Sony Walkman CM 1987
SONYのWalkmanが世界中を席巻した頃、日本の家電品は何でもかんでも売れた。特に欧米に限らず世界中を席巻した。Panasonicも日立も皆 商品名を変えて売っても全て「ウオークマン」と呼ばれたのだ。なんで売れたか?それは互換性である。カセットテープは1962年オランダ フィリップ社が、パテントを取らずに世界へ広めた。ウオークマンが発売される前は、大きなラジカセを片手にカセットテープを聞いていたのである。
【1997 CM】SONY MDウオークマン
日本では中高生 若者達がiPhone Android スマホを持っているが、欧米や南アメリカ アジアでは高級品であり、すぐ盗まれる。
低所得者では持てない代物だ。その後MDを出したが、これが売れなかった。NYのブロードウエイの電気ショップでもこのMDは、ショーケースに入ったままだった。互換性を見誤ったのだ。
iPod CM 2005
そして時代はデジタルへと向かい、AppleのiPodへと移行して行った。
互換性が一番重要な事を日本家電業界は忘れてしまったのだろう。技術屋の慢心は、消費者 カスタマーを置き去りにする。そして世界の置き去りとなった。