「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

”神隠し”にあったフランス人女性

2018-11-07 05:03:35 | 2012・1・1
杤木県日光に観光にきたフランス人女性(37)がパスポートをホテルに置き軽装で外出したまま行方不明になってから100日経つ。地元であ警察消防を中心に懸命な捜索を続けているが、杳(よう)として手掛かりがない。女性の家族は先月、パリのエリゼ宮で開かれた安倍総理とマクロン大統領との首脳会談の会場まで行き、早期発見を直訴している。

わが国には”神隠し”という言葉がある。子供などが突然、姿を消すことで、昔、村人たちは山の神にさらわれたのではないかと、鐘や太鼓を叩いて探し回った。今は科学的な手法で奥山までドローンを飛ばして捜索している。僕はJICA(国際協力機構)の仕事をしていた時、年に数回、日光へ行ったが、普通、観光ならば東照宮が中心で道に迷うことはない。

困ったときには”神頼み”という言葉もある。どうだろうか。この夏、山口県周防大島で行方不明になっていた幼児(2歳)をボランティア捜索活動中、発見した九州の尾畠春夫さん(78)に捜索活動の一員として参加してもらっては。人の噂も75日。事故を風化させないため、尾畠さんの出馬を仰ぎたい。中米のグアテマラで日本人女性が殺されている。わが国は治安の良さでは世界で一二である。しかも代表的な観光地、日光で起きた不明事件である。今は紅葉の真っ盛り、解決させたいものだ。


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