「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

台風12号、役立たなかったのか”これまでの経験”

2018-07-30 05:29:22 | 2012・1・1
台風12号は、異例の針路をとり、日本列島を東から西へ走り抜けた。屋久島沖で低気圧に変わり停滞する見込み。九州奄美地方はまだ、大雨の予断は許さないが、僕の住む東京首都圏は、大きな被害も出ずに済んだ。台風12号の到来に備え、気象庁から”これまでの経験が通用しない”と警告があった。そう言れても老人二人には困るのだが、早々と雨戸を閉め、テレビの警戒警報に聞き入った。

台風が通過した一夜が明けて、PCの動画を見たら、小田原の国道135線の海岸通りが冠水し、車15台が立ち往生している写真を見た。車の中には救急車や警察のパトロール車まであった。幸い人的被害はなかったが、一大事になるところであった。同じ動画には熱海のホテルの二階のレストランに海水が窓ガラスを破って侵入した写真もあった。二つと満潮時の高波による被害であった。

気象庁は台風の事前警告で,繰り返し高波による被害を警告していた。しかし、僕の聞く限り、満潮時が何時なのかの知らせはなかった。大地震の津波時には主要港の満潮時の予告があるが、今回はなかった。あれば、国道管理事務所で通行禁止などの措置が取られたであろう。国道135線は数年前にも堤防が決壊、冠水して一部で工事中とのと。

台風12号は”これまでの経験が通用しない”台風だったそうだが、やはり過去の体験も必要である。今回も高潮の時間は事前にわかっていたのだから、関係者には台風の推定上陸時間ともども注意があってもよかったのではないか。

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2 コメント

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災害続き (chobimame)
2018-07-30 09:15:33
今年は異常気象に悩まされますね。
今まで岡山などは、災害が殆どない地域だったのに。
今回の台風もですが、過去の経験がないとなかなか予想までして動けないものなのでしょうか。
日本は、地震や台風とは切り離せない国なので、日頃からの周知が必要かも知れません。
判断ミス (kakek)
2018-07-30 13:09:02
chobimame  様
気象台が高潮警報を出しています。海岸沿いのこの地区では、過去に高波の被害にあっています。当然、泥関係者は高潮の時間をつかんでいたはずです。台風の到来時間も気象情報で分かっていたと思います。しかも気象台では”これまでの経験が通用しない”とまで言っています。道路関係者の判断ミスです。こういった判断ミスが最近多くなってます。

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