白夜の炎

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福島の現実―ハンギョレサバランから

2012-01-13 09:37:51 | 放射能
「 "福島県のナンバープレートをつけて運転している間、他の車両が遠くに避ける経験を体験した住民もいます。 また、有機農法で未来を夢見た農民の中で、農地が放射能に汚染されたことを悲観して自殺した農民も少なくありません…。"

 昨年3月、日本、福島原子力発電所事故以後、現地住民たちがどれほど苦痛な生活を送っているかを日本の大学教授が国内学術大会で公開する。 日本、東京の法政大学の牧野英二教授(哲学科)は13日、嘉泉大学校アジア文化研究所主催の国際学術大会で‘アジア文化研究と福島原子力発電所事故の話’を主題に発表する。 牧野教授は法政大学持続可能性研究教育機構 哲学・倫理学専攻研究員として、昨年10月地震・原発事故支援プロジェクトに参加して、住民との対話を口述史(oral history)として記録した。

 12日にあらかじめ公開した資料によれば、牧野教授は「日本社会が近代以後の最大危機に直面している」と前提にした後、原子力発電所事故の後遺症で苦痛を味わっている福島県住民たちの胸の内を切々と紹介した。 彼は「放射能伝染の噂に福島県に住むという理由だけで偏見と差別にあい、心に傷を負った人が少なくない」として「富裕層は福島を離れているが、原子力発電所がない沖縄への移住が急増した」と明らかにした。

 牧野教授は続けて「県外へ移住した人々でさえ出身地を隠さなければならず、大多数は新しい仕事を見つけられず生活に困難をきたしている」として「臨時住宅や避難施設で亡くなった高齢者も多い」と伝えた。 また「放射能汚染にともなう奇形児出産を憂慮して若い女性が妊娠と出産を忌避し、離婚や家庭崩壊の悲劇につながっている」として「このような話をマスコミも詳しく扱わないし、多くの住民も話そうとしない」と伝えた。

 特に牧野教授は原子力中心のエネルギー政策を含めて、環境政策に画期的な変化が必要だと注文した。 彼は「福島原子力発電所事故は世代を越えて伝統文化や衣食住、生活様式とその基盤を根こそぎ破壊した」として「日本政府の原子力発電所技術輸出は遠からず東アジアの伝統文化や生活様式を大規模に破壊する可能性がある」と警告した。

 カント哲学を研究した彼は最近、安重根義士の‘東洋平和論’に関心を持ち、安重根記念事業会委員として活動中だ。

城南(ソンナム)/キム・キソン記者 player009@hani.co.kr」

(http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/1584269.html#more)


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