AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

デジタルのバカ⑵

2018-03-28 20:58:03 | アイディアのIdentity

 

Sony Walkman CM 1987

 

SONYのWalkmanが世界中を席巻した頃、日本の家電品は何でもかんでも売れた。特に欧米に限らず世界中を席巻した。Panasonicも日立も皆 商品名を変えて売っても全て「ウオークマン」と呼ばれたのだ。なんで売れたか?それは互換性である。カセットテープは1962年オランダ フィリップ社が、パテントを取らずに世界へ広めた。ウオークマンが発売される前は、大きなラジカセを片手にカセットテープを聞いていたのである。

 

【1997 CM】SONY MDウオークマン

 

 

日本では中高生 若者達がiPhone Android スマホを持っているが、欧米や南アメリカ アジアでは高級品であり、すぐ盗まれる。

低所得者では持てない代物だ。その後MDを出したが、これが売れなかった。NYのブロードウエイの電気ショップでもこのMDは、ショーケースに入ったままだった。互換性を見誤ったのだ。

 

iPod CM 2005

 

 

そして時代はデジタルへと向かい、AppleのiPodへと移行して行った。

互換性が一番重要な事を日本家電業界は忘れてしまったのだろう。技術屋の慢心は、消費者 カスタマーを置き去りにする。そして世界の置き去りとなった。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿