「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「感染拡大要警戒」より渡航制限緩和による海外リスク

2020-07-04 08:01:57 | 2012・1・1

小池百合子都知事がコロナウィルス感染者数の急増を受けて先日都内に「感染拡大要警戒」を出した。その警戒にも関わらず昨日3日の都内の感染者数は124人と緊急事態宣言解除後最多を記録した。「東京アラート」をはじめ色々知事が出す言葉遊びの「警報」慣れしまったのか僕はあまり驚かない。

それに都の毎日の発表は感染者の多くは都内の新宿、池袋など”夜の繁華街のホストクラブやキャバクラの関係者で積極的に検査を実施した結果、陽性と判明したという。”積極的な検査”がなければ判明しなかったともとれ、素人の僕がみても随分とおかしな話だ。新規患者が実際に増えているのかどうなのか。

こんな情勢の中で政府は本格的な経済活動再開に備えて海外諸国との間の渡航制限を緩和する動きが出はじめてきた。すでにベトナムとの間で合意し、豪州、ニュージーランドとの間で協議がはじまている。しかし、わが国との間の輸出入上位の米国では依然として毎日の新規感染者数は4万人も出ている。日本とは文字通り違う。第二波、第三波の到来が強く心配される国が依然として多い。安易に渡航緩和におるべきではない。