―手をのばせばきみはいつもそれを掴めただろう。
幸福はとんでもないものじゃない。
それはいつでもきみの目のまえにある
なにげなくて、ごくありふれたもの。
誰にもみえていて誰もがみていないもの。
たとえば
テーブルの上の胡椒入れのように。―
この詩を見つけて、ページの上にバリのイラストを描いた。
バリといたとき、わたしはとても上手に幸福を見ていたし、
しっかりこの手に幸福を掴んでもいた。
きっと今でも、別の幸福がわたしの前にいてくれているのだろうけど、あの頃みたいにそれをうまく掴めない。
ごめんね。今の幸福。
16年前の今頃、バリはわたしたちの家族になりました。
愛しい、愛しいバリ。幸せな、愛おしい日々をありがとう。
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