22日 | 
The life is only asleep in a dark room.
It only breathes in a dark room.

Anything cannot be done.
Nothing is done.
Which is it?

It gives it.
And, if you awake.

It gives it.
And, if the mind occurs.

What do you want?
What do you want?
It drives it in to you melancholic.

What do you want?
What do you want?
You who is half asleep are roused.

The person is only observed on the window side.
It only sneers at the person on the window side.

Anything cannot be done.
Nothing is done.
Which is it?

It gives it.
And, if you awake.

It gives it.
And, if the mind occurs.

What do you want?
What do you want?
It drives it in to you melancholic.

What do you want?
What do you want?
You who is half asleep are roused.

What do you want?
What do you want?
It drives it in to the mind of you melancholic.

What do you want?
What do you want?
The life of you who is half asleep is roused.


=和訳=

暗い部屋で命が寝ているだけ
暗い部屋で呼吸をしているだけ

何もできない
何もしない
どっちなんだ

くれてやる
それで目が覚めるなら

くれてやる
それで心が起きるなら

何が欲しい
何が欲しい
憂鬱なお前に叩き込んでやる

何が欲しい
何が欲しい
寝惚けたお前を叩き起こしてやる


窓際で人を観察するだけ
窓際で人をあざ笑うだけ

何もできない
何もしない
どっちなんだ

くれてやる
それで目が覚めるなら

くれてやる
それで心が起きるなら

何が欲しい
何が欲しい
憂鬱なお前に叩き込んでやる

何が欲しい
何が欲しい
寝惚けたお前を叩き起こしてやる

何が欲しい
何が欲しい
憂鬱なお前の心に叩き込んでやる

何が欲しい
何が欲しい
寝惚けたお前の命を叩き起こしてやる


teleology

2006年08月20日 | 
誰のために頬を濡らす

自分を潤す水のため
大事な人を思うため


誰のために野を歩く

自分に贈る花のため
大事な人を探すため


誰のために目を覚ます

自分の時間を使うため
大事な人と生きるため


誰のために人を愛す

自分の心が光るため
大事な人を守るため


自分の心がそう言った



have

2006年02月01日 | 
いつも名前を呼び続ける

見つからない訳じゃない
探している訳でもない

いつも名前を呼び続ける

何かをたぐりよせるように
心を呼んでいるかのように

離れていても一緒にいたい
いつも隣には居れないから
いつも心を持っている

君と出会って奪われた
あのなつかしい瞬間から


GRAVITY

2006年02月01日 | 
涙の出る夜は
月が綺麗に見えるんだ

僕の涙を月が引っ張る
「涙の出る日は月を見ろ」
と言うように

月を見てると落ち着いて
涙はいつか乾いてた

もう離してくれお月様
今日はありがとう

お月様もいい夢見てよ
おやすみなさい


リアル

2005年12月30日 | 
生きてるか死んでるかも分からない

光かがやく抜け殻の様に

大きな幹にしがみつき

時折吹く風に揺られ

時に暖かく、時に冷たく

怠惰に毎日を過ごしても

幹から離れようとせず

動いても、動かなくとも

それは生きていた


羽を広げて羽ばたく夢を見て

手を放したやつもいた

夢を見ても、落ちないようにしがみつく

果てた命を見ても上を見て

少しずつだが進んでいく

頂上にたどり着くと

もう登る幹はない

足はもう浮いていた

夢を見続け、目は潰れた

何を見つめて登っていくのか

見えていたのは、現実だけだった

レモン

2005年11月30日 | 
何が足りない?

悪いことは一つだってしちゃいない

何が足りない?

探している

知らぬ間につけられた

もう一つの名の意味を

僕にだって見えないさ

君はどこも欠けちゃいない

名付けられて長い間

未だ探してるだろうか

僕はようやく気付いたよ

君に欠けているのは

欠点だけみたいだ

いつもの橋の上で

2005年11月30日 | 
同じ橋の上から覗き込んだ

変化を止めないものがある

僕は大きくなった

少し見えるものが増えた

いつか橋に掛った醜いゴミの塊も

見ている間に流れていった


橋の上でウトウトしていた

起きると景色は綺麗になっていた

昨日までの嫌な景色は跡形もない

止まってた僕の心も

寝ている間に流れていった

いつものように

この川のように