「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「安保関連法案」 自民党も院外活動を!?

2015-08-26 05:16:34 | 2012・1・1
昨日もまたテレビの国会中継におつきあいしてしまった。参院の特別委で「安保関連法案」を審議していたが、午前中質疑に立った自民党の森まさこ、大沼みずほ両議院の質疑が解かりやすくてよかった。お二人は子を持つ母親の立場から、法案が「戦争法案」「徴兵法案」でないことについて政府の説明を求めた。与党議員の質疑で”やらせ”であり”よいしょ”の気味はあったが、法案の誤解を解くには役立った。、ろう
不愉快だったのは、民主党の福山哲郎議員(幹事長代理)の質問内容と態度であった。冒頭から例によって総理の私生活について、一くさり文句を言ってから自衛隊隊員の安全について質問を始めたが、重箱のスミをつつくような内容のため審議が何回もスットプした。結局、午前の会議は審議が進まず、委員長”預かり”で終わってしまった。僕の目には、質疑席にいる福山議員は、この混乱に対して、時には顔に笑みを浮かべ、政治ゴッコを楽しんでいるように見えた。

国会前で法案反対の集会が連日続けられているようだ、先日フジテレビの安藤優子キャスターが夕方のの報道番組の中で、この集会を直接ルポしていた。これを見たら、集会に集まるのは常連の学生のほか、勤め帰りのサラリーマンもあり、休日には子供連れも集まるという。確かに60年安保、70年安保闘争の時とは違う。画面には参加者と警備のお巡りさんが談笑している場面さえあった。

集会では「戦争法案」「徴兵反対」のプラカードが目立つが、果たして戦争が何なのか、徴兵が何なのか存じているのだろうか。まだ、この人たちは集会に足を運ぶだけに政治に関心はあるが、ほとんどの国民は「安保法案」について無関心だ。僕は森、大沼両女性議員の質問を聞いて、自民党は国会だけでなく院外でももっと法案について誤解を解く活動が必用だと感じたが。