どうしたら沢山釣れるか?美味しく食べられるか?関東近海で船釣りを楽しんでます。便利な釣り道具のアイディアも紹介!
爆釣妄想
あたらない、しめ鯖の作り方
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釣り好き薬剤師がお届けする、あたらないしめ鯖の作り方!
おっと言い過ぎた!「あたりにくい」でした。
どんなに気をつけてもあたっちゃうこともありますからね。
鯖に当たるっていうのは実は4種類あるんです。
A. 鯖に対するアレルギー体質を持っている。
B. 鯖が痛んで鯖にアレルギーのような症状を示す物質が出来てそれを食べてしまう。
C. 鯖にいる寄生虫を食べてしまい、寄生虫が胃壁に入り込む。
D. 鯖にいる寄生虫に対するアレルギー体質をもっている。
ABDは蕁麻疹ができます。
Cは胃に激痛が走ります。
Aの体質の人は鯖を食べる度になります。
Bは痛んだ鯖にアレルギーのような症状を起こさせるヒスタミンという物質が出来るので、これを食べれば誰でも起こります。
CDの寄生虫はアニサキスというもの。
Cは生きたアニサキスさえ食べなければ起きません。
Dのアレルギーを持った人は加熱したアニサキスを食べても起こります。
Aの鯖自体へのアレルギーより、Dのアニサキスへのアレルギーの人の方が多いと言われています。
つまりAの人はどうしようもない。鯖を食べてはいけません。
Bは鮮度を保って料理すればOK。
Cは生きたアニサキスがいない状態で料理すればOK。
Dは難しいけど死んだアニサキスさえもいない状態にする必要があります。
ついてはA以外の人のための、当たりにくいしめ鯖を作る6ケ条です!
その1 新鮮な鯖で作るべし!
すみません、当たり前です。Bを回避しましょう。釣ったらなるべく早くクーラーボックスへ。
その2 釣ったら直ぐに内臓取るべし!
アニサキスは普通、魚の内臓にいるけど魚が死ぬと苦しくなって肉に移動するとの事。
だから血抜きしたらすぐに内臓取りましょう。
頭も取った方がベター。
私は釣ったらその場で3枚におろして、内臓と接していた腹骨もすいちゃって、塩づけした状態でタッパーに入れて持ち帰ります。
Dの人はこれで回避するしかありません。
その3 漬ける時はショウガも入れるべし
アニサキスは塩、酢には強いのですが、ショウガにはやや弱いというデータがあります。
私はたっぷりの塩で4~5時間漬けたあと、酢で洗い流してから、酢7:みりん2:砂糖1位の漬け汁にショウガをたっぷりすって入れたものに一晩漬けてます。
その4 なるべく薄く切るべし
アニサキスの長さは2~4cm位。
薄く切ればやっつける可能性が高まります。
締め鯖はよく飾り包丁を入れますが、これをやってるのかもしれません。
漬け汁から出したら透明の皮を手で剥いてからなるべく薄く切ります。
その5 食べる前に冷凍するとベスト
アニサキスはマイナス20℃24時間で死にます。
家庭の冷凍庫ではマイナス5℃程度だけど少しは効果あるでしょう。
でも美味しくなくなっちゃうと嫌なので、私は冷凍してません。
熱にも弱いからバーナーで炙りにするのもいいかもネ。
その6 よく噛んで食べるべし
薄く切るのと理屈は同じ。
コレが一番効果あるかも。
2~6で、怖~いCを回避しましょう。
居酒屋のしめ鯖は冷凍してアニサキスを殺しちゃってるのが殆ど。
家庭で作る方がヤバイと思いますので、気をつけてくださいね。
あたるのが怖けりゃ食べなきゃいいんだけど、
旬の松輪あたりのマサバで、しかも釣りたてを直ぐに血抜きしたもので作った〆鯖なんて一度喰ったらも~!
あたってもいいから~って思っちゃうんですよね!
釣り好きブロガーが絶品魚料理レシピを紹介してます!
コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )
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あっしは自分で釣ったサバにアタリます。
食べた夜中に腹痛、嘔吐、蕁麻疹が出ます。
新鮮さを保ち、塩で〆て、酢に漬けても釣行のその日はアタリます。(過去に3回アタッた(><)
でも、翌日以降なら全く平気です。
そこで、懲りずに今も〆て翌日に食べてます。
あっしの場合はAなのでしょうか?
Bなのでしょうか?
翌日以降なら大丈夫というのは
面白いですね。
AとBは翌日でもあたるはずと思います。
実はCもDも寄生虫アレルギーで、
Aよりはるかに寄生虫アレルギーの方が
多いとされています。
Cも10%の人に蕁麻疹が出るとされていますので、
Cでは無いでしょうか(あくまでも推定です)。
病院で寄生虫のアレルギーテストできるようですので
一度調べてもらってはいかがでしょうか。
そこで、我が家では毎食2切れを限度に食べさせています。
うちはでは、酢と昆布、それにまだ青いすっぱい夏みかんでしめさばを作ります。
夏みかんなんて、すっぱくて誰も食べないし。
ここに行き着きました、大変簡潔に分りやすく、説明してあったので
引用させて頂きました、事後承諾となりますが、どうかお許し頂きたいです。当方のブログ「衣浦の香」もメインが釣りですので、宜しければご訪問下さい。よろしくお願いします。
一昨日、居酒屋で炙りシメサバと、ばい貝の刺身を食した所、約8時間後に嘔吐と下痢に見舞われまして、、、。
「鯖に当たったか?」と思った所、ご紹介されている中毒事例とは症状が異なるので、ばい貝を疑っております。何れにしましても、素人にも判りやすく原因・症例を説明して頂いておりますので、失礼ながら弊ブログに引用させて頂きました。大変失礼とは存じますが、事後承諾となりましたこと、何卒お許し頂けたらと存じます。
アニサキスがいても健康な人ならば胃酸で殺してしまいます。
体が弱っている人がアニサキスにやられるのです。