ようやくまとまったギリシャ救済案だが、Financial Times( http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44314 ) によるとIMFが大幅な変更を要求しているという。
その内容は大幅な債務削減か、現行よりさらに三十年間の返済猶予- これは2053年まで利子も元金も払わないことを意味する - のどちらかになるという。
IMFはこのままではギリシャは返済不能だと判断した模様で、返済不能と判断された案件への融資が内部規約で禁止されている。
今までIMFはヨーロッパ、おそらく中でもドイツに歩調を合わせてきたがここでそれを変え始めたということだ。
こうなると結局ギリシャの市民のNOが正しかったということをIMFが証明するようなものだ。
以前から妥協を促していたアメリカの圧力か、あるいはフランス出身のラガルドがオランドと話した結果なのか、それともその他の理由があるのか。
いずれにせよ今度は一転ドイツが厳しい立場におかれそうだ。
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