”博物館の学芸員はガン”など失言癖の多い山本幸三元自治大臣が、今度は”なんで、あんな黒いのとつき合うのか”と失言した。すぐ発言を撤回したが、度重なる失言、この政治家の頭のどこかに、自分が一番偉くて他人を蔑視する偏見があるのではないか。
アフリカは日本からは遠く、確かに関心度は薄い。僕の場合はアフリカで1年に一挙に16か国が独立した1960年の”アフリカの年”の時代、新聞社の外信部に勤務していたし、1990年代、JICA(国際協力事業団)の研修監理員として、直接、スーダン、ケニア、ナイジェリア、コンゴ、レソトなど十数か国の研修員と接して一般の人よりはアフリカ通である。しかし、国連加盟53か国の名前をとっさに言えといっても半分程度である。
”アフリカの年”以前の日本人のアフリカ認識といえば、当時、産経新聞に連載され人気のあった、日本人少年とマサイ族との間のジャングルの中の冒険物語「少年ケニア」(山川惣ニ)程度であった。団塊の世代の山本大臣が「少年ケニア」を読んだかどうか知らないが、山本大臣の発言は半世紀前の「少年ケニア」の感覚である。米国のオバマ前大統領の父方のご先祖がケニア出身であることは大臣はご存知だと思うが。
わが国は音頭をとって隔年にアフリカ開発会議(JICAD)を開催、今年も安倍総理と岸田外相(当時)がナイロビの総会に出席している。このところ、立ち消えになっている国連安保理常任委員会入りにはアフリカ53国の票は必須である。元閣僚とはいえ、山本氏の失言は信じられないし許せない。
アフリカは日本からは遠く、確かに関心度は薄い。僕の場合はアフリカで1年に一挙に16か国が独立した1960年の”アフリカの年”の時代、新聞社の外信部に勤務していたし、1990年代、JICA(国際協力事業団)の研修監理員として、直接、スーダン、ケニア、ナイジェリア、コンゴ、レソトなど十数か国の研修員と接して一般の人よりはアフリカ通である。しかし、国連加盟53か国の名前をとっさに言えといっても半分程度である。
”アフリカの年”以前の日本人のアフリカ認識といえば、当時、産経新聞に連載され人気のあった、日本人少年とマサイ族との間のジャングルの中の冒険物語「少年ケニア」(山川惣ニ)程度であった。団塊の世代の山本大臣が「少年ケニア」を読んだかどうか知らないが、山本大臣の発言は半世紀前の「少年ケニア」の感覚である。米国のオバマ前大統領の父方のご先祖がケニア出身であることは大臣はご存知だと思うが。
わが国は音頭をとって隔年にアフリカ開発会議(JICAD)を開催、今年も安倍総理と岸田外相(当時)がナイロビの総会に出席している。このところ、立ち消えになっている国連安保理常任委員会入りにはアフリカ53国の票は必須である。元閣僚とはいえ、山本氏の失言は信じられないし許せない。
未だにフランスなどに行くと黄色人種は、カフェの1番悪い席に案内されたりするそうです。
この大臣は、外国でそんな体験をしたら猛烈に怒るはずです。
だれしもが自力で変えられない事を大声で謗られて愉快な気分になる人はいません。
ましてこの男は大臣です。
そんな立場の人がこの発言。
情けないですね。
こんなバカな政治家がいるから、まともな外交も出来ないのです。
日本人の始まりです。
政治家を辞めさるべきです。
僅か55年前、僕が初めて外国旅行をしたとき、英国の殖民地であった香港とバーレーンでは、日本人はその地で一番のホテルには泊まれませんでした。西欧では依然として黒人に対する差別があります。しかし、歴史的にまったく接触のない日本人、それも政治家がいまだにこんな偏見があるとは驚きです。