白夜の炎

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福島/惨状

2013-03-15 20:22:01 | 原発
宮崎学氏のブログより

「2013年3月10日、原発事故から2年。

テレビ新聞各社、特集番組・記事だらけ。

原発メルトダウンを知って皆逃げて、カラになったNHKや大新聞の支局。

数週間経て、取材に行っても大丈夫かと地元関係者に問い合わせた東京本社支局。

あの時こそ、地元に残り、事実を報道すべきであった。

2、3カ月経って取材に戻っては、今頃何しに来たと言われて当然である。

去年12月末にいわき市庁舎に「被災者出て行け!」とスプレーで大書があった。

心ない者の仕業で情けないとコメントがあったが、私はそうは思わない。

スーパー、コンビニの万引き、車上荒らし、傷害事件が増加。

仮設住民と地元民との数知れぬトラブル。

作業員という名の無法者。交通ルール守らず公徳心のかけらもない連中。

「出てってけろ!」と言いたくなる。

除染作業に不正があったと言う。

落ち葉と土を川に落としたらしい。

監督、元請け、承知の上と言う。

そこで除染の監督員公募、研修会をやることにした。

ところが県OBで満員。他の入る余地無し。

一般人はあとでこれを知る。

間もなく雪が消え、本格的な除染が始まるが、行き場のないゴミは各地各所に蓄積されたまま。

7人~5人でいわきで暮らす。元の住所は被災地でも帰れるはずだが帰らない。

一人10万円、給与、年金は別。家賃ほぼ無し。他いろいろ。

この人達、年収いかほどか。

多分2年で家が建つ。

復興予算に群がるゼネコン、政治家(政治屋か)、街の有力者、銭乞食という言葉を思い出す。

2013年3月10日 
怒るいわきのおじさんより」

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