「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

貴乃花親方の処分と相撲協会のくすぶり

2017-12-29 06:15:45 | 2012・1・1
貴乃花親方が昨日の相撲協会の臨時理事会で横綱日馬富士への傷害事件について自分が巡業部長でありながら協会へすぐ連絡を取らなかったなどの理由で理事から役員待遇へ二階級降格の処分を受けた。ただ、正式な決定は来週、年が明けた1月4日、協会審議会の審議を経てのことだという。協会の内規によるものだが、またまた”先送り”かという感は免れない。

民放テレビの番組を見ていると、恐らく審議会でも二階級降格は承認されるようだが、おかしいのは八角理事長が記者の質問に答える形で、貴乃花親方は役員待遇に降格になっても、2月に予定されている理事選挙に立候補の資格があると述べていることだ。貴乃花親方は正式に立候補するといっていないのに言わずもがなの発言である。テレビ番組の解説者によると、貴乃花親方が理事選に出れば当選は確実だそうだから、今回の処分は、何のことはない。実効わずか数か月の処分にすぎない。

貴乃花親方がマスコミに対して”ダンマリ”戦術を通しているので、はっきりした意向は判らないが、現在の協会執行部に反対であるのは、今回の一連の協会への”反抗”言動からうかがえる。多分、マスコミの読むシナリオ通り、2月の理事選挙で理事に帰り咲き、さらには3月の理事長選挙にも影響してこよう。おそらく、誰でもが心配しているのは、今回の騒ぎで見せた貴乃花親方の”かたくなな”言動である。これでは、誰が理事長になっても協会の内紛はおさまらない。
                                                            
                                                           

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