白夜の炎

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またもや想定外―汚染水処理のどたばた

2011-06-20 14:59:47 | 原発
 汚染水処理が5時間で躓き先行きの展望がなくなってきた。

 ただ宮崎学氏のブログ(http://miyazakimanabu.com/)によればもともと専門家の間では東電の計画を疑問視する声が多かったようだ。

 そして又うまくいかなくなると「想定外」。

 私にとって最も想定外なのは、東電と専門家がこれほど無能かつ無責任だったこと。

 以下に宮崎氏のブログから引用しておくのでご覧ください。

 「友人からの手紙6通目が届いたので、本人の了解を得てこれを紹介する。

 アメリカ・フランスの持ち込んだ長期稼働不可能な装置、小生は2・3日と見ましたが、5時間とは。しかも水処理のプロに言わせれば高濃度汚染水相手に動いたのが不思議だそうで、高濃度汚染水は段階に処理すべきであり、何度も進言したらしいのですが、皆耳が遠いらしく、結局あの始末、政府がメーカーと直取引したらしく、商社を通せば商社は責任上様々な意見を聞いたはず。

 素人が口出しするとこんなもんですヨ。

 4号建屋は震度6~7、又は台風が来ると倒壊の恐れがあるそうです。せめて補強工事位すべきでしょう。

 今第一原発の現場ではゼネコン・東電の社員一番キツい場所で仕事をしているらしく、私の同級生(65歳)迄現場作業を命ぜられ東京からいわき市へと戻って来ました。まさに末期であります。政府のおエライ様方、月に何日かは是非当地にてお過ごし下され。野菜も魚も絶品ですぞ。

 救援物資の集配所だった平競輪場がやっと本来の姿に戻りました。山積だった物資は小中学校で配ったり、スーパーのおまけになりました。

 期限がある物は仕方ないとして缶詰は他に送るべきではと思うのであります。久々に会った競輪仲間と再会し、無事を確かめ合い、帰らぬ人となった人々の無念を思い、黒と白(2番4番車)を絡めて車券を買い、当然外れ。それでも「やっぱし競輪はエエのお」なのであります。

 さて、いわきでは市が大半の空アパート・住宅を借り上げてしまったらしく民間人が困っております。湯本温泉のホテル・宿は大手ゼネコンの貸切りで一杯、他県ナンバーの車が数多く、居酒屋はホクホク、やはりこの町はよくも悪くも原発の町であります。」


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